世界の動き 2024年8月8日 木曜日

今日の言葉
「長崎の原爆式典」
 長崎市が「原爆の日」に開く平和祈念式典に、アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、オーストラリア、カナダの6か国とEUの駐日大使が一斉に欠席する意向を示している。 長崎市がパレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルを式典に招かなかったことがその理由だということだ。
 式典参加者について政治的な駆け引きがあることを初めて知った。どの国を呼ぶ呼ばないは主催者の判断だと思うし、出る出ないも呼ばれた国の判断だと思うが、平和祈念の日にも政治的なメッセージが含まれるのを初めて知った次第だ。G7とEUの一枚岩の結束ぶりにも驚いた。今回は日本に対しての行為だからそういう動きがわかったが、国際的な懸案事項には、日本を含めたG7とEUの動きはそんな風にG7とEU以外の国々には見られているということが理解できた事象だった。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.英国で反人種差別デモ参加者が集結
【記事要旨】
 極右グループがさらなる抗議活動を呼びかけたが、夕方の早い時点では、大規模な抗議活動は実現せず、逮捕者も数人しか出なかった。
 その代わり、ブリストル、バーミンガム、リバプール、ロンドンなど、全国の都市で数千人の反人種差別デモ参加者が集結した。デモの一部は、暴徒の標的になる可能性があるとされていた場所の近くで行われた。
 リバプールでは、地元住民や、最近の暴力を非難する労働組合グループやその他の人々で構成された人々は「ファシストは出て行け!」と叫び、「憎しみではなく愛を」と書かれたプラカードを掲げた。
 暴徒たちは先週、警察と衝突し、車に火をつけ、モスクや難民希望者が宿泊するホテルを標的にした。オンラインで偽情報キャンペーンが展開されたことが一因となっている。
 ソーシャルメディア: イーロン・マスクはXで暴力的な抗議活動に関する扇動的なコメントを投稿し、キール・スターマー首相を激怒させている。
【コメント】
 極右の暴動に対し市民のデモが対抗する動きとして出てくるのは健全な民主主義が英国には残っている証拠だろう。
 日本では介護職だけで年間20万人が不足するといわれその多くは外国人労働者で供給されることになる。移民への対応は日本でもすぐそこにある大きな課題だ。

2.米大統領選挙で中西部をめぐる戦いが始まった
【記事要旨】
 ハリス陣営とトランプ陣営は昨日、同じ都市で対決した。
 カマラ・ハリス氏と同氏の副大統領候補であるミネソタ州のティム・ウォルツ知事は、ウィスコンシン州オークレアで1万2000人の満員の集会を開いた。ドナルド・トランプ氏の副大統領候補であるオハイオ州のJD・ヴァンス上院議員は、同じ都市の工場ガレージで、ブルーカラー労働者を従えて演説した。
 ハリス陣営は、ウォルツ氏が候補者に指名されてから24時間以内に3600万ドルを集めたと述べた。これは、彼女が2024年の選挙戦に参戦してから最初の24時間以内に彼女のチームが集めたと述べた8100万ドルに次ぐ額だ。
 ウォルツ氏は40代になるまで政治活動にあまり興味を示さなかったが、その後急速に台頭した。
 知事としてのウォルツ氏の実績は、ミネソタ州のよりリベラルな政治への動きと重なりる。
 トランプ氏の減税案の中で最も新しく、最も費用のかかる案は、社会保障給付に対する所得税を廃止するものだ。
 元大統領はFOXの番組で、ハリス氏を「意地悪な人」、彼女とウォルツ氏を共産主義者と評した。
【コメント】
 ウォルツ氏はすべり出しの評判は非常に良いようだ。「共産主義者」という言い方は今でも米国民に刺さる蔑称なのだろうか。

3.グレートバリアリーフの終焉は近い
【記事要旨】
 オーストラリアの科学者による新しい研究によると、人類が気候変動を抑制するためにもっと緊急に行動しない限り、世界最大のサンゴ礁システムであるグレートバリアリーフの終焉を今の世代が見ることになる。
 この研究によると、サンゴ礁の最近の気温は400年ぶりの高水準だ。高熱はサンゴの白化を引き起こし、生存に必要な共生藻類を失わせる。
【コメント】
 沖縄近くの海でもサンゴの白化が起きていると随分前から言われている。海水の表層での水温上昇は知られているが、深層部まで含んだ海水全体の温度の上昇はどのような影響をもたらすのだろうか。サンゴだえでなく人類の終焉をもたらしかねない。

