世界の動き 2025年3月24日 月曜日

今日の一言
「大相撲」
 日曜に3月場所が終了。2カ月に一度の2週間の楽しみがなくなった。
 高安(35歳)が3度目の優勝決定戦で、今回も勝てず優勝を逃したのは残念だった。大の里(24歳)が大関として初優勝し、来場所は横綱への挑戦となる。
 私の住む街には武隈部屋(親方は元豪栄道)がある。節分の時は、小学校や商店街での餅つきにお相撲さんが参加し喜ばれていた。若いお相撲さんが冬でも浴衣1枚で自転車に乗って走っているのを見るのも微笑ましい。
 米国では大学と大学町との関係をtown and gownと言う。相撲部屋と町との関係はtown and loincloth とでも言えば通じるのだろうか。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.ウクライナと米国の当局者がサウジアラビアで会談
【記事要旨】
 ウクライナ当局者は昨日、サウジアラビアで米国特使と会談し、ロシアとの戦争における限定的な停戦の可能性について協議した。ロシアと米国の代表者は本日、会談する予定だ。
 リヤドで行われた会談では、エネルギーインフラへの攻撃の双方による一時停止と、黒海の船舶の安全について焦点が当てられると予想されていた。ウクライナ当局者は、キエフ代表団が本日、米国当局者と追加協議を行う可能性があると述べた。
 トランプ大統領のロシアのプーチン大統領への個人特使であるスティーブ・ウィトコフ氏は、会談の最終目標は30日間の完全停戦であり、これにより恒久的な停戦に向けた交渉の時間を確保できる可能性があると述べた。
 今後の展開: 停戦への道は不安定で、双方とも戦闘を続ける用意がある。モスクワは領土管理やウクライナがNATOに加盟しないことの保証など、最大限の立場を主張し続けている。キエフはクレムリンの要求には屈しないと述べ、プーチン大統領が時間を稼ごうとしていると非難している。
 攻撃は続く:昨日、ロシアの大規模なドローンによるキエフ攻撃で少なくとも3人が死亡したと当局は述べた。ここ数カ月、ロシアは首都への攻撃を強化している。

トランプについてさらに詳しく
・トランプ政権におけるイーロン・マスクの立場は、新たな政府契約で数十億ドルを稼ぐためのものだ。
・セカンドレディのウシャ・ヴァンスと、国家安全保障顧問を含む米国当局者は今週、グリーンランドを訪問する予定だ。
・ベネズエラは、米国の強制送還便の受け入れを再開すると発表した。
・「どこに行くのか?」米国から強制送還され、現在パナマで足止めされている世界中の移民25人に話を聞いた。
・トランプ政権下で国外追放は急増していないが、変化は起きている。
・トランプがロシアとの新たなビジネス関係を推進する中、2019年にモスクワで投獄されたアメリカ人投資家は警告する。ロシアでは誰もが操り人形になる可能性がある。
【コメント】
 米国の立場は真摯な仲介者というより自分の利益を計算する不動産ブローカーだ。強い相手には媚び、弱い相手は脅すのが特徴だ。

2.イスラエル、ガザ攻撃を拡大
【記事要旨】
 イスラエル軍は昨日、ガザ攻撃を拡大し人々に避難命令を出した。イスラエル軍は、ハマスとインフラに対して空爆を実施したと発表した。
 ガザ保健省は、過去1日間のイスラエルの爆撃で39人が死亡したと発表した。ハマスは政治局幹部であるサラー・アル・バルダウィルが殺害されたと発表した。パレスチナ民間防衛隊は、南部の都市ラファで5万人以上の人々に生命の危機が迫っていると警告した。
 政治的混乱:イスラエル内閣は昨日、同国の検事総長に対する不信任決議を可決し、解任手続きを開始した。検事総長は書簡で、ベンヤミン・ネタニヤフ首相の政権は超法規の存在を目指していると述べた。
 廃墟の中でのラマダン:何ヶ月にもわたる死、破壊、貧困の後、ガザでは多くの人が集まり、断食と祈りのこの時期を祝った。
【コメント】
 マレーシアでラマダン明けの夕食に参加したことがある。平和な食事だった。ガザの人々はどのように食卓を囲んでいるのだろうか。

