中国の習近平国家主席は来週インドで開催される世界の先進国と新興国によるG20サミットに出席する可能性は低いと伝えられている。
最近の主席を巡る動きをユーラシアグループのニュースレターは以下のように報じている。
「習さんは大丈夫なのだろうか?習氏の決断の理由は不明だが、習氏がG20集会を欠席するのは初めて。 同氏はまた、今月初めのBRICS首脳会議での演説を予期せず欠席し、来週のアジア経済サミットにも代理を派遣すると言われている。 以下から何が理由か憶測してみよう:健康問題、国内経済問題の深刻化、外交的軽蔑?
招待を辞退する理由が何であれ、この決定はインドのナレンドラ・モディ首相にとって打撃となる。モディ首相は自国のG20輪番リーダーシップを利用して世界的な知名度を高めることに熱心だ。
また、G20が2つの大きな問題をめぐる論争で混乱している中での出来事でもある。 一つ目は、ウクライナ戦争だ。ヨーロッパと米国が一方の側に、中国とロシアがもう一方の側におり、他のほとんどの国はどちらの側につくかに慎重だ。
二つ目は気候変動であり、発展途上国や新興国は、排出量を制限するという富裕層の要求が経済発展に対する不当なブレーキであると依然として考えている。
最後に、習主席の不在は、世界二大経済大国が競争が激化する関係を管理しようとする中で議論されていた、ジョー・バイデン米国大統領との二国間会談が行われないことも意味する。 今週初めにジーナ・ライモンド米商務長官が北京を訪問した後、良い雰囲気が漂っていたのに残念だ。」
さて、
習主席の不活発さがどういう理由であれ、いろいろな憶測を呼ぶのは間違いない。健康問題で中国内のリーダーシップが不在になるのが一番心配だ。
2023年9月2日 土曜日