今日の一言
「円か二等辺三角形か」
ある物体を見て、その形をある人は円だと言い、他の人は二等辺三角形だという。そんなことがあるのだろうか。
実はその物体は円錐形だ。上から見ている人は円だと言う。横から見ている人は二等辺三角形だという。
それぞれの見方は交わることがない。それぞれが自分が正しいと思っている。
現在の日本と世界の政治情勢に似ている。
ニューヨークタイムズ・ニュースレターより
1.ミネアポリスでの銃撃事件をめぐって
【記事要旨】
事件について
ミネアポリスで今月2度目となる致死的な銃撃事件が発生し、連邦捜査官が市民アレックス・プレッティ(37)を射殺した。彼は抗議活動中に携帯で撮影し、他の参加者を助けようとしていたが、複数の捜査官に取り押さえられた後、複数回撃たれた。政府は「銃で連邦捜査官を殺害しようとした」と主張したが、目撃映像ではプレッティが銃を抜いておらず、すでに武装解除されていたことが示されている。
この事件は全米で大規模な抗議を引き起こし、連邦当局が州・市の捜査官の現場立ち入りを阻止したことで対立が激化。裁判所は証拠破壊を禁じる命令を出した。プレッティは犯罪歴がなく、合法的に銃を携帯していた市民で、周囲からは誠実で思いやりのある人物と評されていた。
報道機関の役割について
この事件は、政府発表と独立報道が食い違う状況が続く中で、報道の自由の重要性を改めて浮き彫りにしている。最近ではFBIがワシントン・ポスト記者の自宅を捜索するなど、米国内でも報道機関への圧力が強まっている。
ニューヨーク・タイムズ発行人A.G.サルツバーガーは、トランプ政権が海外の権威主義的手法を模倣し、メディアへの攻撃・訴訟・規制圧力を強めていると指摘。過去の政権も報道に不満を示したが、今回の攻撃性は際立っていると述べた。
彼は、報道の自由は行使し続けなければ守れず、圧力に屈すれば将来の攻撃を助長するだけだと強調。メディアは誤りがあれば正し、透明性を高め、政治的対立の一方に見られないよう独立性を保つ必要があると語った。
【コメント】
米国憲法修正第2条(Second Amendment)では次のように定めている。
「規律ある民兵は自由な国家の安全に必要であるから、
人民が武器を保有し、携行する権利は侵してはならない。」
この一文が、アメリカにおける「銃を持つ権利」の根拠だ。
今回はこの権利が被害者が銃殺された根拠になっているようだ。
その他の記事
・中国は最高司令官を解任し、軍エリート層の粛清をエスカレートさせた。あるアナリストはこれを「最高司令部の完全な壊滅」と表現した。
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【コメント:カーニー首相がダボス会議で行った感動的な演説への意趣返しだ。】
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2026年1月26日 月曜日
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