今日の一言
「開花ウィーク」
昨日散歩の途中で、桜坂の桜が一輪咲いていた。東京での開花宣言も間近だと思われる。季節は良いが、政治経済環境はどんよりしている。空気の中に花粉が充満しているようだ。気分の晴れない春だ。
ニューヨークタイムズ・ニュースレターより
1.ラテンアメリカはキューバを見捨てつつあるのか
【記事要旨】
かつてキューバは、ラテンアメリカ左派にとって「革命の象徴」だった。しかし現在、経済崩壊と燃料不足に直面するキューバを、地域の国々は以前のようには支援していない。
●支援縮小の背景
– 右派政権の台頭により、キューバは「革命の象徴」ではなく「権威主義の失敗例」と見られつつある。
– 左派政権のブラジル、メキシコ、コロンビアでさえ、米国(トランプ政権)の制裁を恐れ、緊急の燃料支援を控えている。
– これは地域政治の大きな転換点だ。
●キューバの孤立
– 主要な石油供給国だったベネズエラが供給停止。
– ニカラグアはキューバ人のビザ免除を停止、エクアドルは外交官を追放。
– 医師派遣プログラム(外貨獲得源)も複数国で終了。
●メキシコとブラジルの変化
– 歴史的にキューバを支えてきたメキシコは、米国の関税圧力で石油輸出を停止し、食料・医薬品に切り替え。
– ブラジルも同様に人道支援のみに縮小。
– 国内世論もキューバ支援に懐疑的で、未払い債務や人権問題が反発を招いている。
●経済崩壊と移民流出
– 2020年以降、275万人がキューバを脱出。
– 米国の移民規制強化により、ブラジルやメキシコが主要な移住先に。
– 2025年には、ブラジルでキューバ人が最多の難民申請者となり、キューバ体制の失敗を象徴する現象と受け止められている。
●右派の台頭と反キューバ感情
– エルサルバドルのブケレ大統領など、地域の右派指導者が勢力を伸ばし、キューバ批判を強めている。
– トランプ政権主催の会合では、キューバ政府が「崩壊寸前」と称賛される場面も。
【コメント】
ラテンアメリカは、かつての「革命の兄弟国」キューバを支える姿勢から大きく転換しつつある。経済危機、移民流出、米国の圧力、地域での右派の台頭が重なり、キューバは再び深い孤立に追い込まれているようだ。
トランプは“I do believe I’ll have the honor of taking Cuba.”と発言している。
2.イスラエルがイランの最高安全保障責任者を殺害したと発表
【記事要旨】
イスラエル軍は、イラン国家安全保障最高評議会議長で事実上の最高指導者だったアリ・ラリジャニを、テヘラン近郊での夜間空爆で殺害したと発表した。ラリジャニは軍強硬派と穏健派の橋渡し役として知られ、その死はイラン軍部の権力強化につながる可能性が指摘されている。
●イラン側の反応
– イラン高官は「ラリジャニ死亡の連絡を受けた」と述べ、政府内は深い衝撃と“イスラエルは指導部全員を殺害するまで止まらないのでは”という不安に包まれているという。
– イスラエルは同時に、革命防衛隊系民兵組織バシジの司令官ゴラムレザ・ソレイマニ准将も殺害したと主張。
●米国・国際情勢の動き
– 米国の対テロ高官が辞任:イラン戦争への反対が理由で、「イスラエルがトランプを戦争に引きずり込んだ」と批判。
– トランプ大統領:イランへの地上軍投入も辞さず、「ホルムズ海峡を開くために同盟国の助けは不要」と発言。
– 米国はイラン軍関連のタンカーがロシア産石油を輸送・販売することを黙認。
– 米中首脳会談は戦争の影響で延期へ。
【コメント】
イスラエルを止めることは出来ない。トランプでさえも。そういう状況だ。
3.パキスタンがカブールを空爆
【記事要旨】
パキスタン軍がアフガニスタンの首都カブールを空爆し、薬物リハビリ施設が直撃されて数十人が死亡した。ここ数週間で3回目のカブール空爆だ。
●パキスタン側の主張
– 空爆はパキスタンが実施したと認めたが、「標的は弾薬庫だった」と説明。
●タリバン側の反応
– タリバン報道官は、「アフガニスタンは報復する」と強く非難。
【コメント】
世界中でタガが外れてきたようだ。外した張本人のトランプ氏は、パキスタンとアフガニスタンの戦争が下火になれば、自分の成果として誇示することだろう。
その他のニュース
・ナイジェリアで、大学病院と2つの市場で爆弾が爆発し、少なくとも23人が死亡、100人以上が負傷した。当局者は、この攻撃はボコ・ハラムによる自爆テロだと断定した。
・右派のIT億万長者ピーター・ティールはローマで反キリストに関する講演を行い、異端の疑いをかけられている。
・カナダのマーク・カーニー首相は、中国、インド、カタールとの同盟関係を模索する一方で、人権問題には目を向けていない。
・銃器は、店舗、銃器見本市、ウェブサイト、アプリなどを通じて、米国からメキシコの麻薬カルテルに供給されている。
2026年3月18日 水曜日 曇り
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