世界の動き 2026年2月16日 月曜日

今日の一言
「コーポレートガバナンス・コードとは」
 時事通信で金曜日に解説が載っている。以下だ。
・・・・・・・・・・
 コーポレートガバナンス・コードとは金融庁と東京証券取引所が2015年に策定した上場企業が順守すべき行動原則を示した企業統治指針。企業の持続的な成長と価値向上につなげる狙いで、株主の権利確保や適切な情報開示、取締役会の責務を定めている。法的拘束力はないが、従わない場合は理由を説明する必要がある。これまで18年と21年に改訂されており、女性活躍の促進を含む多様性の確保、政策保有株式の縮減、気候変動問題への対応なども促している。
・・・・・・・・・・
 「コード」とは法律ではなく、遵守が求められるが義務ではない。コードに記載されている項目が守られているかどうか、守られなければその理由を説明しなければならないというものだ。
 現在、改定が検討されており、大企業に蓄積された現金の使用がどのようにコードに記載されるかが注目されている。

ニューヨークタイムズ・ニュースレターより
1.ジゼル・ぺリコの勇気と再生
【記事要旨】
 フランスで大規模な集団レイプ事件の裁判において、匿名権を放棄して公に証言したジゼル・ペリコは、長年にわたり夫とその共犯者たちから薬物を使った性的暴行を受けていた事実を知り、世界的な注目を集めた。彼女はこれまで多くを語らなかったが、ついに自身の半生と被害、そして回復の過程を綴った回想録を出版し、長時間のインタビューに応じた。
 ペリコは、記憶の欠落やブラックアウトに苦しみ、自分が精神的に崩壊しているのではないかと恐れていた時期を語り、加害者の一部が未特定のままであることへの恐怖も明かした。それでも彼女は「被害者としてではなく、困難を乗り越えた人間として見てほしい」と語り、離婚後に新たなパートナーと人生を再構築している。
 一方で、娘の画像も夫のデバイスから見つかったことで家族関係は深く傷つき、娘との関係修復はまだ途上にある。ペリコは、家族に起きたことを「すべてを吹き飛ばす爆発」と表現した。
 インタビューの最後に彼女は涙を拭いながら、自分の経験を語ることで心の整理が進んだと述べ、いつか元夫に面会し、「なぜこんなことをしたのか」という答えを求めたいと語った。彼女は、夫が対面したときに少しでも後悔を示すことを願っている。
【コメント】
 恐ろしい犯罪だ。夫の動機は裁判でも明確になっていない。

2.バングラデシュ、革命から選挙へ
【記事要旨】
 2024年に学生主導の運動によって前政権が倒れた後、バングラデシュで初めての総選挙が行われた。現地取材をした記者によると、選挙ではバングラデシュ民族主義党(BNP)が圧勝し、党首タリク・ラーマンが首相に就任する見通しとなった。彼は「体制側の人物」と見られており、学生たちの反応は賛否が分かれた。
 一方、イスラム主義政党が学生リーダーと連携したことで議席の約4分の1を獲得し、過去最大の躍進を遂げた。これは新たな政治勢力の台頭を示している。
【コメント】(wikipediaから抜粋)
 1947年にイギリスからインドが独立する際、現在のバングラデシュに当たる地域は「東パキスタン」と呼ばれパキスタンの一部であった。しかし、パキスタン本土から遠く離れていること、イスラム教以外の文化的結びつきが薄かったことから、分離独立運動がおこり、内戦(バングラデシュ独立戦争)やインドの介入(第三次印パ戦争)を経て、1971年にパキスタンから独立した。
国内最大の都市は首都のダッカ。バングラデシュは南アジアにおけるイスラム圏国家の一つである。バングラデシュの人口は1億6,468万人で、都市国家を除くと世界で最も人口密度が高い国であり、人口は世界第8位となっている。 日本の約4割の国土に、日本をはるかに上回る人口を有している若い国だ。

3.中国の核開発復活
【記事要旨】
 衛星画像によると、中国四川省にある複数の秘密核関連施設が近年大幅に拡張・改修されていることが確認された。これらの施設は約60年前に建設され、1980年代には縮小や閉鎖が進んでいたが、2019年頃から再び建設が加速し、長く続いた「自制の時代」が終わったと専門家は指摘している。
 施設の設計から、一部は核弾頭の金属コアを製造している可能性があり、別の施設では「高性能爆薬」の試験が行われているとみられる。ただし、地上から見える改修の目的については専門家の間でも議論が続いている。
【コメント】
 このような動きが周辺国に軍事的な脅威を与えている。高市政権の支持率の高さの一因でもある。

その他の記事
・欧州5カ国によると、アレクセイ・ナワリヌイ氏は南米のカエルから発見された毒素によって毒殺された可能性が高い。
・ミュンヘン安全保障会議で、マルコ・ルビオ国務長官は米国と欧州の摩擦を和らげようと試みた。しかし、欧州の現状は彼が描写した姿とは大きく異なっている。
・トランプ大統領は生涯を通じて自身のパーソナルブランドを売り込んできた。今、彼は個人崇拝を築き上げようとしている、とホワイトハウス担当主任記者は書いている。
・エプスタイン・ファイル
 新たな文書は、エプスタイン氏とスーパーモデルのナオミ・キャンベル氏との繋がりの深さを示唆している。
・『嵐が丘』は、主人公の「白人化」をめぐる論争にもかかわらず、公開週末の全世界での興行収入が8,200万ドルに達すると予想されていた。
【コメント:『嵐が丘』の中心人物であるヒースクリフの取り扱い。出自不明の孤児で、非白人の可能性が高い。キャサリンとの悲恋と復讐が物語の核になっている。映画で白人俳優が演じると whitewashing と批判されるのが常だ。】

・オーストラリアは世界で最も高価なタバコを生産しており、その価格が数十億ドル規模の闇市場を活性化させている。【コメント:タバコ一箱が約4000円する】

2026年2月16日 月曜日 曇り
AM6:47 気温8度 暖かい朝です。