今日の一言
「ニューヨークのホテル投資」
昨夜、テレ東(だと思うが)のニュース番組で、森トラストがニューヨークで高級ホテル(確かEquinoxというHudson Yardにある新興ホテル)を5億ドル(確か)で買収するという報道があった。記憶が不確かなのは、珍しく痛飲して帰宅したためだ。
今朝、詳細を調べようと米国のメディアを調べたが何も報道がない。バブル期の米国不動産投資で懲りた日本勢が、また国際展開を図っているのは確かなようだ。
当方、ニューヨークの不動案会社で2年勤務した経験あるので、詳細が分かり次第詳報したい。
ニューヨークタイムズ電子版より
1.トランプ政権と「ドンロー・ドクトリンDonroe Doctrine」
【記事要旨】
– 西半球への強い関心
トランプ政権は2期目冒頭から、パナマ運河の占拠やグリーンランド併合、カナダの州化などを公約し、メキシコ湾を「アメリカ湾」と改名するなど、西半球に強い支配意欲を示した。
– 経済的介入
ブラジルに対して制裁を課し、アルゼンチンには200億ドルの救済策を提供するなど、同盟国への圧力と支援を使い分けている。
– 軍事的存在感
世界最大の空母をベネズエラ近海に派遣し、1万5000人の米軍兵士を駐留させるなど、ラテンアメリカへの軍事的関与を強化している。
– 外交政策の転換
米国の外交は「西半球重視」へと急転換しており、これは「ドンロー・ドクトリン」と呼ばれる。モンロー主義を現代的に再解釈し、西半球を米国の勢力圏とみなす姿勢が強調されている。
– 中国・ロシアとの競合
中国はラテンアメリカで資源投資や市場拡大を進め、ロシアもベネズエラやキューバに拠点を置いている。米国はこれに対抗する形で地域への影響力を強めている。
– ベネズエラ問題
最大の焦点はマドゥロ政権への対応。米国は「麻薬テロリスト排除」を名目に軍事行動を検討しているが、真の目的は隣国支配にあるとの見方もある。両国は緊張状態にあり、戦争の可能性が懸念されている。
【コメント】
「ドンロー・ドクトリン」は、モンロー主義をトランプ流に再構築し、西半球を米国の勢力圏と位置づける政策だ。経済制裁・支援、軍事展開を通じてラテンアメリカへの影響力を強化し、中国・ロシアとの競合を意識している。最大の不確定要素はベネズエラへの軍事介入の有無である。
信頼できる隣人たるカナダとメキシコとの関係改善なしには、ドンロードクトリンは机上の空論だ。
2.サウジアラビア皇太子、ワシントン再訪
【記事要旨】
サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は本日、久々にホワイトハウスを訪問する。7年前、サウジアラビア工作員がイスタンブールでワシントン・ポスト紙のコラムニスト、ジャマル・カショギ氏を殺害し、遺体をバラバラにした後、皇太子は一時、国際的なのけ者となった。
しかし、ここ数年でムハンマド皇太子は、アメリカの政治家や企業のトップが無視できないほどの権力を握るようになった。また、トランプ大統領は、一族がサウジアラビアに重要な事業権益を持つサウジアラビアの温かい友人であることを繰り返し示してきた。
【コメント】
こうした実利の伴う会談ではトランプは生き生きしている。
其の他の記事
・国連安全保障理事会は、ガザ地区における米国の和平案を支持する決議案の採決を予定している。ロシアはこれに対抗する案を提示している。
・トランプ大統領は方針を転換し、下院共和党は残りのエプスタイン関連ファイルの公開に賛成票を投じるべきだと述べ、「隠すものは何もない」と述べた。
・仮想通貨が主流になりつつある一方で、過去2年間で少なくとも280億ドルの違法行為に関連した資金が仮想通貨取引所に流入している。
・ジェフ・ベゾス氏はAIスタートアップ企業を設立し、共同CEOに就任する。2021年にアマゾンを退社して以来、ベゾス氏が企業で正式に業務執行役を務めるのはこれが初めてとなる。
2025年11月18日 火曜日