今日の言葉:
「break bread」
パンを割る。バイデン習会談の記事で使われている言葉だ。
もともとはキリストがパンを祝福して弟子や人々に分け与えた聖書の話に起因する。What did breaking bread mean?
He wants to become our food in the Eucharist, where His disciples once again gather for a family meal together. Breaking the bread together literally means becoming one body in Christ, an unbreakable family bond, not just with one another, but also with God.
一緒に食事すれば敵対出来ないという考えもある。
What is break bread slang for?
Have a meal, eat. For example, It’s hard to remain enemies when you’ve broken bread together.
日本でも「飯でも食べて話そうか」という言い方もありますね。
ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.バイデン氏と習氏の会談を展望する
【記事要旨】
バイデン大統領と中国の習近平国家主席は明日会談する予定で、両者は関係維持を目指し、ビジネスリーダーらが雪解けを注視している。
首脳会談によって、世界最大の経済大国である米国と中国の間の対立が解消されるわけではない。 しかしこれは、貿易摩擦や報復制裁、台湾の将来に関する疑問にもかかわらず、バイデンと習氏が関係を継続したいと考えていることの表れだ。
米国当局者らは、米国と中国がゼロサムのライバルではなく競争相手であることを強調するのに苦労している。 サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は両国を「経済的に相互依存している」と呼び、イエレン財務長官は経済的分離は「世界的に重大な影響を与えるだろう」と警告した。
米国は、昨年のペロシ下院議長の台湾訪問後に途絶えていた中国との軍事コミュニケーションを再開したいと考えている。 米国はまた、中国が供給源であるフェンタニル密売だけでなく、気候変動を阻止する取り組みでも協力を求めている。
多くの西側企業は、中国での事業運営がますます困難になってきていると述べているが、習氏にとってそれは問題ではないかもしれない。 中国の指導者が米国の最高経営責任者らとパンを割るbreaking bread映像は、国内の聴衆にとっては十分価値がある。
習氏の政権初期の演説集は、トランプ政権で中国と米国の関係が急落する前から、中国の台頭が 西側のライバルからの反発を促すだろうというほぼ運命論的な確信を表明してきたことを示している。
【コメント】
米国は中国との関係改竄に熱心だ。イエレンが、そしてサリバンが訪中し地慣らしをしてきた。日本は独自の外交的視点を持たないと、米国の尻馬に載っている高だと、いつ梯子を外されるかわからない。要注意だ。
2.イスラエル軍、ガザの主要病院に到着
【記事要旨】
ガザ保健当局者によると、イスラエル軍車両は昨日、包囲されたアル・シファ病院複合施設の門まで進軍した。
何百人もの患者と何千人もの避難民のために医薬品と食料が不足している。 看護師長や保健当局者によると、電気も燃料もなく、数十の遺体が腐敗しており、病院職員らは、使わなくなった保育器から取り出した後、未熟児を温めようとしている。 看護師長は、生命維持装置を付けられている患者が酸素不足で死亡していると語った。 国連人権高等弁務官は、電力喪失により少なくとも12人が死亡したと発表した。
イスラエル当局者らによると、ガザ市にある約12エーカーの敷地内にある複合病院の地下には、戦争の主な標的の一つであるハマスの巨大な地下司令センターがあるという。 ハマスと病院の医師らはそのような司令部の存在を否定している。
【コメント】
ハマスの地下司令部の存在はイスラエル軍の病院占領で明らかになるだろう。イスラエルの暴虐かハマスの詭弁か、いずれかが明確になる。
ガザ北部の病院はすべて機能を停止したらしい。停戦の実現に今回の動きが役立つことを期待したい。
3.フィリピン、残忍な麻薬戦争の批判者を釈放
【記事要旨】
フィリピンは最も有名な政治犯レイラ・デリマを保釈した。 彼女は数千人が殺害されたロドリゴ・ドゥテルテ元大統領の残忍な麻薬戦争に対する反対派の公の顔だった。
ドゥテルテ大統領の麻薬撲滅運動に関して複数の捜査を開始した元上院議員デリマは、投獄されている麻薬密売人から賄賂を受け取った容疑で起訴された。 彼女は有罪判決を受けることはなかったが、2017年2月から拘留されていた。
デリマ氏の釈放は、海外でのフィリピン政府のイメージを改善する可能性が高い。 多くの西側議員がフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領に彼女の釈放を嘆願しており、同大統領は西側諸国政府との同盟関係を深めることを外交政策の基礎に据えている。
【コメント】
それにしても長く拘置されていたものだと思う。マルコス政権の民主化政策の一環と考え、歓迎したい。
その他記事より
・米はインドネシアとの関係を深める
President Biden and President Joko Widodo of Indonesia planned to announce a new strategic partnership as tensions with China rise in the region.
・英国でキャメロン元首相が外相に就任
President Biden and President Joko Widodo of Indonesia planned to announce a new strategic partnership as tensions with China rise in the region.
(以下にBBCのニュースを引用します。
『イギリスのリシ・スーナク首相は13日、数々の発言が与野党や政府内外から批判されていたスエラ・ブラヴァマン内相を解任し、後任にジェイムズ・クレヴァリー外相を任命した。外相の後任には、デイヴィッド・キャメロン元首相が選ばれた。
ブラヴァマン氏は、英紙タイムズへの8日付寄稿で、ロンドン警視庁が抗議運動で「二重規範」による取り締まりを行っていると指摘。右翼やナショナリストの抗議者は「厳しい対応を取られる」のに対し、「親パレスチナ派の暴徒」による違法行為は「ほとんど見過ごされている」と述べた。内相の投稿内容は事前に官邸の了承を得ていなかった。また、タイムズ紙によると、官邸が求めた修正を内相が拒否し、そのまま掲載したという』)
・エネルギー問題の解決には
The U.S. is betting on small nuclear reactors to address a big climate problem.
A group of start-up companies is trying to ignite fusion energy.
2023年11月14日 火曜日