3.トランプ、プーチン、そして変化した世界について語る英国の指導者
【記事要旨】
 英国のキール・スターマー首相は、几帳面な人権弁護士兼政治家から、戦時中の指導者のような存在に変貌した。ロンドン支局長との会話の中で、スターマー首相は、米国と欧州、ロシアとの関係における地殻変動が「刺激的な瞬間」となると語った。
 首相はまた、ロシアの指導者、英国と米国の揺るぎない関係、安全保障と防衛について考える緊急の必要性についても語った。
【コメント】
 スターマー氏は胆力のある人のようだ。EUを離脱した英国は独自外交を展開する有利なポジションにある。

その他の記事
カナダ:
 マーク・カーニー首相は、4月28日に連邦選挙を実施するよう求めた。同首相は首相に就任してまだ10日しか経っていない。
韓国:
 週末に南東部で約30件の山火事が発生し、4人が死亡、6人が負傷した。
トルコ:
 エルドアン大統領の主なライバルであるイスタンブール市長が、大統領選挙を前に投獄され、職務を解かれた。

映画:ディズニーの最新リメイク版『白雪姫』は、興行収入が低調な初週末となった。

2025年3月24日 月曜日

死んだ猫も跳ねる

 英語でよく言う言葉だ。
 以下、英語で説明する。
 In finance, a dead cat bounce is a small, brief recovery in the price of a declining stock. Derived from the idea that “even a dead cat will bounce if it falls from a great height”, the phrase is also popularly applied to any case where a subject experiences a brief resurgence during or following a severe decline.

 ウクライナとの戦争経済によるロシアの一時的な好況。アメリカの株式市場の急速な停滞による日本市場の一時的な活況。いずれも A dead cat bounce. と筆者には見える。夏までにはすべてが明らかになるだろう。

2025年3月23日 日曜日

トランプは一流の起業家か?

 トランプ大統領は不動産業で財をなした。それはそれで立派なことだが、ビジネスを立ち上げた起業家とは大いに異なる。

 筆者は1991年から1993年の約3年間、ニューヨークの不動産投資銀行でマネジングディレクターを務めたことがある。投資銀行と言うと聞こえが良いが、不動産案件を立ち上げたい人(トランプのような不動産開発業の人たち)に不動産案件に投資したい人(高い利回りを狙うエクイティ投資家と大型貸出案件を狙う銀行、特に米国に遅れてきた邦銀)を斡旋するのが仕事だった。

 不動産投資銀行で学んだことは極めてシンプルだった。
原則1:不動産には3つの要因がある。Loction, Location, Locationだ。つまり立地が何より重要だといこと。
原則2:不動産価値算定で最も重要なのはキャップレート 英語でcapitalization rateという。その意味するところは以下。
The capitalization rate of a property is calculated by dividing the annual net operating income, or NOI, by the property’s market value. For instance, if a property was valued at $14,000,000 and the NOI was $600,000, the cap rate would be 4.3%.
 このキャップレートの数字を市場での借り入れ金利と比べて、金利より高ければ良い案件。低ければ悪い案件と判断する単純な手法だ。
原則3:銀行借り入れはすべてノンリコースローンだから、案件が失敗したら担保の不動産を差し出せば済む。自分の財産は全く痛まない。

 トランプは父親の不動産業を継いだあと、上記の3原則を駆使して事業を拡大した。成功すれば自分の儲け。失敗しても失敗案件を銀行に差し出せば自分の財産には傷がつかないで済む。

 不動産交渉で重要なのは、最終契約にサインする最後の最後まで、相手は些細なことに難癖をつけて案件をひっくり返すことが可能だということ。
 喧嘩別れしたら、schmuck(シュマック:馬鹿垂れの意)といって立ち去ればよいのだ。

 トランプは一流の起業家でも企業家でもないことがわかるだろう。彼の交渉スタイルは不動産業者そのものだ。

 一方、イーロン・マスクは稀代の起業家であり起業家だ。トランプがある程度の敬意を以ってマスクに接しているのは、マスクの自分と違う成功者の面を高く評価しているからではないかと思う。