その他の記事
バングラデシュ:
 暴徒たちは、最近退陣した首相の支持者とみられるヒンズー教徒を標的にし、彼らの家に放火し、寺院を破壊した。
タイ:
 前回の選挙で前進党が勝利して以来、保守勢力は同党を政権から遠ざけてきた。裁判所は同党を解散させたばかりだ。
日本:
 円安が3年ぶりの株価上昇を後押しした。3日間の乱高下で日本の脆弱性が露呈した。

2024年8月8日 木曜日

世界の動き 2024年8月7日 水曜日

今日の言葉
「乱高下には」
 暴落の後は暴騰。今後もしばらくは荒っぽい相場が続くだろう。こういう時はボラティリティに投資する投資信託も検討に値する。
 日本で簡単に購入できるものに楽天のボラティリティファンドがあるようだ。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.ティム・ウォルツ氏を副大統領候補に指名
【記事要旨】
 カマラ・ハリス副大統領は昨日、ミネソタ州のティム・ウォルツ知事を副大統領候補に指名した。ウォルツ氏は元フットボールコーチで教師であり、州資金で家族を支援するプログラムを擁護した。
 ウォルツ氏(60歳)は、ドナルド・トランプ氏や他の共和党員を「変人weird」と評する率直な話し方で他の有力候補を抑えて選ばれた。
「ウォルツ氏の『変人』攻撃は、8年間トランプ氏に対する反響の大きい攻撃を探していた民主党員を喜ばせた。彼の田舎出身、有給家族休暇などのリベラル政策への支持、そして陽気なユーモアのセンスを加味すれば、団結が最も重要視されるこの時代に、ほとんどの民主党員が喜ぶことができるだろう。」とタイムズ同僚のコメントだ。
 ネブラスカ州生まれのウォルツ氏は、24年間州兵として勤務し、社会科を教え、高校のフットボールチームのコーチを務めた。2006年にミネソタ州の田舎で保守的な地区で下院議員選挙に勝利し、政治の世界に入った。
 ミネソタ州知事に選出されて以来、ウォルツ氏は野心的なリベラル政策の制定に取り組んできた。低所得者層の学生への大学授業料無料化、学童への無料給食、娯楽用マリファナの合法化、トランスジェンダーの保護などである。また、気候変動問題にも取り組んできたが、ジョージ・フロイド抗議運動への対応を巡っては批判されている。
 ハリス氏は、バーチャル投票で代議員の99%の支持を得て、民主党の大統領候補指名を獲得した。
 ハリス氏は、ウィスコンシン、ミシガン、ペンシルベニアの3つの激戦州でトランプ氏と非常に接戦を繰り広げている。
【コメント】
「weird」は日本語では「奇妙な」という意味だが、「strange」や「odd」よりも、もっと奇妙なものに使うのが一般的だ。 very strange「とても奇妙な」な人や物事に使う。
 ロペス前下院議長によればウォルツ氏は民主党支持者のど真ん中だそうだ。地味な経歴だが、話すと面白い人かも知れない。

2.ハマスが新たな政治指導者を任命
【記事要旨】
 ハマスは昨日、10月7日のイスラエルに対する攻撃の首謀者とされるヤヒヤ・シンワルが同グループの新たな政治指導者に選ばれたと発表した。
 シンワルは先週テヘランで起きた爆発で死亡したイスマイル・ハニヤの後任となる。ハマスとイランは暗殺の責任をイスラエルに押し付けたが、イスラエルは公に責任を認めていない。
 シンワルは2017年からガザでハマスの指導者を務めており、地下のトンネルに潜伏していると広く信じられている。ガザ地区生まれの彼は、2011年にイスラエルとの囚人交換で釈放されるまで、何年もイスラエルの刑務所で過ごした。
 ヨルダン川西岸:パレスチナ当局によると、イスラエル軍は月曜日以来、占領下のヨルダン川西岸全域で襲撃を行い、14歳の少年を含む少なくとも12人のパレスチナ人を殺害した。
 イスラエル:ヒズボラはイスラエル北部にドローン攻撃を開始した。これは前日のイスラエルの攻撃に対する報復だとヒズボラは述べた。
 レバノン:イスラエルとの緊張が高まっている中、一般市民にできることはほとんどなく、ただ見守るしかない。
 イラク:米軍は空軍基地へのロケット弾攻撃で負傷した。この攻撃は、イランが支援するイラク武装グループが以前に実行した攻撃に似ていた。
【コメント】
 ブリンケンが言うイランのイスラエルへの攻撃の期限はもうすぐだ。これが起きると相場に大きな悪影響がある。避けて欲しい。

