世界の動き 2023年11月15日 水曜日

今日の言葉:
「七五三」
 今日は七五三だ。英語でどう言うか?
 七五三は日本独自の子供の成長を祝い祈念する行事のため、七五三はそのまま「Shichi-go-san」と表現されるケースが多い。
 七五三を英語で説明するときは「Shichi-go-san is a Japanese traditional event to celebrate the growth of children. Boys celebrate when they’re five years old, and girls celebrate at three and seven years old.(七五三は子供の成長を祝う日本の伝統行事です。男の子は5歳、女の子は3歳・7歳で祝います。)」とでも言えば良さそうだ。
 昔はこの時期、和服を着た女の子やブレザーを着た男の子を沢山見かけたが、最近は少なくなった気がする。これも少子化のせいだろうか。
 さて、自分の七五三はどうだったか、全く思い出せない。親は苦労して神社へ行き食事をさせてくれたのだろうが。そんなことを話しあおうにももう両親はいない。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.イスラエルが接近する中、乳児たちはアル・シファ病院に残る
【記事要旨】
 ガザの主要病院複合施設であるアル・シファは数日間停電している。 病院関係者らは、未熟児約30人の命を維持するために必要な保育器に電力が供給されていないため、現在、その命が脅かされていると警告している。
 ガザ保健省によると、先週戦闘がアル・シファに近づくにつれ、避難している6万人以上の住民の多くが避難した。 しかし、乳児の健康状態は脆弱であるため移動が困難であり、軍隊が進入する前に民間人を空にするというイスラエルの目標は困難になっている。 イスラエルと米国の当局者は、この病院にはハマスの地下司令センターがあると主張しているが、ハマスと病院関係者はこの主張を否定している。
 イスラエル軍は月曜遅く、乳児の避難を支援するため移動式保育器と人工呼吸器の配備に取り組んでいると発表したが、詳細は不明のままだ。

最新の動き:
 イスラエルは、ガザ地区の主要小児病院内から撮影されたビデオを公開し、医療センターで見つかった武器や爆発物と、軍が人質を収容していた地下室を映していると主張した。 ガザ保健省は、示された地下室は「空爆から逃げる人々のための」避難所として使用されていたと述べた。
 ガザの医療当局によると、アル・シファでは遺体が腐敗し始めたため、数十の遺体を施設内に埋葬した。
 金曜日の朝、少なくとも4発の攻撃がアル・シファを襲い、少なくとも3発の飛翔体はイスラエルの弾薬だったようであることが、タイムズの分析で判明した。
 約40の政府機関を代表する500人以上の役職員が、ガザ戦争におけるイスラエル支援に抗議する書簡をバイデン大統領に送った。一方、 数千人がイスラエルとの連帯を示すためにワシントンに結集した。

【コメント】

 毎日同じ記事の繰り返しだ。嗚呼!

2.気候変動への取り組みは「ほんの小さな一歩」にすぎないと国連は言う
【記事要旨】
 各国政府がこれまでに行った約束に関する新たな報告書を要約し、各国は温室効果ガス排出抑制に向けて「小さな一歩」しか講じていない、と国連高官は述べた。
 報告書によると、もし各国が地球温暖化を抑制するために約束したことを実行した場合(大きな仮定ですが)、排出量は現在から2030年までに2010年のレベルと比較して9%増加するだろう。 この数字は昨年の状況よりわずかに改善するが、そのような調査結果は、今月ドバイで開催される年次国連世界気候交渉での議論の中心となる可能性が高い。
 サウジアラビアの研究者らによる別の研究では、もし温暖化が予測されているレベルで起こった場合、すべての国が気候目標を達成できても、同国は食糧と水の供給、そしてメッカ巡礼中の宗教巡礼者の健康を脅かす「存亡の危機」に直面する可能性があることが判明した。
【コメント】
 ほんの小さな一歩はbaby stepsとなっています。
 これだけ理論的な根拠が薄弱な問題に巨額の資金が投入されているのはいまだに理解でき無い。日本が本気でCo2削減を進めたいなら休止中の原発を早く再開するのが現状では最善策だが、そうは進んでいかない。