2025年3月22日 土曜日

世界の動き 2025年3月21日 金曜日

今日の一言
「不動産の仲介」
 仲介業で最も役に立たないのが不動産仲介だ。日本では売り手と買い手から手数料(大抵双方から3%づつ)を取る。
 契約が成立することが仲介業者の最優先事項で、売り手と買い手の意向を満足させようというインセンティブは少ない。こんなに良い物件はありませんよ、こんなに良い買い手はいませんよと、買い手と売り手に言ってディールをまとめることにしか関心が無い。
 トランプ大統領の手法そのものだ。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.ハマスがテルアビブをロケット弾で攻撃
【記事要旨】
 ハマスは昨日、イスラエル軍がガザ全域で地上作戦を拡大する中、数ヶ月ぶりにイスラエル領内にロケット弾を集中攻撃した。2ヶ月の停戦が崩壊した後、戦闘は再び全面戦争へとエスカレートしつつあるようだ。
 以下はタイムズのエルサレム支局長とのQ&Aだ。
支局長:我々はまたもやおなじみの対立状態に戻った。イスラエル指導部はハマスの人質の無事な帰還とハマスの軍事的敗北の両方を望んでいる。しかしハマスは、イスラエルがガザでの同グループの存続を保証しない限り人質を引き渡さないだろう。そしてイスラエルは、多くの人質に危害を加えずには、武力でハマスを倒すことはできない。今週崩壊した停戦は、どちらかが態度を軟化させない限り、常に崩壊する可能性があった。しかし、どちらもそうしなかった。イスラエルは、力でハマスの決意を打ち砕くために再び戦争に突入した。そして、状況は1月に停戦が始まる前とほぼ同じ状態、つまり膠着状態に陥っている。
Q:イスラエルでの抗議活動は影響力があるか?
A: 今のところ、ネタニヤフ首相は、ガザの人質を救うために新たな停戦を求める抗議活動家たちに動揺していないようだ。彼の国内における最大の優先事項は、今月末までに国家予算を可決することだ。そのためには、右派議員の支持が必要だが、彼らの多くは戦争再開を支持しており、新たな停戦があれば彼を見捨てる可能性がある。
Q: トランプ大統領のガザ計画はまだ検討中か?
A: 1月にガザ住民の追放を提案した後、トランプ大統領はその考えは単なる勧告であり、パレスチナ人は追放されないと述べた。また、側近らは、これは決定的な行動計画というよりは、アラブ諸国の指導者たちに実行可能な代替案を提案させる試みだったと述べた。
 エジプトを筆頭とする数人のアラブ諸国指導者たちは、後に戦後のガザについて独自の計画を提案した。その計画では、ガザはパレスチナ国家の一部として非政治的な委員会によって統治される。しかし、その計画は曖昧で、ハマスが権力を譲る方法については説明されておらず、パレスチナ国家の議論を避けたいイスラエル政府によってすぐに拒否された。
【コメント】
 イスラエルとハマスの双方が少しづつ譲歩しないかぎり殺戮は続き、それを理性は止めることが出来ない。

2.ロシアとウクライナ、協議が計画されるなか互いの攻撃を繰り返す
【記事要旨】
 米国が部分的停戦の調整に努める中、ウクライナはロシア国内の奥地にある飛行場を昨日攻撃したと当局は述べた。地元当局によると、ウクライナではロシアの無人機が少なくとも5人を殺害し、26人を負傷させた。
 クレムリンは昨日、月曜日にサウジアラビアで開催されるロシアと米国の新たな協議の準備が進んでいると述べた。ウクライナも米国当局者と会うため代表団を派遣する。
 米国の提案:トランプ大統領はウクライナの原子力発電所を管理する考えを示唆している。米国がそれらを引き継ぐとしたら、それは何を意味するのか?
【コメント】
 部分停戦に当てはまる分野以外の戦争は続くということだ。全面停戦にロシアを動かす要因がわからない。米国には腹案があるのだろうか。

