雪が降る

 朝カーテンを開けると鉛色の空から雪が降っていた。本降りではないが、カースペースに停めた車の屋根は白い。

 昨夜は冷え込むとの予報だったので、ミモザアカシアを玄関に取り込んだ。数日は出入りの障害だが、那須から車に積んで東京に持って帰るつもりなのだ。カブリオレの屋根を開けて木を運ぶのはやったことがあるが、寒い季節は初めてだ。

 朝食を食べて、往復20分ほどのコンビニまで新聞を買いに行く。途中で、キャリーバッグを引きながら、ひどくゆっくり歩く老人を追い抜く。新聞を買って戻る途中すれ違う。「おはようございます」と挨拶を交わす。女性だった。雪の降る中を遠いバス停まで歩くのだろうか。

 雪が止んだので、落ち葉の掃除をする。夏は天然のクーラーを作ってくれる木の葉だが、晩秋は大変な労力をかけて集める。大きなバスケットに二つが日課になる。毎年、雪が降る前に落ち葉の整理をするが、今年は秋の訪れが遅く、葉はかなり残っている。落ち切る前に初雪が降った。

 雪が降り世間は静かだ。雪は掃除し残した落ち葉を隠す。世のざわめきを包む。ガザにも雪が降れば良いのに。
 今朝ラジオで仲代達也氏が2024年の抱負を語っていた。雪に埋もれながら来るべき年に思いを馳せるのもこの時期ならではだ。

2023年11月25日 土曜日

世界の動き 2023年11月24日 金曜日

今日の言葉:
「ストライキ」
 日本では数十年封印されてきたが、ストライキは労働者の強力な武器だ。
 テスラを巻き込んだスウェーデンでのストを報じるBloombergの記事を紹介したい。
『テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、スウェーデンの修理工場7カ所が対象だったストライキが、同国での業務を妨げるまでに広がっている状況は「常軌を逸している」と述べた。スウェーデンでは労組が仲間を代表して行動に参加する権利が法律で定められており、産業労働者組合の「IFメタル」が10月27日に開始したストに現在では9つの労組が参加。そのため港湾労働者、ゴミ収集者、電気技師、郵便局員などが、テスラに関連するいかなる作業も拒否している。』
 労働者の連帯が如何に強力な交渉力を持つかが理解できる。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.ガザでの停戦は今日始まる予定
【記事要旨】
 イスラエルとハマスの交渉を仲介したカタール政府は、今朝ガザ地区での戦闘が人質と捕虜が解放されるとその後4日間の一時停止が始まると発表した。 この出来事は、現在第7週目に入っている戦争における重要な外交的進展につながる可能性がある。
 イスラエルとハマスは、ガザで拘束されている少なくとも50人の女性と子供を、イスラエルの刑務所に投獄されている150人のパレスチナ人女性と未成年者と交換する合意の最終詳細を確定させるために交渉を続けている。 この合意は水曜日に発表されたが、交渉は重要な詳細で行き詰まり、合意のもろさと相互の不信感の強さを浮き彫りにした。
 戦闘停止へのカウントダウンのさなか、イスラエル軍の空爆と地上軍ぼガザ北部への砲撃が続いた。 イスラエル当局がハマスの本拠地と呼んでいるガザ市のすぐ北の地域ジャバリヤでは、多数の衝突が報告された。
 カタール外務省の報道官は記者団に対し、戦闘の一時停止はガザ時間の午前7時に始まると語った。 人質13人の最初のグループは午後4時に解放される予定で、非公開のパレスチナ人捕虜も含まれている。
 ハマス軍事部門は声明で、停戦が午前7時に始まることを認めた。イスラエル首相府はその時間については明らかにしなかったが、解放される人質の名前の初期リストを受け取り、家族に連絡したと述べた。 。
 イスラエル人人質1人につき、およそ3人のパレスチナ人捕虜が返還される。 イスラエル政府は長い間、たとえ莫大な費用をかけてでも、捕虜となった民間人や兵士を連れ戻すことを決意してきた。
【コメント】
 戦闘停止直前にもイスラエルは攻撃を激化しているようだ。ハマスが戦闘停止に合意しても、ヒズボラやイランがどう動くか不明だ。イスラエルの近隣のテロ集団は合意に関わらず攻撃を続けるおそれがあり、平和の夢は脆い。 