3.バングラデシュ暫定政府を率いるのはノーベル賞受賞者
【記事要旨】
 バングラデシュ大統領は抗議者の要求に応え、マイクロファイナンスの先駆者でノーベル賞受賞者のムハマド・ユヌス氏を暫定政府を率いる役目に任命した。
 ユヌス氏には2つの当面の課題がある。1つ目は、数週間にわたる学生デモと治安部隊との暴力的な衝突で混乱し、100人以上が死亡した人口1億7000万人の国で秩序を回復すること。2つ目は、バングラデシュが新指導者を選ぶ選挙を行うまで暫定政府の役割と任務を定義することだ。
 元首相の最期の数時間:シェイク・ハシナ元首相は、怒り狂った群衆が自宅に押し寄せる中、持ちこたえられると主張した。家族は彼女に辞任を促した。
【コメント】
 グラミン銀行はバングラで始まったものだったのかと改めて思った。貧困層の自立基盤を支援してきたことが評価され、総裁であるムハマド・ユヌス氏 とともに2006年のノーベル平和賞を受賞した。もう20年近く前の受賞だった。ユヌス氏の手腕と国民の支持を期待したい。

その他の記事
英国:
 最近暴動に見舞われた英国の都市サンダーランドでは、長年の経済的困窮と失業により、不満が高まっている。
株式:
 ウォール街は前日の損失の一部を回復した。最近の売りで最も打撃を受けた日本の株式は10%上昇した。
ウクライナ:
 ドネツク州の都市トレツクは現在、ロシアとの戦争の最前線にある。

2024年8月7日 水曜日

世界の動き 2024年8月6日 火曜日

今日の言葉
「株価暴落」
 世界中で株価が暴落しているが日経平均の下がり方が群を抜いて酷い。
 1987年10月19日のブラックマンデーの下げ幅以上の下げを記録した。あの時のことは覚えているが、相場が一度に下がり売るに売れない状況だった。
 新NISAで新たに投資を始めた投資家、金融業界で中心となっているトレーダーは、下げ相場の経験が無いので、狼狽売りに走ったことが大きな要因ではないかと思う。
 植田日銀総裁の会見も酷かったが、急落を受けた鈴木財務大臣の会見は、もごもごした説明だった。もっと若くてシャープな人が出てこないと「日本はダメだなー」という印象を世界中に与えかねない。
 過剰流動性の行き場が無いので、このまま相場がズルズル下がることは無いと思う。我慢のしどころだ。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.米経済減速への懸念で株価が急落
【記事要旨】
 投資家が米経済減速の兆候に注目する中、昨日、米国および世界中で金融市場に不安の波が広がり株価が下落した。
 米国が失業率がほぼ3年ぶりの高水準を示した雇用統計を受けて金曜日に始まった売り圧力をさらに拡大させ、米経済が成長鈍化に向かう​​のではないかという懸念が深まった。
 米国では、S&P 500が3%下落し、2022年9月以来の最悪の日となった。日本では、日経平均株価が12.4%下落し、1日としては最大の下落率となった。英国のFTSE 100は、2023年7月以来の最悪の日となり2%強下落した。
 急落には他の要因も影響していた。ハイテク株が急騰しすぎたという懸念と、円高が日本企業や一部のグローバルトレーダーの見通しに悪影響を及ぼす可能性があるという懸念だ。米国では、連邦準備制度理事会が金利引き下げを遅らせすぎたのではないかと疑問視する声もあった。
 売るタイミングか?このような市場の混乱時に何もしないのはつらい。しかし、今回の場合はそれが最善の選択肢だと、タイムズのコラムニストは書いている。
【コメント】
 狼狽売りは下げが下げを呼ぶ。何もしないのが正しい。