3.ロシア、ジャーナリスト殺害に関与した男性を恩赦
【記事要旨】
 プーチン大統領は、ウクライナでの奉仕の見返りとして、ジャーナリスト殺害を組織した罪で有罪判決を受けたセルゲイ・ハジクルバノフ氏を恩赦したと、彼の弁護士が昨日発表した。 これは、ロシアで注目を集めた犯罪者に対するこうした一連の猶予措置の最新のものだった。
 ジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤは、1990年代のチェチェン戦争中の人権侵害の報道でロシアで最も評価の高い人物の一人となっていた。 彼女は2006年にモスクワのアパートのエレベーターで射殺され、ロシア内外に衝撃を与え、国内での報道の危険性の増大を浮き彫りにした。
【コメント】
 やくざの世界の動きのようだ。親分の指示で厄介な者を殺した子分が、ほとぼりが冷めたら親分から再度取り立てられる。そういう話だ。やくざ国家ではなんでも起きる。ジャーナリストは本当に命がけだ。

その他記事より:
・米中会談を控えて
 With Xi Jinping, China’s leader, headed to the U.S., Chinese propaganda about America has softened.
 Ahead of the meeting between Xi and President Biden today in San Francisco, the U.S. tempered expectations for breakthroughs.
・米国でインフレが鎮静化
 Inflation in the U.S. cooled more than expected, encouraging travelers and most likely reducing the need for rate increases by the Federal Reserve.
・ドイツ政府の風力発電企業支援
 Germany agreed to a $16.2 billion rescue package for Siemens Energy, a major manufacturer of wind farms and a critical player in its energy transition.

2023年11月15日 水曜日

世界の動き 2023年11月14日 火曜日

今日の言葉:
「break bread」
パンを割る。バイデン習会談の記事で使われている言葉だ。
もともとはキリストがパンを祝福して弟子や人々に分け与えた聖書の話に起因する。What did breaking bread mean?
He wants to become our food in the Eucharist, where His disciples once again gather for a family meal together. Breaking the bread together literally means becoming one body in Christ, an unbreakable family bond, not just with one another, but also with God.
一緒に食事すれば敵対出来ないという考えもある。
What is break bread slang for?
Have a meal, eat. For example, It’s hard to remain enemies when you’ve broken bread together.
日本でも「飯でも食べて話そうか」という言い方もありますね。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.バイデン氏と習氏の会談を展望する
【記事要旨】
バイデン大統領と中国の習近平国家主席は明日会談する予定で、両者は関係維持を目指し、ビジネスリーダーらが雪解けを注視している。
首脳会談によって、世界最大の経済大国である米国と中国の間の対立が解消されるわけではない。 しかしこれは、貿易摩擦や報復制裁、台湾の将来に関する疑問にもかかわらず、バイデンと習氏が関係を継続したいと考えていることの表れだ。
米国当局者らは、米国と中国がゼロサムのライバルではなく競争相手であることを強調するのに苦労している。 サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は両国を「経済的に相互依存している」と呼び、イエレン財務長官は経済的分離は「世界的に重大な影響を与えるだろう」と警告した。
米国は、昨年のペロシ下院議長の台湾訪問後に途絶えていた中国との軍事コミュニケーションを再開したいと考えている。 米国はまた、中国が供給源であるフェンタニル密売だけでなく、気候変動を阻止する取り組みでも協力を求めている。
多くの西側企業は、中国での事業運営がますます困難になってきていると述べているが、習氏にとってそれは問題ではないかもしれない。 中国の指導者が米国の最高経営責任者らとパンを割るbreaking bread映像は、国内の聴衆にとっては十分価値がある。
習氏の政権初期の演説集は、トランプ政権で中国と米国の関係が急落する前から、中国の台頭が 西側のライバルからの反発を促すだろうというほぼ運命論的な確信を表明してきたことを示している。
【コメント】
米国は中国との関係改竄に熱心だ。イエレンが、そしてサリバンが訪中し地慣らしをしてきた。日本は独自の外交的視点を持たないと、米国の尻馬に載っている高だと、いつ梯子を外されるかわからない。要注意だ。

