今日の一言
「GDP0.2%成長」
二四半期ぶりにプラスになったが、年率0.2%という低い数字にとどまり予想を下回った。物価高で消費が回復していないのが理由だという。一方「K字型回復」という言葉がある。K字型回復とは 何か。「K」の形が示すものを見れば、
- 上向きの線:恩恵を受けて成長する層・産業
- 下向きの線:取り残され、悪化する層・産業
つまり、回復が均一ではなく、勝ち組と負け組がはっきり分かれるのが特徴だ。 不況下の株高で富裕層は所得を増やし、その富裕層が消費を支えている構図だ。
ニューヨークタイムズ・ニュースレターより
1.状況を改善しようとする米国民主党
【記事要旨】
これまで国際的な注目は主にトランプ氏に集まっていたが、11月の中間選挙を前に、民主党の主要政治家たちが欧州で存在感を示し始めている。
ミュンヘン安全保障会議にはニューサム(カリフォルニア州知事)、マーフィー上院議員、ケリー上院議員など複数の民主党有力者が参加し、欧州との協力関係やトランプ氏への懸念を表明した。
2028年の大統領選に誰が出るかは不透明だが、民主党がどのようなビジョンを提示できるかが問われている。
■ AOC(アレクサンドリア・オカシオ=コルテス)の影響力
AOCは2018年に下院議員に当選して以来、民主党をより労働者寄りの方向へ導こうとしてきた。彼女は民主党が長年「エリート寄り」で労働者の現実を無視してきたと批判。 必要な改革として、
富裕税の導入と企業権力の集中を防ぐ反トラスト政策 を挙げている。
彼女は「格差の拡大が権威主義の台頭を招いている」と警告し、労働者階級への実質的な利益提供が不可欠だと主張した。
■ 民主党の今後
AOCのようなポピュリスト左派のビジョンが2028年の民主党主流になるかは不明だ。 ニューサム知事のように富裕税に反対する有力候補もいる。
欧州側は民主党から「同盟関係の回復」を期待する声を聞いたが、たとえ次期大統領が民主党でも、以前の状態に完全に戻る保証はない。
AOCは「もう元の時代には戻れない。新しい時代に向き合う必要がある」と述べた。
【コメント】
ミュンヘン安全保障会議にこんなに民主党の有力議員が参加しているとは知らなかった。
日本からは茂木敏充 外務大臣が出席し、「欧州とインド太平洋の安全保障は不可分である」と強調し、自由で開かれた国際秩序(FOIP)の重要性を訴えた。
2.イランとの緊迫した協議
【記事要旨】
米国とイランは本日、ジュネーブで新たな協議ラウンドを開催する予定だが、イランの核開発計画をめぐり根本的な相違が残っている。
協議前夜、米国が軍備増強を続ける中、イランはホルムズ海峡で実戦演習を実施した。ペルシャ湾を含むこの地域には、12隻の米軍艦が展開している。トランプ大統領は、イラン指導部が核開発計画に同意しない場合、イランを攻撃すると警告している。金曜日には、公然と政権交代を支持した。
イランでは、同国の聖職者に対する抗議活動は終結した。しかし、多くのイラン人は怒りの感情が残り、何もかもが正常化していないと感じている。
【コメント】
トランプは、イラン政権の「体制転換(regime change)」が“最善”だと発言し、それが緊張を一段と高めている。
その他の記事
・インドネシアは、トランプ大統領の「平和委員会」構想の一環として、数千人の兵士をガザ地区に派遣し、平和維持活動を行う準備を進めている。
・マルコ・ルビオ国務長官は、ハンガリーの独裁政権を率いるオルバーン・ビクトル首相に対し、接戦の選挙を前にトランプ大統領は自身の成功に「深くコミットしている」と述べた。
・ニコラス・マドゥロ大統領の逮捕後、海外在住のベネズエラ人は自国での不動産購入を検討しており、これが価格高騰の原因となっている。
・専門家によると、習近平国家主席は中国軍の粛清において、絶対的な忠誠心を求め、毛沢東主義的なイデオロギー浄化戦術に回帰しているという。
・台湾をめぐる日本と中国の外交対立は、中国人観光客に依存する日本経済に打撃を与えている。
+
・専門分野の外国人労働者に対する米国のビザをめぐる議論は、南アジア人に対する人種差別を助長している。
・エプスタイン・ファイル
コロンビア大学は、エプスタインの恋人が歯科大学に入学するのを支援した2人を処罰した。エプスタインと学界の関係は、大学の資金調達の裏側を露呈している。
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・『地獄の黙示録』や『ゴッドファーザー』など、映画で幅広い役柄を演じたオスカー受賞俳優ロバート・デュヴァルが95歳で亡くなった。
2026年2月17日 火曜日 曇り
AM7:15 気温3度 もうじき雨になりそうです