2.バングラデシュの指導者が辞任し逃亡
【記事要旨】
 シェイク・ハシナ首相が辞任し国外に逃亡したため、昨日、首都ダッカの路上で群衆が祝った。軍司令官は、軍が暫定政府の樹立を監督すると述べた。
 抗議活動は平和的に始まった後、治安部隊との致命的な衝突に発展した。騒乱の中で最も死者が多かった日曜日には、100人近くが死亡したと報じられた。
 流血事件を受けて、抗議活動家らはハシナ首相の邸宅に向かって行進した。ハシナ首相はヘリコプターで逃亡し、群衆が建物に押し寄せた。略奪者たちは家具、寝具、鉢植えを奪っていった。ハシナ首相の現在の居場所は不明。米国と英国の両方に家族がいる。
 76歳のハシナ首相は、世界で最も長く在任した女性指導者の一人だった。彼女の統治下で経済は急速に成長し、国は急速な発展を遂げた。しかし、彼女は政敵を投獄し、独裁主義者として批判された。
 彼女の退陣は、楽な未来を保証するものではない。暫定政府を承認するプロセスは困難になる可能性が高い。
【コメント】
 あっさり政権が倒れた。これほどハシナの治世に人々の不満が強かったのかと思い知らされる。

3.ハリス氏は副大統領候補を発表する準備を整えている
【記事要旨】
 カマラ・ハリスの副大統領候補の選定は、最終段階に差し掛かっている。
 ペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ知事、アリゾナ州のマーク・ケリー上院議員、ミネソタ州のティム・ウォルツ知事の3人の候補者は、日曜日にワシントンでハリス氏と会談した。ハリス氏は候補者を発表した後、本日フィラデルフィアで新しい副大統領候補との最初の集会を開く予定だ。
 このタイムラインはハリス氏に有利に働く可能性が高いとアナリストは見る。
 ビデオゲーマーとのライブインタビューで、ドナルド・トランプ氏は世界の株式市場の下落は移民のせいだと主張したようだ。
 ナンシー・ペロシ氏は新著で、バイデン大統領に撤退を静かに、しかし断固として迫った理由は、ドナルド・トランプ氏を倒す必要性という1つの要因に帰着したからだと述べた。
【コメント】
 私はケリー上院議員が有力と見る。どうなるだろうか。

その他の記事
英国:
 キール・スターマー首相は、反移民の偽情報による暴動を取り締まると誓った後、緊急会議を開いた。
テクノロジー:
 グーグルはオンライン検索の独占を維持するために違法行為を行ったと米国の判事が判決を下した。この判決は大手テクノロジー企業のビジネスのやり方を変える可能性がある。
日本:
 外国人労働者の数は2007年以来4倍に増えているが、同国の政策では依然として、外国人労働者は短期滞在のみ歓迎されることが明確にされている。

2024年8月6日 火曜日

世界の動き 2024年8月5日 月曜日

今日の言葉
「黒の舟歌」
 大昔、野坂昭如が歌っていた。「男と女の間には深くて暗い河がある・・・」と言う歌だ。 人類学的には男女の区別はそれほど明確ではないらしい。
 パリオリンピックで二人の女子ボクシング選手のメダル獲得が確実になった。一人は性転換した人、もう一人は遺伝子的に確実に女性とは言えない人だ。
 オリンピック委員会と国際ボクシング協会の男女の判定の基準が分かれていることが事情を複雑にしているようで批判を浴びている。
 ルールが統一されていないのはビジネスの世界でもよくあることで、生き方は二つある。
 1.ルールを決める側に回ること
 2.自分に有利なルールの世界で生きること
 いずれにしてもビジネスでは舟を漕ぎ続けるしかない。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.報復を待つイスラエルの緊張
 紛争拡大の恐れから、多くの国際航空会社が、イスラエル便を運休した。英国、カナダ、フランス、米国は、自国民にレバノンから直ちに退去するよう促した。
 この動きは、今週初めにベイルートでヒズボラの上級司令官が、テヘランでハマスの政治指導者が殺害されたことを受けてのものだ。イスラエルには多くの紛争を鎮める明確な計画がないとの印象が強まっている。
 衝突は週末を通して続いた。ガザ市の避難所として機能していた学校へのイスラエルの空爆で、少なくとも30人が死亡、さらに数十人が負傷した。イスラエルは、攻撃はハマスの「指揮統制センター」を標的にしたと述べた。
 イスラエルのハマスに対する戦争は、ガザ地区のパレスチナ人がこれまでに直面した中で最も致命的なものだが、ハマスが生き残れば、政治的に強くなることを可能にする象徴的な勝利となる可能性がある。
【コメント】
 イスラエルはこれまで巧みにモグラ叩きを続けてきたが、今やモグラが多すぎて手が回らなくなりそうだ。

