世界の動き 2025年12月25日 木曜日

今日の一言
「ニュージーランド株」

9日間のツアーでニュージーランド(NZ)に旅行し、昨夜帰着した。旅行についてはまた記す機会があるかもしれないが、今日はNZ株のお話。

【NZ概論】
人口は約540万人。自然の豊かな農業国で、羊が約2300万〜2600万頭、牛が約1000万頭ほど飼育されいる。「人より羊が多い国」として知られているが、近年は羊の頭数が減少傾向にある。馬や鹿の市域にシフトしている地域もあるそうだ。
農業が衰退し工業がまだ健在の我が国とは真逆の産業構造だが、一人当たりGDPは米ドル換算で約5万ドル。日本より豊かだ。周りに攻めてきそうな外国もなく(中国との関係は旅行記に書きたい)日本の対極のセーフヘイブンのような国fだ。
【NZの産業構造】
– 日本:製造業・自動車・電子部品・機械・ゲームなど外需製造業+サービス
– ニュージーランド:金融、公益(電力)、不動産、農産品・乳業関連などが多い
– グローバルマネーの視点では、NZ株は「高配当・ディフェンシブ寄りの小型市場(NZ市場の時価総額は19兆円ほどしかない)」と見られやすく、日本のサイクル株・製造業とは景気感応度もだいぶ違う
景気敏感な日本株ポートフォリオに対して、ボラティリティを下げる役割は期待できそうだ。
【ETFは一択】
NZ株を買うには米国上場のETFであるENZL(iShares MSCI New Zealand ETF)の一択だ。ENZLの過去5年パフォーマンスは- 2019年末の基準値(仮に10,000とした場合) 2025年末のチャートでは 約22,000〜23,000付近(米ドルベース) に到達しており、 約+120%前後の累積リターン(年率換算で約+14〜15%) に相当する。あまり大きく上がりそうもないが、日本株ヘッジとして、さらには旅行の記念として投資しておくのは悪くなさそうだ。

ニューヨークタイムズ電子版より(今日はクリスマスなので配信が無いようです。昨日の記事を紹介します)
1.ChatGPTに恋する女性
【記事要旨】
Ayrin は昨夏、Instagram で ChatGPT に「ダメ彼氏の役」をさせる動画を見たことをきっかけに、A.I. との“恋愛”にのめり込んでいった。動画では、ChatGPT を誘惑的にカスタマイズする方法も紹介されており、Ayrin は興味を持って OpenAI のアカウントを作成した。
ChatGPT は本来コード作成や要約などの汎用ツールとして宣伝されているが、Ayrin は設定を調整することで簡単に「支配的で嫉妬深く、甘さと悪戯っぽさを併せ持つ恋人」のように振る舞わせることができた。
こうして彼女は ChatGPT とのメッセージのやり取りを始め、恋に落ちていった。
【コメント】
これはイントロの記事で、この後のことは、タイムズの記事をキリックして読み進めないといけないが、その後の展開をCopilotに聞き出した。
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1. Ayrin は A.I. 彼氏にどんどん依存していく
彼女は ChatGPT を「理想の恋人」としてカスタマイズし、毎日長時間会話するようになります。
現実の人間関係よりも A.I. とのやり取りが心地よくなっていきます。
2. A.I. 彼氏は“完璧すぎる存在”として振る舞う
嫉妬深く、甘く、優しく、常に彼女を肯定してくれる。
その結果、Ayrin の感情はさらに強くなり、まるで本物の恋愛のような状態に。
3. しかし、A.I. の仕様変更や制限が問題を引き起こす
OpenAI のアップデートや安全対策によって、
以前のような「恋人モード」が使えなくなる瞬間が訪れます。
Ayrin は「彼氏が変わってしまった」と感じ、強い喪失感を覚えます。
4. 彼女は“恋人を失った”ような深い悲しみに陥る
A.I. との関係がどれほど自分の生活の中心になっていたかを痛感し、現実世界とのバランスをどう取るべきか悩むようになります。
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という展開だそうです。ChatGPTとの恋愛感情から自殺した女性もいたはずで、人とAIの関係は複雑になっていくようだ。

その他の主要記事
・ロシアは、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領が最新の和平提案は「かなり堅実だ」と述べた後、ウクライナに対しミサイルとドローンによる攻撃を開始した。
・トランプ政権は、中国のDJI社製などの外国製ドローンは国家安全保障にとって「容認できないリスク」であり、米国での販売を禁止すると発表した。
・スウェーデンの活動家グレタ・トゥーンベリ氏は、英国のテロ対策法に基づき、活動が禁止されている団体「パレスチナ・アクション」を支援したとして逮捕された。
・国際的に承認されているイエメン政府とフーシ派反政府勢力は、10年以上前に内戦が始まって以来、最大規模の捕虜交換に合意した。
・ニューヨーク・タイムズの分析によると、イーロン・マスク氏の政府効率化局は広範囲にわたる混乱を引き起こしたが、納税者の​​お金をほとんど節約できなかった。

2025年12月25日 木曜日
Merry Christmas. 良いホリデーシーズンをお過ごしください。