2.イスラエル軍、ガザの主要病院に到着
【記事要旨】
ガザ保健当局者によると、イスラエル軍車両は昨日、包囲されたアル・シファ病院複合施設の門まで進軍した。
何百人もの患者と何千人もの避難民のために医薬品と食料が不足している。 看護師長や保健当局者によると、電気も燃料もなく、数十の遺体が腐敗しており、病院職員らは、使わなくなった保育器から取り出した後、未熟児を温めようとしている。 看護師長は、生命維持装置を付けられている患者が酸素不足で死亡していると語った。 国連人権高等弁務官は、電力喪失により少なくとも12人が死亡したと発表した。
イスラエル当局者らによると、ガザ市にある約12エーカーの敷地内にある複合病院の地下には、戦争の主な標的の一つであるハマスの巨大な地下司令センターがあるという。 ハマスと病院の医師らはそのような司令部の存在を否定している。
【コメント】
ハマスの地下司令部の存在はイスラエル軍の病院占領で明らかになるだろう。イスラエルの暴虐かハマスの詭弁か、いずれかが明確になる。
ガザ北部の病院はすべて機能を停止したらしい。停戦の実現に今回の動きが役立つことを期待したい。

3.フィリピン、残忍な麻薬戦争の批判者を釈放
【記事要旨】
フィリピンは最も有名な政治犯レイラ・デリマを保釈した。 彼女は数千人が殺害されたロドリゴ・ドゥテルテ元大統領の残忍な麻薬戦争に対する反対派の公の顔だった。
ドゥテルテ大統領の麻薬撲滅運動に関して複数の捜査を開始した元上院議員デリマは、投獄されている麻薬密売人から賄賂を受け取った容疑で起訴された。 彼女は有罪判決を受けることはなかったが、2017年2月から拘留されていた。
デリマ氏の釈放は、海外でのフィリピン政府のイメージを改善する可能性が高い。 多くの西側議員がフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領に彼女の釈放を嘆願しており、同大統領は西側諸国政府との同盟関係を深めることを外交政策の基礎に据えている。
【コメント】
それにしても長く拘置されていたものだと思う。マルコス政権の民主化政策の一環と考え、歓迎したい。

その他記事より
・米はインドネシアとの関係を深める
President Biden and President Joko Widodo of Indonesia planned to announce a new strategic partnership as tensions with China rise in the region.
・英国でキャメロン元首相が外相に就任
President Biden and President Joko Widodo of Indonesia planned to announce a new strategic partnership as tensions with China rise in the region.
(以下にBBCのニュースを引用します。
『イギリスのリシ・スーナク首相は13日、数々の発言が与野党や政府内外から批判されていたスエラ・ブラヴァマン内相を解任し、後任にジェイムズ・クレヴァリー外相を任命した。外相の後任には、デイヴィッド・キャメロン元首相が選ばれた。
ブラヴァマン氏は、英紙タイムズへの8日付寄稿で、ロンドン警視庁が抗議運動で「二重規範」による取り締まりを行っていると指摘。右翼やナショナリストの抗議者は「厳しい対応を取られる」のに対し、「親パレスチナ派の暴徒」による違法行為は「ほとんど見過ごされている」と述べた。内相の投稿内容は事前に官邸の了承を得ていなかった。また、タイムズ紙によると、官邸が求めた修正を内相が拒否し、そのまま掲載したという』)
・エネルギー問題の解決には
The U.S. is betting on small nuclear reactors to address a big climate problem.
A group of start-up companies is trying to ignite fusion energy.

2023年11月14日 火曜日

世界の動き 2023年11月13日 月曜日

今日の言葉:

「サーバー攻撃」Bloombergの記事より。

 『港湾サービス会社DPワールドは、サイバー攻撃により大規模な操業停止を余儀なくされたオーストラリア港湾施設の復旧に苦戦している。同国政府の危機管理会議が週末に開かれたが、年末のホリデーシーズンを前に数万個のコンテナが立ち往生している。

  12日にオーストラリア政府が発表したところによると、DPワールドの情報技術(IT)システムが10日にハッキングされて以来、インターネットから切断されたままになっているため、4つの主要港での操業停止はさらに数日間続く見込みだ。DPワールド・オーストラリアは身代金の要求を受けておらず、どの組織の犯行か把握していないと、同社幹部は発言した。

  先週には、資産規模で世界最大級の銀行、中国工商銀行(ICBC )が身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」によるサイバー攻撃を受け、米国債の取引決済のクリアリング業務が広範にわたり遂行できなくなった。これはロシアのハッカー集団によるもののようだ。』