3.トランプ大統領は権力の強化をいかに図っているか
【記事要旨】
 トランプ大統領は裁判所、議会、さらには米国の社会や文化に対する支配を固めようとしている。しかし、彼の最新の標的である裁判所は、憲法学者や歴史家によって最も憂慮すべき権力闘争であると評されている。
 トランプ大統領の大統領権限の拡大解釈は、彼の2期目の決定的な特徴となっている。

トランプについてさらに詳しく
・判事は、トランプ政権に対し、指示通りに国外追放便を中止しなかった理由を説明するよう命じ、政権を侮辱罪で訴える可能性が高まった。
・トランプ大統領は、教育省を解体する命令に署名するとみられる。
・トランプと共和党は、大学での言論の自由を取り締まる新しい法律や政策を推進している。
・政府の効率化プログラムを効果的に運営している、長年のイーロン・マスクの忠実な支持者であるスティーブ・デイビスを紹介しよう。
【コメント】
 自分は王だとトランプは既に述べている。彼の大統領独裁策はジョークではない。大統領選挙前からわかっていたことなのに、後悔さきに立たずだ。

その他の記事
フランス:
 フランス人科学者は、米国の国境警備隊によりトランプ氏の学術研究政策に関するメッセージを携帯電話で発見されたため、米国への入国を阻止された。
インドネシア:
 学生の抗議を無視して、議員らは軍将校に民間職をより多く割り当てるため法律を改正した。これはスハルト政権を彷彿とさせる動きだ。
インド:
 ヒンズー教徒の団体が17世紀のイスラム教統治者の墓を撤去するよう呼びかけたことがきっかけで暴動が起こり、マハラシュトラ州で夜間外出禁止令が発令された。

経済、金融、ビジネス
英国:
 イングランド銀行はインフレ率の上昇と経済の不確実性の高まりを警告し、金利を据え置いた。
関税:
 EUは米国産ウイスキーなどの商品に対する関税の導入を延期し、交渉に時間をかけられるようにした。
テスラ:
 同社は、外装トリムパネルが外れやすいことが判明したため、サイバートラックのほぼ全台をリコールしている。

2025年3月21日 金曜日

世界の動き 2025年3月20日 木曜日

今日の一言
「NVIDIAのBlackwell半導体」
NVIDIAは18日、年次開発者会議「GTC」で、人工知能(AI)向けの新たな半導体「ブラックウェル・ウルトラ」の詳細を明らかにした。ブラックウェル・ウルトラはアプリケーションが利用者に代わって推論して行動することを支援するという。
推論と行動という二つの能力により、AIはチャットボットの領域を越えて、現実世界の中にさらに入りこんでくることになりそうだ。
エヌビディアによれば、前世代の半導体「ホッパー」では1分半かかっていたR1のクエリの回答は、ブラックウェル・ウルトラではわずか10秒で済むという。
こうした報道にもかかわらず、想定の範囲内だとして、NVIDIAの株価は1.8%しか上昇していない。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.ウクライナ、エネルギー施設への攻撃停止に合意
【記事要旨】
ウクライナのゼレンスキー大統領は昨日、より広範な停戦に向けた一歩として、エネルギー施設への攻撃を30日間相互に停止するというロシアの提案に同意した。彼はトランプ大統領との電話会談でこの停止について話し合い、トランプ大統領は会談を「非常に良い」と評した。
この会談は、先月の大統領執務室での悲惨な会談以来初めてだった。
ゼレンスキー大統領は、この会話を「前向きで、非常に実質的で率直なもの」と呼び、トランプ大統領に米国の支援に感謝したことを明らかにした。
トランプ大統領はまた、米国がウクライナの発電所を管理するという考えも浮かべたが、ウクライナのエネルギー専門家はこの考えはおそらく実行不可能だとしている。ホワイトハウスの声明によると、技術チームは「数日中に」サウジアラビアで会合する予定。彼らは「完全停戦に向けて」黒海での活動も対象にするため停戦を拡大することについて話し合う予定だ。
今後の予定:ゼレンスキー大統領は、合意が機能するには米国の監視が必要であり、キエフは保護が必要な施設のリストを作成すると述べた。「プーチン大統領がエネルギー施設を攻撃しないという主張と言葉だけでは不十分だ」と同大統領は述べた。「戦争は我々を現実的な人間にした」。
分析:プーチン大統領が火曜日のトランプとの電話会談で同意した内容のほとんどは譲歩と解釈されたが、ロシアの指導者は実際には譲歩しなかった。

