今日の一言
「ロバート・レッドフォード」
昨日の朝、Timesのart欄での記事を見逃したので、今日掲げます。
『アイドルであり活動家であった彼を偲んで
昨日89歳で亡くなったロバート・レッドフォードは、数十年にわたりハリウッドで愛されたスターの一人でした。彼はその後も、アメリカが自らのアイデンティティを見出すきっかけとなるようなヒット作を次々と生み出しました。
ハリウッドを離れると、彼は環境保護活動に尽力し、クエンティン・タランティーノ、ライアン・クーグラー、エヴァ・デュヴァネイといった映画監督たちの夢を育んだサンダンス・インディペンデント映画祭を創設しました。
彼を太陽に照らされたアイドル俳優としか見ていなかった人もいるかもしれませんが、彼はしばしば深い悲しみや政治腐敗といった深刻なテーマを探求することでリスクを冒しました。
レッドフォードの人生とキャリアを振り返る印象的なスナップ写真をご覧ください。あるいは、これらの15本の映画から、スターとしての彼の姿を偲んでみてください。映画評論家のマノーラ・ダージスが、レッドフォードの映画作品の幅広さを検証しました。』
個人的には「華麗なるギャツビー」の上品なギャツビーに魅了された。デカプリオのギャツビーと見比べて、原作のどの部分に力点を置いて映像化するのかにも興味を持った。監督作品のA River Runs Through Itも、映像化が原作を超えた稀有な例という印象だった。
さて、「大統領の陰謀」のような映画はトランプ政権下のハリウッドで作り出されるのだろうか。
ニューヨークタイムズ電子版より
欧州の極右勢力は、米国の右翼活動家チャーリー・カーク暗殺を「殉教」として利用し始めている
【記事要旨】
各国の極右は移民問題やEUの干渉など共通のテーマを持ちつつ、それぞれ異なる背景を抱えてきた。2019年にスティーブ・バノンが極右勢力の統一を試みたが失敗した一方、今回はより自然発生的に結びつきが進んでいる。
カークはSNSを通じて欧州の若い右派層にも浸透しており、彼の暗殺は「迫害の証拠」として神話化され、政治動員に利用されている。欧州の指導者らは、米国で起きた出来事が世界の右派運動に強い影響を与える点を重視している。
この現象は、ソーシャルメディアの力や各党の意図的な連携戦略により、世界の極右運動がかつてよりも緊密に結びついていることを示している。
【コメント】
カークは誰からも愛されるキャラクターだったようで、上から目線だったバノンとの違いが出ている。
米国では、彼を批判したり時に揶揄するSNSは調べられ、そうした行為をした連邦職員は解雇されているようだ。彼の死を奇貨として、強烈な「赤狩り」が始まっている。
英国におけるトランプ大統領の威厳は最大限に、政治的な介入は最小限に
【記事要旨】
英国公式訪問初日、トランプ大統領とメラニア夫人はヘリコプターでウィンザー城へ移動し、チャールズ3世国王とカミラ妃と会見した後、アメリカに関連するロイヤル・コレクションの品々を視察した。アメリカ独立に関連する品々を目にしたトランプ大統領は、「わあ、すごい」と感嘆の声を上げた。
英国民全員がトランプ大統領の訪問や王室待遇に満足していたわけではない。ロンドンでは数千人のデモ参加者が集まった。
【コメント】
英国だけはトランプの「琴線」に触れるようだ。「金銭」に触れるのかもしれないが。
その他の記事
アレクセイ・ナワリヌイ氏:ロシアの野党指導者の組織は、昨年刑務所で毒殺されたことを証明する新たな証拠を提示した。
ガザ:イスラエル軍は、ガザ市に避難している数十万人のパレスチナ人への懸念が高まる中、同市から避難する人々のために新たな避難ルートを開設すると発表した。
米国:FRBは、経済からの示唆がまちまちであるにもかかわらず、昨年12月以来初の利下げとなる0.25パーセントポイントの利下げを実施した。
【コメント:大方の予想通りの0.25%の引き下げだった。注目のFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)では年内あと2回の利下げが予想され、10月と12月の年内残りのFOMCで利下げを予想している。株式市場は引き下げ発表後大幅上昇したが、パウエル議長の会見では下落に転じ、小幅高で終わった。】
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関税:トランプ大統領はナレンドラ・モディ首相に誕生日を祝って電話をかけた。インドでは、これが貿易協定締結の兆しだと期待する声もある。
気候:気温上昇が続けば、大西洋のサンゴはすべて成長を停止し、今世紀末までに浸食によって消滅する可能性があるとの研究結果が出た。
2025年9月18日 木曜日