2.WHO。 呼吸器疾患の急増について中国に質問
【記事要旨】
 世界保健機関WHOは中国に対し、最近増加している子供の呼吸器疾患に関する詳細な情報を共有するよう要請した。 中国メディアの報道では、小児科病院の長蛇の列と過密状態について報じられている。
医師らは、今年の流行の波は深刻だったと述べた。 中国当局は、この病気の原因として、インフルエンザ、パンデミックの背後にあるコロナウイルス、そして通常は軽度の症状を引き起こす一般的な細菌であるマイコプラズマ肺炎などの既知の病原体が原因であると考えている。 しかし、正確な病気の原因は特定せずに、肺炎を患った子供たちが病院に群がっていると報告する報告もある。
 2003 年の SARS とコロナウイルスの流行中、中国の感染症の監視と報告は世界的な監視と批判を引き起こした。 当局はいずれの場合も初期の症例を隠蔽し、WHOを含む外部の保健当局からのさらなる情報と患者データへのアクセスの要請を拒否した。
【コメント】
 新しい感染症が中国から出現しないと良いのだが。

3.インドは別の暗殺計画に関する疑問に直面
【記事要旨】
 カナダが6月にブリティッシュコロンビア州でシーク分離主義者の殺害に関与したとしてインド政府を非難してから数カ月後、米国当局者らは、米国とカナダの二重国籍者の殺害未遂についてインド政府に懸念を表明したと発表した。
 報道各社は水曜日、バイデン政権がインド政府に対し、シーク分離主義の声高な擁護者グルパットワント・シン・パヌン氏殺害未遂事件とニューデリーを結びつける可能性のある情報を持っていると伝えたと報じた。
 ホワイトハウスの国家安全保障会議は、この問題は「米国政府によってインド政府に対して提起された」と述べ、インド外務省は米国とこの問題について話し合っていることを認める声明を発表した。
【コメント】
 国外での反政府活動が如何に専制的な政府にとっての頭痛の種かがわかる。インドだけでない。中国、ロシアも同様なことを行っている。

その他の記事より
・アイルランドでの傷害事件
 Three young children were among five people injured in a knife attack near a school in Dublin. The police have a suspect in custody and said it was not an act of terrorism.
・オランダで極右新政権か
 In an election result that sent shock waves across Europe, Geert Wilders, a far-right politician, became closer than ever to becoming prime minister of the Netherlands.
・英国への移民急増
 Legal immigration into Britain climbed to a record 745,000 in 2022, despite the governing Conservative Party’s vow to curb the number of arrivals.

2023年11月24日 金曜日

世界の動き 2023年11月23日 木曜日

今日の言葉:
「勤労感謝の日」
 今日は勤労感謝の日だ。英語では Labor Thanksgiving Day と言うそうだ。
 勤労に感謝するとはどういう意味なのだろうか? 由来を調べてみた。
 勤労感謝の日が祝日として制定されたのは1948年のことだ。国民の祝日に関する法律の条文には、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日」とある。つまりこの日は、広く働く人々の勤労に向けて感謝を示す日だということがわかる。お父さんだけに感謝する日では無いようだ。
 日本の祝日には、ハッピーマンデー制度というものがある。土曜日・日曜日・月曜日という3日間を連休にするために、毎年決まった日を祝日にするのではなく、月曜日を祝日にするという制度で、成人の日や海の日などがこれにあたる。  勤労感謝の日は毎年11月23日に固定されている祝日だ。それだけ重要な祝日だということだろう。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.ガザとイスラエルは停戦と人質の解放を待つ
【記事要旨】
 イスラエルとハマスはガザ地区での4日間の停戦合意の詳細を、開始時期も含めて発表していない。 それは今日から始まるかもしれない。
 昨日発表されたこの協定には、10月7日のハマスの攻撃中に人質となった少なくとも50人のイスラエル人女性と子供と、イスラエルによって投獄されている少なくとも150人のパレスチナ人女性と子供との交換計画が含まれている。
 イスラエルはイスラエルの刑務所にいるパレスチナ人300人の交換候補者リストを公表したが、まだ150名まで絞り込んでいない。 人質をイスラエルに移送するプロセスとルートもまだ最終決定されていない。
 戦闘の一時停止により、エジプトとイスラエルの国境を通ってガザへの人道支援物資をさらに届けることが可能になるが、通過を許可される物資の量についてはまだ合意に至っていない。
 イスラエル軍は「ガザ地区で戦闘を続けている」と述べ、ハマスは声明で、停戦には合意したが「我々の手は引き金に掛けられたままだ」と述べた。
 ガザの現地では住民が一時停止に期待を表明したが、この合意では戦争は終結しないと感じていた。 イスラエル当局者は、停戦後も戦争は続くと述べた。
 この案が実現すれば、これは戦争開始以来最長の戦闘停止となるだろう。 しかし、紛争の長い歴史における他の多くの停戦協定と同様に、この協定も簡単に決裂する可能性がある。
【コメント】
 停戦の実施をガザ市民はじりじりして待っていることだろう。早く実現し、恒久的な停戦につながって欲しいものだ。