2.ミャンマー軍事政権、空爆を加速させるために制裁を回避
【記事要旨】
 ミャンマー軍は地上で反政府勢力を倒すことができず、民間人への無差別爆撃を増やしている。軍事政権は最近、結婚式と寺院を爆撃し、約60人を殺害した。
 攻撃の激化は、政権の爆撃機、戦闘機、ヘリコプターの飛行に必要なジェット燃料の流入を阻止することを目的とした制裁をミャンマーが回避していることを示している。
 攻撃は犠牲をもたらしたが、反政府勢力は引き続き勢力を伸ばしている。ここ数週間、反政府勢力はシャン州の刑務所を占拠し、数百人の政治犯を解放した。また、国の反対側では、別の反政府軍がラカイン州の民間空港を占拠した。
【コメント】
 ニュースは五輪一色で、アジアのこの辺の報道は全くない。ベトナムからミャンマーに技能実習生の供給国が変わって来ていると聞くが、かの国の状況はどうなっているのだろうか。

3.ハリス氏、副大統領候補を絞り込む
【記事要旨】
 カマラ・ハリス副大統領は、副大統領候補として少なくとも3人の有力候補、アリゾナ州のマーク・ケリー上院議員、ミネソタ州のティム・ウォルツ知事、ペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ知事と会談し、明日は激戦州を回る予定だ。
 ハリス氏とドナルド・トランプ氏は、アリゾナ州、ミシガン州、ペンシルベニア州でほぼ互角で、ジョージア州とウィスコンシン州ではトランプ氏がわずかにリードしている。
 トランプ氏は、証拠もなく、ジョージア州の共和党知事が激戦州で勝利するための自身の取り組みを妨害していると示唆しました。
 トランプ氏の副大統領候補であるJD・ヴァンス氏は、憲法の限界を試したいと率直に述べている。
【コメント】
 もう選挙まで100日を切った。これからがバックストレッチでのデッドヒートになるだろう。

その他の記事
バングラデシュ:
 政府は反政府運動の拡大を抑えるため新たな規制を課し、治安部隊とデモ隊の衝突で少なくとも70人が死亡した。
英国:
 北部の町サウスポートでの大量刺傷事件を受けて、複数の都市で暴力的な反移民抗議デモが勃発。
ロシア:
 先週の囚人交換で釈放された囚人のうち2人は潜入スパイで、その子供たちは家族がロシアと関係があることを知らなかった。

2024年8月5日 月曜日

リベンジする

 オリンピックで敗れた選手の弁で「次はリベンジする」という発言を良く聞く。例えば、競泳の池江璃花子選手、柔道の阿部詩選手がそうだった。

 池江選手は、インタビューではそう発言していたし、SNSに『4年後、リベンジしに帰ってきます』と投稿したそうだ。
 阿部選手は、団体で銀を獲得した後に、個人戦で次回オリンピックではリベンジしたいと発言していた。

 revengeという言葉を調べるとthe action of hurting or harming someone in return for an injury or wrong suffered at their hands.となっている。
 日本語にすれば、「与えられた傷に対し復讐する、相手を傷つけて報復する」という、とても嫌な言葉で、私はこの言葉を日本の女子選手から聞くと、穏当でない印象を受ける。

 再度挑戦したいと言うか、和製英語を使うなら、又チャレンジしたいというのが妥当な表現だ。

 選手や競技団体に、妥当と思われる言葉を使用することを望みたい。「リベンジ」は血生臭さすぎる言葉だ。

2024年8月4日 日曜日