「資産所得倍増元年 – 貯蓄から投資へ」岸田総理からのメッセージ – 令和5年6月30日を拝見した。
拝見して、これまで理解できなかった「資産所得倍増」の意味が明確にわかった。岸田首相は総裁選に立候補した際は「所得倍増」と高らかに謳っていたがその後言わなくなった。今言っているのは、「所得倍増」でも「資産倍増」でもなく、「資産所得倍増」だ。
経済成長率がどう頑張っても3%程度の我が国では、所得にしろ資産にしろ倍増するには25年程度かかる。だから、「資産倍増」も「所得倍増」も絶対に不可能だ。5歳の子供でも分かる話しだ。
ところが、「資産所得」を「資産からの所得」と考えれば、それを倍増するのは難しくない。貯蓄から投資へと首相は言っているが、金利0.01%のメガバンクの定期預金から、配当利回り4%程度のメガバンクの株式投資へ転換すれば、それだけで、資産所得は400倍になるのだ。
「リスクは自分でとって、NISAやIDECOや株式投資信託や個別株へ投資をしなさいよ。さすれば、資産所得は苦も無く倍増しますよ。」これが岸田首相の言う「資産所得倍増」の真実だ。
2023年7月1日 土曜日