2.サム・アルトマン氏がOpenAIに戻ってきた
【記事要旨】
 サム・アルトマン氏は、同氏の同盟者、従業員、投資家らが展開したキャンペーンの後、先週の取締役会による解任を取り消し、火曜日遅くにOpenAIの最高経営責任者として復帰したと同社が発表した。 団結を表明して辞任した同社社長のグレッグ・ブロックマン氏も復帰する。
 OpenAIの取締役会は全面的に見直しされ、アルトマン氏に反対していた数人のメンバーが解任される。 Quoraの最高経営責任者であるアダム・ディアンジェロ氏が唯一の残留者となるだろう。 刷新された取締役会の他のメンバーには、Facebookの初期役員でSalesforceの元共同最高経営責任者であるブレット・テイラー氏と、元財務長官のローレンス・サマーズ氏が含まれる。 同社はこれを「初期」計画と呼び、拡大する可能性があることを示唆した。
【コメント】
 ドタバタは終了したのだろうか。それにしても、公開企業でない組織では取締役会は経営者に対して優位に立てるわけでは無い。エージェンシー理論が働かないことの証左だ。

3.韓国、北朝鮮付近の飛行禁止空域を廃止
【記事要旨】
 韓国は昨日、北朝鮮との国境の飛行禁止空域を一時停止し、北朝鮮が初の軍事偵察衛星の軌道投入に成功した翌日に同地での監視飛行を再開する道を開いた。
 専門家らによると、軍事衛星の能力が完全に機能すれば、朝鮮半島での米国と韓国の軍事活動に関するリアルタイムの情報が北朝鮮に与えられるだろう。
 飛行禁止空域は、軍事的緊張を緩和するために韓国が2018年に北朝鮮と結んだ協定の一部だった。 韓国の保守派政府は、協定が北朝鮮の奇襲攻撃能力を監視する能力を損なうものであり、北朝鮮が国境付近で砲撃訓練を行うなど繰り返し協定を無視しているとして、協定を破棄すると度々警告してきた。
【コメント】
 記事はthretened to scrap 破棄を脅す という表現を使い、タイムズの、尹政権の動きに批判的な色彩が強く出ている。韓国としては妥当な対応に思える。

その他の記事より:
・レインボーブリッジで爆発
 Two people died and a U.S. Border Patrol officer was injured when a vehicle exploded at a U.S.-Canada border crossing near Niagara Falls.
・近づく英国の総選挙
 With a general election at most 14 months away, the British government said that it will cut taxes for millions of workers starting early next year.
・ロシアの冬の攻勢
 Concerns are growing in Ukraine that Russia will soon resume large-scale attacks on the power grid as winter cold sets in.

2023年11月23日 木曜日

世界の動き 2023年11月22日 水曜日

今日の言葉:
「11月22日」
 もう年末まで一月あまりになった。月日が経つのは早い。
 そういえば今日は語呂合わせで良い夫婦の日だ。皆さんにとってはどんな日だろうか。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.イスラエルとハマスの人質合意が近づいているようだ
【記事要旨】
 イスラエルとハマスは、イスラエルが拘束しているパレスチナ人捕虜の一部と引き換えに、ガザ地区で拘束されている240人の捕虜の一部を釈放する合意に近づいているようだ。 この交換は、戦争の短い休止期間中に行われることになる。
 イスラエル政府は昨日午後、「人質解放問題の進展を踏まえ」ネタニヤフ首相が今後数時間以内に閣僚らと異例に集中した一連の会談を開催すると発表した。 ネタニヤフ首相は「近いうちに良いニュースが得られることを期待している」と付け加えた。 バイデン大統領も同様に楽観的な見方を示し、「我々は今や(合意に)非常に近づいている」と語った。
 イスラエル当局者は、交換を可能にする短期間の停戦を承認するかどうかについて閣僚らが投票する予定だと述べた。
 イスラエル当局者らによると、合意が承認された場合、司法審査のための24時間の猶予期間を設けるため、人質らは明日まで解放されない可能性がある。 そして、捕虜の交換が始まるまで、状況は流動的なままになる可能性が高い。
 主にカタールが仲介した人質交渉に詳しい関係者らは、ハマスがイスラエルによって投獄されている約150人のパレスチナ人女性と十代の若者と引き換えに約50人の子供と女性を釈放すること、また戦闘を5日間停止することが中心となっていると述べた。
【コメント】
 近い近いと言われながらなかなか実現しない。この間にもガザでは多くの市民が亡くなっている。