 日本企業や政府機関は十分ハッキングに備えておかないと甚大な被害を被ることになる。先日のトヨタのシステム障害の理由も明らかになっていない。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.ガザの病院の状況が悪化
【記事要旨】
 パレスチナ赤新月社は昨日、停電と燃料不足がガザの医療施設に大打撃を与え続けているため、ガザ市のアルクッズ病院が「もはや稼働していない」と発表した。 ガザ支援団体は、1万4000人以上の避難民が避難していると発表した。
 この発表は、ガザ人にとって新たな病院が利用できないことを意味した。 金曜日には、隣接する他の4施設、ランティシ小児病院、アル・ナスル病院、さらに2つの医療センターが避難した。 イスラエルの地上侵攻は、数万人の民間人に避難場所を提供してきた施設に徐々に迫っている。 イスラエルは、これらの場所は下のトンネルでハマスの軍事作戦を遮蔽していると主張している。
 ガザの主要病院であるアル・シファの状況も悲惨である。 数千人の重病人や負傷者、避難民が屋内に閉じ込められており、イスラエル軍の戦車と軍隊が敷地を取り囲んでいる。 ガザ保健省や医師、屋内に避難している一部の目撃者らによると、狙撃兵が時折発砲するという。 近くでは、激しい接近戦が行われている。
 世界保健機関は昨日、アル・シファとの連絡が途絶えたと発表した。ガザ保健省は前日、保育器に入っていた未熟児を含む少なくとも5人の負傷患者がこの攻撃による停電で死亡したと発表した。
 バイデン大統領の国家安全保障問題担当補佐官は昨日、ハマスがこうした民間施設を戦闘員の収容や武器の保管に「人間の盾」として使用しているというイスラエルの見解に同意すると述べたが、昨日イスラエルに対し、ガザ地区の病院で戦闘しないよう警告した。
 ネタニヤフ首相は昨日、戦後ガザに対する軍事的責任を負えるのはイスラエル軍だけであり、西側支援のパレスチナ自治政府が将来行政的な役割を果たすとは考えていないと述べた。 同氏の発言は、イスラエルによるガザ「再占領」を支持しないバイデン政権と対立しているように見えた。
 昨日フランス全土の都市で数万人が抗議活動を行い、同国のユダヤ人との連帯を示し、10月7日のハマスによるイスラエル攻撃以来全国的に拡大している反ユダヤ主義行為を非難した。
【コメント】
 ガザ北部はイスtラエルが制圧したようだ。北からの住民が非難しているガザ南部でもハマスへの掃討戦が始まればますます多くの住民に死傷者が出るだろう。一度動き始めた戦争の歯車は誰にも止められ無い。

2.米国は中国との新たな対話を期待
【記事要旨】
 バイデン大統領の最高軍事顧問は金曜日、中国の大統領に宛てた書簡の中で、当時議長を務めていたナンシー・ペロシ氏の台湾訪問に抗議して中国政府が昨年停止していた軍間の連絡を再開することに米国は前向きであると述べた。
 この書簡は、今週のアジア太平洋経済協力会議に合わせて予定されているバイデン大統領と中国の最高指導者習近平との会談に先立って提出された。 米当局者らは両首脳が現地で軍事対話の再開を発表することを期待している。
 南シナ海では、20年以上にわたり、小さな岩礁に座礁した第二次世界大戦時代の朽ち果てた船シエラ・マドレ号は、中国に対するフィリピンの抵抗の象徴となった。 中国との海での衝突が何度もあった後、フィリピンは、船にまだ駐留している少数の人々に物資を補給する任務中、ニューヨーク・タイムズの記者たちにまれな立ち入りを許可した。
【コメント】
 1995年に中国がフィリピンのEEZ内にあるミスチーフ礁に建造物を作ったのに対抗して、船はフィリピンの領有権を主張するため1999年に人為的に座礁させたものだ。フィリピン軍の兵士10人が3-6か月の任期で駐在している。
 フィリピンは中国の圧力に出来る範囲で対抗してきたことがわかる。事なかれ主義でその場を凌いでいる我が国とは大きな差がある。

