今日の一言
「内部監査講座」
昨日今日と、金融財政事情研究会(キンザイ)の主催の「金融内部監査人養成講座」で講師を務めている。今回で64回目。20数年にわたり、すでに3000人強の受講者を送り出した講座だ。
ニューヨークで銀行の内部監査部門長をしていたあと帰国した際に、日本の金融機関の皆さん向けにリスクベースの内部監査を伝える講座の必要性を訴えて始まったものだ。
北海道、東北、北陸の受講生の方々は、寒波による交通の乱れを乗り越えて東京に来られた。その熱意にはいつもながら頭が下がる思いだ。
今回も熱心な受講者の参加を得て楽しい講座になった。内部監査という地味な仕事の楽しさと重要性を認識してそれぞれの職場に戻っていただければ講師冥利に尽きるというものだ。
ニューヨークタイムズ・ニュースレターより
1.張又侠(Zhang Youxia)失脚の意味
【記事要旨】
習近平国家主席は過去3年間、汚職や忠誠心の欠如を理由に多数の将軍を粛清してきたが、今回の張又侠副主席の失脚はその中でも異例の大事件とみなされている。
●中央軍事委員会は実質「習近平+1名」に
張ともう1名の高官が追放されたことで、人民解放軍を統括する中央軍事委員会は習近平と粛清を担当する将軍の2名だけとなり、専門家は「高級指揮層の完全な壊滅」と評している。
●張又侠への疑惑
– 国防省は「法令・政治規律違反」で調査中と発表
– 軍機関紙は汚職と習近平への不忠を示唆
– 一部報道(WSJ)は「米国への核機密漏洩疑惑」まで指摘
●なぜ今、習は張を切ったのか
北京では理由をめぐり憶測が渦巻いている。
– 張が権力を持ちすぎたと習が判断した
– 軍の腐敗が深刻で、大規模な世代交代が必要と判断
– さらに深刻な安全保障上の疑惑が浮上した可能性
●軍の弱体化と台湾問題への影響
2023年以降、軍高官・軍需企業幹部の大量粛清が続き、行方不明者も多い。
2022年に中央委員に選ばれた制服組44名のうち、約3分の2がすでに失脚または消息不明。
張は人民解放軍の実務を担う「習の目と耳」とされ、戦闘経験を持つ数少ない将軍だったため、その追放は軍の戦闘準備態勢に深刻な影響を与えるとの見方がある。
専門家は、
– 現在、最高レベルで実戦経験を持つ指揮官がいない
– 訓練や演習を統括できる人物も欠けている
と指摘し、台湾有事の判断にも影響が出る可能性を懸念している。
●習近平への進言役の喪失
米国の元国防総省高官は、張は米台の軍事力を客観的に評価し、台湾侵攻のリスクを習に率直に伝えられる人物だったとし、彼の不在が誤った軍事判断につながる危険性を警告している。
【コメント】
腐敗・汚職は中国のトップ指導者層のくまなく浸透しているのでそれだけで解任されるとも考えにくい。米国への情報漏洩の疑惑も出ているが中国軍トップの老将軍がそんなことをするとはもっと考えにくい。真相はなぞだ。
2. ミネソタでのトランプ大統領の対応転換
【記事要旨】
ミネアポリスで起きた連邦当局による致死的な事件の影響が広がる中、トランプ大統領は移民取り締まり作戦を監督する新たな担当者を派遣し、これまで批判していたミネソタ州知事ティム・ウォルツへの攻撃を控える姿勢に転じた。
知事と大統領の電話会談後、ウォルツ知事の事務所は以下を明らかにした。
– トランプ大統領は、今月起きたアレックス・プレッティ氏とレニー・グッド氏の死亡事件について、独立した調査が行われるよう連邦当局と協議することに同意した
– ミネソタ州に派遣されている連邦捜査官の数を減らす可能性についても検討することに同意した。
【コメント】
トランプ特有の大きく出て少し譲歩するやり方だ。
3.ガザで最後に残っていた人質の遺体をイスラエルが回収
【記事要旨】
イスラエル軍は、ガザに残されていた最後の人質である警察軍曹ラン・グヴィリ氏の遺体を回収したと発表した。
この出来事は、イスラエルにとって長く痛ましい章の終結を意味すると同時に、停戦の次の段階に進む道を開くものとされている。
またイスラエルは、数日以内にガザ地区とエジプトの国境を再開すると発表。
これにより、2年にわたる戦争でガザを離れたパレスチナ人が、初めて帰還できるようになる見通しだ。
【コメント】
ハマスは最後のカードを切った。今後のイスラエルの出方が注目されるが、ネタニヤフは戦時状態の継続を好むはずだ。
その他の記事
・中東当局は、米国が近日中にイランを攻撃するのではないかとの懸念を強めている。
・米国は、大雪による交通の混乱と少なくとも21人の死者を出したことで、危険な寒さに直面した。
・フィリピン南部で大型フェリーが沈没し、少なくとも18人が死亡した。
・メキシコでは、武装集団が混雑したサッカー場で銃撃し、11人が死亡した。この銃撃事件は、麻薬カルテルが争っていた地域で発生した。
・地政学的な不確実性から投資家が避難先を求めたため、金は過去最高値を記録した。
【コメント:コルチナ冬季五輪の金メダルのコストが急上昇しているようだ。メダルの重さは約500グラム、素材は95%が銀、5%程度が金メッキだそうだ。】
2026年1月27日 火曜日
やっと夜が明けた。現在1度。寒い朝です。