2.バイナンスの創設者が有罪を認める
【記事要旨】
 世界最大の仮想通貨取引所バイナンスの創設者、チャオ・チャンペン氏は米国でのマネーロンダリング違反で有罪を認めることに同意した。
 有罪答弁の一環として、趙氏は5,000万ドルの罰金を支払い、最高経営責任者としての職を辞任する予定だが、これは世界の仮想通貨業界で最も強力で影響力のある人物にとって衝撃的な打撃となる。 裁判所文書によると、同社は有罪を認め、43億ドルの罰金と賠償金を支払うこと、監視員の任命を受け入れることにも同意した。
 バイナンスの世界的な展開と、業界のリーダーとしての趙氏の傑出した役割を考慮すると、比較的新しく急速に成長している仮想通貨の世界にとって、この訴訟は記念碑的な進展であった。 バイナンスは、すべてのデジタル通貨取引の 3 分の 2 を処理したこともある。
【コメント】
 「チャオ氏の指導の下バイナンス社はマネロン取引を黙認していた」という嫌疑に対し司法取引を行ったということだ。金融当局の網が仮想通貨の世界にもようやくかかり始めた。

3.北朝鮮が初の偵察衛星を打ち上げた
【記事要旨】
 北朝鮮は、初の軍事偵察衛星を軌道上に乗せるものだと韓国が主張するロケットを発射した。
 北朝鮮が米国と韓国の軍事行動をより良く監視し、核攻撃能力を向上させることを目的として、衛星を軌道に乗せるという今年3回目の試みとなった。 韓国によると、5月と8月の前回の試みは失敗したが、今回はロシアから技術援助を受けたという。
 ロシアの援助は、北朝鮮がウクライナ戦争でロシアに軍需品を提供する見返りにロシアから受け取ることが期待されていた一連の報奨の一部だったと韓国当局者は述べた。
【コメント】
 軌道に乗せるのには失敗したようだが、北朝鮮の脅威は確実に高まっている。

その他の記事より:
・トランプの口撃
 “Vermin,” “sick”: Donald Trump’s verbal attacks on his political opponents are alarming autocracy experts.
・AIドローン
 The U.S. and a handful of other nations are developing lethal A.I.-controlled drones that could reshape warfare.
・ドイツの歳出制限
 Germany ordered a freeze on spending as the government grappled with a budget crisis.