3.ミャンマーの反政府勢力が軍に対して重要な勝利を収める
【記事要旨】
 ミャンマーの3つの民族反乱軍の連合である同胞同盟は、過去数週間で国の軍事政権からいくつかの主要な都市を占領した。 2021年にクーデターで権力を掌握した軍事政権にとって最大の挑戦となっており、その成功は軍の支配が伸びきっていることを示す最新の証拠となっている。
 先月末にシャン州で始まった同盟の作戦は、国内の他の場所でも抵抗勢力を活性化させ、いくつかの町や軍事前哨基地も占領した。
【コメント】
 タイや中国と国境を接し、無法状態にある巨大なシャン州には、NUGと連携しなかったグループが複数いる。世界有数の違法麻薬の生産地としてよく知られているであろう同州は、近頃、カジノや詐欺センターといったビジネスで活況を呈しつつあり、反政府勢力の資金源になっている。
 国軍は経済封鎖で勢力が弱まっているようだ。このまま進むと、国が2分する危機が迫っているようだ。

その他の記事より:
・ネパールの空港
 After a New York Times article about the cost and quality of an airport built by China, Nepal is investigating.
・アイスランドの火山活動
 An Icelandic town was evacuated after earthquakes signaled a possible volcanic eruption.
・危機の白トリュフ
 Climate change has come for white truffles, one of the world’s most sought-after delicacies.

2023年11月13日 月曜日

冬支度

今日東京大田区の最高気温は12℃だった。
いま街を歩いてきたら、ダウンを着ている人が多くて驚いた。数日前に夏日だと思ったら、秋を飛ばして冬が来た。

近所のモミジ葉フウノキは、まだ緑の葉をつけている。例年であれば半分ほど散っている頃だ。イチョウもまったく色づいていない。神宮絵画館前の黄金のイチョウ並木のニュースも聞かない。

本格的な冬支度の季節が来たようだ。
prepare for winter とか get ready for winter と英語で言うと感じが出る。米国ではThanksgivingからChirismasまでは多くのファンドマネジャーが休みを取る。11月23日はもうじきだ。

これまでに稼ぎが良かったマネジャーはもう休暇モードだろう。稼ぎが悪かったマネジャーはもうひと頑張りしないとボーナスと来年の雇用が危なくなる季節だ。

さて当方は何をしようか。とりあえず、車のタイヤを冬用に履き替えないといけないな。

2023年11月12日 日曜日

星条旗新聞社 

 今朝病院へ車で行く際に予約までの時間つぶしに青山墓地付近に駐車していた。朝8時過ぎだ。すると突然大きな爆音をあげて米軍のヘリコプターが3機着陸してきた。青山公園や新国立美術館に隣接する一等地に星条旗新聞社と言う米軍施設があるのは聞いていたがヘリが着陸するのを間近で見るのは初めてだった。3機が着陸できるヘリポートとは結構な大きさだ。

 すさまじい爆音を聞きながら沖縄の米軍基地の問題を思った。多くの沖縄県民がこのような爆音に日常的にさらされているのだろうか。普天間基地の移設の遅れは。まるで玉城知事の無理筋な遅延策によるものだという保守系の論も目立つようになっているが、知事が反対する基本は、基地の新設には多くの県民が反対だと言う感情によるものだ。こんな爆音を聞かされるのは御免だという県民の意志だ。先日は米軍の高官が「辺野古の基地は必要なのか?」という発言をしたとの報道があった。ドローン攻撃や電磁戦がウクライナ・ロシア戦争の主役になっている。オフィス街ではリモートワークの普及でオフィスビルの空室率が増加している。WeWorkは倒産に至った。巨大な米軍基地は既に時代遅れかも知れないのだ。沖縄の米軍基地の再編について我が国はもう少し発言権を強めてもらいたいものだ。

 沖縄だけではない。東京上空は、横田基地の米軍機の離着陸に支障が無いように横田空域で規制されているそうだ。先日、上川外相はイスラエルとハマスの騒乱で、ハマスを非難し、米国の姿勢への強い支援を示した。こうした無条件の支援の姿勢をずっと取って来ても、米軍基地の削減や地位協定の改訂は遅々として進まない。

 米国は大事な同盟国だ。しかしながら、軍事・外交での是々非々の態度を取ることが日本への信頼性を高めると考える。国益を優先しない政府の姿勢は政権の更なる支持率の低下につながるだろう。

2023年11月11日 土曜日