今日の言葉
「ホリデーシーズン」
23日のThanksgivingを皮切りに米国はホリデーシーズンに突入する。
『米運輸保安局(TSA)は今シーズンの空の旅行者が過去最多に上るとみて早めの空港到着など乗客にも協力を呼びかけています。一方、年末商戦は金利上昇の逆風で伸び鈍化の予想。モノからコトへの消費シフトはまだ続くのでしょうか?』とBloombergは報じている。
昨日の日経には多くのクリスマスの広告が載っていた。日本の弱まった消費への刺激になるのだろうか。
ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.アル・シファ病院から避難した赤ちゃんたち
【記事要旨】
イスラエル軍がガザ地区最大の病院を襲撃してから4日後、世界保健機関WHOは、医療サービスが停止されたこの施設を「死の地帯」と表現した。
イスラエル軍が国連チームに1時間の施設見学を許可した後、国連機関は土曜日遅くの声明で、アル・シファ病院には291人の患者が残っていると発表した。 イスラエルは、病院の地下に軍事基地があったという決定的な証拠をまだ提供していない。
昨日、極度の重篤な状態にある31人の未熟児がガザ南部のラファにあるアル・ヘラル首長国産病院、パレスチナ赤新月社、WHOに搬送された。
最新情報を読んでください。
最近の動き:
人質:イスラエルとハマスは、人質を解放できるよう数日間戦闘を停止する合意に近づいているが、米国の国家安全保障副補佐官は「すべてが合意されるまでは何も合意されない」と警告した。
空爆:ガザ北部で数千人の避難民が避難所として利用していた国連が運営する学校が今週末に空爆され、少なくとも24人が死亡したと国連当局者が発表した。
ハイジャック:イエメンのフーシ派民兵組織が紅海で船をハイジャックしたが、これは「抑圧されたパレスチナ人」への支援を示すものだとイラン支援団体は述べた。イスラエル軍は、この船はイスラエルのものではないと発表した。
【コメント】
船の拿捕について補足します。
『イスラエルはイエメンのイスラム教シーア派系武装組織フーシ派が紅海で貨物船を乗っ取ったと発表。フーシ派はイランが後ろ盾となっている。イスラエル首相府によると、この貨物船は英企業が所有し、日本企業が運航している。毎日新聞など一部報道によると、拿捕(だほ)された船は日本郵船がチャーターして運航している自動車運搬船「ギャラクシー・リーダー」で、日本人乗組員はいない。』Bloombergより
一時停戦への合意は近いとワシントンポストは報じているが、補佐官が言うように「すべてが決まるまで何も決まっていない」状況だ。
2.A.I. 最大手の開発者の 1 社で起きた混乱
【記事要旨】
A.I.の最大手の開発企業の一つでの騒動
オープンエーアイ(OpenAI)の最高経営責任者であるサム・アルトマンは、金曜日に同社の取締役会によって役職から解任された。また、別の共同創業者である同社の社長であるグレッグ・ブロックマンはその夜に抗議として辞任しました。
アルトマンを解任する投票は、A.I.に対する恐れに捧げられた哲学的な運動が、テックカルチャーの避けられない一部となっていることを示している。ボードのメンバーのうち2人は、合理主義者(Rationalist)および効果的利他主義者(Effective Altruist)運動に関連があり、これらのグループはA.I.が将来的に人類を破壊する可能性に深く懸念を抱いている。また、オープンエーアイ内でアルトマンがそのリスクに十分な懸念を抱いていないという懸念があったとされている。
同社のボードメンバーは、アルトマンの解任の具体的な理由を示さなかったが、ブログ記事で「彼が彼らと誠実にコミュニケーションをとっていたとは信じていない」と述べた。
土曜日には、アルトマンの支持者とオープンエーアイの投資家からの激しい抗議があり、匿名の情報筋がタイムズに語ったところによれば、アルトマンとブロックマンはボードメンバーとの交渉を進めているとのことだ。
【コメント】
このニュースには驚いた。カリスマ創業者が取締役会の指示を失ったのはアップルでのスティーブ・ジョブスの物語に類似している。彼がいなくても、あるいはいない方がOpenAIが健全に経営されると取締役会は判断したということだ。取締役会メンバーは以下だ。
Ilya Sutskever, also OpenAI chief scientist. Adam D’Angelo, CEO of search query site Quora. Tasha McCauley, a technology entrepreneur and an adjunct RAND Corporation scientist. Helen Toner, an academic and director at Georgetown University’s Center for Security and Emerging Technology.
3.トコジラミの不安がアジアに到来
【記事要旨】
アジアでプロのバグキラーになるには良い時期だ。
トコジラミの大発生の恐怖はここ数週間、アジア太平洋地域全体で明白であり、今年初めのフランスでの発生と、より小規模で最近の韓国での発生に関するニュースメディアの息を呑むような報道によってさらに増幅された。 香港では、空港列車内でトコジラミが目撃されたという報告があり、数日間にわたって熱狂的な報道が続いた。
これまでのところ、この秋アジアでトコジラミの大発生は報告されていないが、一部の住民や自治体はすでに害虫駆除会社を雇ったり、害虫駆除用品を放棄したり購入している。
【コメント】
日本ではダニの駆除への関心が高い。さすがにトコジラミ(南京虫と言うほうがわかりやすい)はまだ見つかっていないようだ。
その他記事より
・フィリピンで大地震
An underwater, 6.7 magnitude earthquake shook the southern Philippines on Friday, killing at least seven people.
・アルゼンチンの大統領選挙
Argentines headed to the polls to elect their president. A far-right libertarian, Javier Milei, and the center-left economy minister, Sergio Massa, are in a tight race.
(極右の改革派かポピュリストの現状維持派か、究極の選択だ)
・海水淡水化
Experts say Dubai’s reliance on desalination is damaging the Persian Gulf.
2023年11月20日 月曜日