2023年11月22日 水曜日

世界の動き 2023年11月21日 火曜日

今日の言葉
「自国通貨のドル化」
 アルゼンチンのミレイ新大統領はペソを辞めてドルを通貨として使うことを公約している。そんなことが出来るのだろうか。
 実は米ドルを自国通貨として使っている国は少なくない。
 米ドルを公に通貨として利用するのは、アメリカ合衆国(本土)以外の地域アメリカの支配地域、グアム、北マリアナ諸島、プエルトリコ、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島、パラオ、エクアドル、エルサルバドル、パナマ、東ティモール、ヴァージン諸島、タークス・カイコス諸島、インド洋地域、BES諸島、ジンバブエ、カンボジア などがある。
 米ドルに限らなければ欧州の小規模先進国で周辺国の通過を使う国もある。
 リヒテンシュタインはスイスフランを、モナコはユーロ(昔は「フランスフラン」)を、バチカン市国はユーロ(昔は「リラ」)を使用している。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.OpenAIスタッフが退職すると取締役会を脅す
【記事要旨】
 昨日、OpenAIの従業員770名のうち700名以上が、追放されたサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が再度任命されなければ退社する可能性があるという書簡に署名したことを受け、OpenAIの将来は危機に瀕している。
 OpenAIの4人からなる取締役会は金曜午後、アルトマン氏をもはや信頼できないとして解任し、テクノロジー業界に衝撃を与えた。 取締役会の決定により、狂乱の週末が始まり、アルトマン氏がマイクロソフトに入社して新しい AI を開始することで終わった。 OpenAI の社長であり会社の共同創設者である Greg Brockman とのプロジェクトです。 OpenAIは昨日、アルトマン氏を同社に復帰させるべく交渉中であると発表したが、夜になって同氏が復帰しないと発表した。
 この騒動により、シリコンバレーの歴史の中で最も急速に成長している企業のひとつの将来に疑問が残っている。
 勝者と敗者: 状況は OpenAI にとって全体的な損失であり、リーダーシップと士気は混乱に陥った。これは Microsoft にとっての勝利であり、OpenAI に 130 億ドルを投資しており、今後もこのスタートアップのモデルを自社製品の強化に使用し続けることができると同時に、アルトマン率いる新しいチームに新しい Microsoft の構築に必要な資金を与えることができる。
 また、これは、AI の脅威を警告してきた研究者や活動家にとっての勝利でもある。 アルトマン氏を解任した取締役会の一部の人々も、AIシステムが強力になり過ぎたという懸念を動機としていた。
【コメント】
 企業は人の集合体だとわかる。OpenAIの700人がマイクロソフトに映ればOpenAIは存続できない。OpenAIが破綻すればマイクロソフトの投資も価値がなくなる。この記事のようにマイクロソフトが勝者と言い切れるのだろうか。

2.ガザの別の病院が襲撃される
【記事要旨】
 病院スタッフとガザ保健省によると、昨日早朝、ガザ地区北部のインドネシア病院が襲撃され、少なくとも12人が死亡、数十人が負傷した。 病院関係者によると、少なくとも500人の患者と数千人の避難民が屋内に避難している。 保健省はイスラエルを非難した。
 スタッフらによると、絶え間ない砲撃と銃撃の中、イスラエル軍戦車が敷地に近づいた後、病院が攻撃を受けたという。 イスラエル軍は、同軍が病院内から銃撃を受けており、その発生源を狙ったと発表した。 軍は「病院に向けて砲弾は発射されなかった」と発表した。
 トンネル:イスラエル軍は、アル・シファ病院の地下にある要塞トンネルであるとする映像を公開した。 タイムズ紙はビデオが病院で撮影されたものであることを検証したが、そこにハマス軍が大規模に駐留しているという決定的な証拠は得られていない。
【コメント】
 Another brutal attack on a hospital! バイデンは一時休戦は近いと言うのだが。

3.アルゼンチンのドナルド・トランプが勝利
【記事要旨】
 アルゼンチンは日曜日、ドナルド・トランプと比較される極右の自由主義者ハビエル・ミレイを次期大統領に選出した。 それは経済危機の下で苦しむこの国にとっては右傾化であり、世界的な極右勢力の永続的な強さを示すものであった。
 経済学者で元テレビタレントのミレイさん(53)は、生意気なスタイル、陰謀論の支持、そして一連の極端な提案で政治の舞台に飛び出した。 同氏は支出と税金を削減し、中央銀行を閉鎖し、自国の通貨を米ドルに置き換えると約束した。 同氏はまた、中絶の禁止、銃規制の緩和、「社会主義と戦う」ことを望む国々のみを同盟国として考慮することを提案している。
 分析:一部の政治アナリストは、ミレイ氏の躍進は、彼のイデオロギーへの支持ではなく、変化を求める有権者の熱望を反映していると述べている。
【コメント】
 指導者の極端な考えが一国をどれだけ変えることが出来るか注目だ。

その他の記事より
・マフィアへ打撃
 Hundreds of defendants were sentenced to prison in southern Italy in a case that prosecutors and experts said dealt a crucial blow to the Mafia.
・米国防長官の訪ウ
 The U.S. defense secretary visited Kyiv, the Ukrainian capital, at a time when progress in the war against Russia as well as U.S. military aid have both stalled.
・日本の風呂敷文化
 A gift without wrapping is like a cake without frosting, yet the inherent wastefulness involved in the use of wrapping paper has prompted many to look to reusable alternatives. Enter Japan.
 Centuries ago, the Japanese elevated the practice of wrapping gifts using beautifully printed pieces of fabric, known as furoshiki, into an art form. When the gift has been unveiled, the fabric is used for other gifts, wrapping cushions or is even framed for display. We asked experts for tips on how to do it right.

2023年11月21日 火曜日