トランプについてさらに詳しく
・司法長官は、米国全土で最近起きたテスラのディーラーへの攻撃を、イーロン・マスクに対する「国内テロ」行為と位置付けた。
・トランプ氏は、中国の指導者である習近平氏と間もなく会談することを示唆している。しかし、北京は彼が何を望んでいるのかまだわからない。
・トランプ氏の長男は、トランプ・インターナショナル・ホテルの建設予定地であるベオグラードを訪れ、セルビアの苦境に立たされている指導者への支持を表明した。
・ジョン・F・ケネディ大統領の孫は、ケネディ大統領暗殺に関する政府の新たなファイルが公開された後、トランプ氏、共和党議員、報道機関を批判した。ファイルには今のところほとんど新事実は含まれていない。
・スターピアニストのアンドラーシュ・シフ氏は、トランプ氏の「信じられないほどのいじめ」を理由に米国での公演をボイコットしている。
・トランプ氏のカナダに対する敵意はニューヨーク市の観光産業に打撃を与えている。
【コメント】
より広範な停戦に至るのだろうか。進展が無ければトランプはゼレンスキーを批判するだろう。

2.カナダ、欧州に接近
【記事要旨】
カナダはトランプ氏からの脅威が増す中、米国への依存を減らす合意に達する可能性がある。カナダがEUの軍事産業拡大に向けた新プロジェクトに参加できるよう、交渉が進んでいる。
合意により、カナダは自国の産業施設で欧州の戦闘機やその他の装備の製造を支援できるようになる。
当局者によると、その目的はEUの防衛産業を強化し、米国に代わる信頼できる選択肢をカナダに提供することにある。カナダの新リーダー、マーク・カーニー首相は今週、金曜日の就任以来初の海外訪問先としてパリ​​とロンドンを選び、カナダを「非欧州諸国の中で最も」と呼んだ。
背景:カナダは米国の定期的な請負業者であり、カナダの工場では軍需品、戦車、航空機、技術防衛システム、海軍艦艇を生産している。 2022年のレビューでは、EUの軍事装備品の最大の輸出先は、圧倒的に米国であることが判明した。
今後の見通し: この取り組みとパートナーシップが実を結ぶまでには何年もかかるだろう。EUの防衛は米国の優位性と投資不足により遅れをとっており、ウクライナの武装化の動きによりEU加盟国の兵器庫が枯渇したことで、この悲惨な状況はより明らかになった。
【コメント】
カナダは南より東を向いた。トランプのいじめが招いた行為だ。

3.イスラエルがガザ地区の中央回廊の一部を制圧
【記事要旨】
昨日、イスラエル軍はガザ地区を分断する主要回廊の一部を制圧した。これはハマスとの停戦が崩壊して以来、最も重大な地上作戦である。
軍は、ネツァリム回廊として知られる道路沿いで「標的を絞った地上活動」を開始し、南北間の領土に「部分的緩衝地帯」を作ったと述べた。
背景: イスラエルはガザ地区で全面戦争に復帰していないが、攻撃を強化することで、イスラエルの指導者らはハマスに和解のためのより有利な条件に同意させようとしているようだ。
エルサレムでは、何千人ものイスラエル人抗議者が停戦の再開を求めた。
【コメント】
ナタニヤフ首相はイスラエルの国是を守る。「小の虫(人質)は殺しても、大(イスラエルの安全)を維持する」という考えだ。

その他の記事
トルコ:当局は、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の最大のライバルであるイスタンブール市長を、次期大統領選挙で野党候補に指名される直前に逮捕した。
米国:トランプ大統領の関税やその他の政策に対する強硬な姿勢が経済見通しの不確実性を高める中、FRBは利下げの一時停止を延長した。
テクノロジー:EUはアップルとグーグルが小規模な競合企業を不当に排除していると非難し、欧州と米国間の緊張が高まった。

2025年3月20日 木曜日