今日の言葉:
「リニア新幹線」
建設が難航している区間があり完成時期が伸びたようだ。建設が進んでいる区間も多く、もう止められない。
東京名古屋を40分で結ぶそうだが、需要があるのだろうか。
東京から名古屋まで1時間半、大阪まで2時間半。忙しいビジネスマンにとっては丁度良い休息の時間だ。ほとんどがトンネルの40分は楽しくなさそうだ。
既に事例がある。コンコルドだ。速さを売りにしていたが商業的には失敗に終わった。リニア新幹線は第二のコンコルドになることを危惧する。
ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.米国はイスラエルに対し数週間以内に地上作戦を縮小するよう求める
【記事要旨】
バイデン政権はイスラエル政府に対し、年末頃にガザ地区での大規模な地上作戦を終了し、ハマスに対するより的を絞った行動に移行することを望んでいると伝えた。
米国はイスラエルがガザ地区の人口密集地に出入りする少数精鋭部隊を投入し、ハマス指導者の捜索・殺害、人質救出、トンネル破壊などのより精密な任務を遂行することを構想している。 アメリカの勧告に応えて、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は「イスラエルは全ての目標を達成するまで戦争を継続する」との声明を発表した。
最新の動き:(Timesの中東特派員の言葉)
ガザ地区の状況が壊滅的になる中、ここ数週間で米国とイスラエルの溝が広がっていることから、戦術の変更が求められている。
ガザのパレスチナ人の生活はひどいものだ。 彼らはただ人生にしがみついているだけだ。状況があまりにも絶望的になっていて、トンネルの先には何の光も見えないので、核爆弾が来てみんなをやっつけてほしいと私に言う人もいる。信じられないほど悲惨な場所がガザだ。
ガザの人達は、全世界が自分たちを見捨てたように感じている。 最初は希望を持っていた人々でさえ、何度も避難し、安全な場所はどこにもないため、疲弊するだけだ。
昨日、病院で働く医師は私に、小さな女の子が一人で入ってきた。彼女の家族は全員殺され、見知らぬ人たちが彼女を病院まで送り届けに来た。 実際、ガザの病院ではこれを表す用語があり、それは「未知のトラウマ児unknown trauma child」だ。 彼らは子供の体にそれを書き、家族が来てくれることを期待している。
この医師はイスラエルの空爆で末の息子を失い、他に2人の子供がいる。 彼は、家に帰り、生き残った2人の子供たちと一緒に座って、「もし彼らが未知のトラウマの子供になったらどうなるだろう?」と考えると言う。 なぜなら、彼が今恐れているのは、自分と妻が殺され、子供たちがこの世に一人になってしまうことだからである。
ガザ人はの考える将来:
永久にガザから追放になるのではないかという大きな恐怖がある。 特に、ガザ人の大多数は、イスラエル国家が樹立された1948年に故郷を逃れたか、故郷を離れて帰還を許されていない人々の子孫であるためだ。 したがって、永続的避難のこの経験と歴史は非常に強力だ。
そして、この恐怖には二重の意味がある。 ガザ人は、ますます狭い地域に閉じ込められているため、ガザ内で永久に避難させられるのではないかと恐れている。イスラエルの指導者、軍司令官らは、ガザを縮小する、つまり一部の土地を接収する計画があると発言しており、家に帰ることを許されないという恐怖は間違いなく現実のものだ。
しかし、ガザ人はまた、自分たちが他の場所、外に避難させられることを恐れています。 イスラエルが最初に避難命令を出した非常に早い段階でさえ、シナイ砂漠で避難民になるのではないかという恐怖が人々の話題になっていた。 ガザ人にとっては、ますます南へ押しやられているように感じている。 ある時点で「じゃあ、他にどこに行けばいいの?」と感じている。 今でもガザ北部には家から出ず、「死ぬなら家で死なせてほしい」と言う人たちがいる。
したがって、将来にはあまり希望が持てず、ガザでもヨルダン川西岸でも状況はさらに悪化すると予想する人もいるのは間違いない。 一部のアナリストや評論家は、これは二国家解決策の考えに火をつけるだろうと言う。 しかし、ほとんどのパレスチナ人から必ずしもそのようなことを聞くわけではない。 彼らが見る限り、すべてが非常に後退しており、さらに悪化しています。
【コメント】
ガザの状況を個人の観察を基に報じているとても衝撃的な記事だ。ガザの人々の悲惨さは言葉に尽くせない。一刻も早い休戦を求めるが、個人として何が出来るかわからない。嗚呼!
2.欧州連合の指導者らはウクライナとの加盟交渉を開始することで合意
【記事要旨】
欧州連合(EU)首脳らは本日、ウクライナのEU加盟交渉を正式に開始することで合意した。 このニュースは、今週のワシントン訪問中に数十億ドルの米国軍事援助を確保できなかったゼレンスキー大統領にとって、極めて重要な時期に発表された。
ロシアでは、昨日、ウラジーミル・プーチン大統領は4時間の年末記者会見で、ウクライナや西側諸国に対して勝ち残る決意を強調した。
【コメント】
昨年は行わなかった恒例の年末記者会見を復活した。余裕綽々のプーチンがいる。
3.親中派の YouTube ネットワークが A.I. を使用し西側を中傷
【記事要旨】
異例の大規模な YouTube チャンネル ネットワークが親中と反米を広めている。 オーストラリア戦略政策研究所の報告書によると、一部のビデオでは人工的に生成されたアバターやナレーションが使用されており、このキャンペーンは同研究所が知る限り、A.I.と人工知能を組み合わせたビデオエッセイ付きの音声による最初の影響力作戦となった。
【コメント】
現在は紙媒体の新聞はすでに終わったもので、若者はTVすら見ない。これからはTouTubeも注意して見る必要がある。
その他の記事:
・米兵の釈放
A U.S. Navy officer who was imprisoned in Japan after killing two people in a car crash was released to the U.S.
(これは何だろう。日本では全く報道されていない)
・英国中銀は金融引締め
The Bank of England held interest rates at a 15-year high as policymakers sought to squeeze out inflationary pressures, even amid signs of a slowdown.
・UFOについて公表
The U.S. Congress has passed legislation that directs the government to eventually tell the public at least some of what it knows about U.F.O.s.
2023年12月15日 金曜日