世界の動き 2022年12月19日 月曜日

ニューヨークタイムズ電子版より

今日の言葉:
 Heat or Eat
 暖房か食料かという意味で、多くの家計で、燃料費と食料の高騰に対し、選択を迫られているという意味だ。英国で米国で、最近よく見られるようになった言葉だ。 日本でもそのうちにそうなる事態が予想される。

ニューヨークタイムズ記事
1.アルゼンチンがワールドカップで優勝
【記事要旨】
 史上最も驚異的なワールドカップの決勝戦で、35 歳のメッシは、チームの 3 つのゴールのうち 2 つを決め、PK 戦で最初のゴールを決め、勝利の中心にいる。
 アルゼンチンは前半に2ゴールを決めたが、フランスはキリアン・ムバッペが2分足らずの間に後半連続ゴールを決め、同点に追いついた。
 延長戦で、メッシが 2 番目のゴールを決め3-2、ムバッペがペナルティキックで得点し、3-3で試合を引き分けた。
 PK戦ではアルゼンチンが 4 対 2で勝利し、スタジアムの観衆は歓喜と悲しみの涙を流した。23 歳のフランスのスーパースターのムバッペは、1966 年以来、ワールドカップ決勝で 3 ゴールを決めた最初の男だ。彼は、トーナメントの得点王に贈られるゴールデン ブーツを獲得した。
 メッシは 13 歳でアルゼンチンを離れ、36 年前にアルゼンチンでワールドカップのトロフィーを最後に掲げたディエゴ・マラドーナの陰で生きてきた。 今、祖国は彼を受け入れている。メッシは最優秀選手に与えられるゴールデン ボールを獲得した。
【コメント】
 長いワールドカップが終わった。タイムズの詳細な記事も今日で終わりだろう。

2.ロシアが戦争を失敗させた方法
【記事要旨】
 私の同僚は、戦闘計画、傍受、ロシアの兵士やクレムリンの親友へのインタビューに基づいて、ロシアがウクライナへの侵略をどのように誤って管理したかについての広範な説明を発表した. 主なポイントは次のとおりだ。
 負傷したロシア兵は、訓練、食料、物資がほとんどないと言った。 武器の使い方を学ぶためにウィキペディアに目を向けた人もいた。
 プーチン大統領の側近は彼の疑念を助長し、彼の不満を増幅させた。 戦争は非常に秘密裏に計画されていたため、彼のスポークスマンと主席補佐官は戦争が始まって初めてそのことを知った。
 あるNATO加盟国は同盟国に対し、プーチン大統領は30万人ものロシア兵の死傷を受け入れる可能性があると警告している。今のところ死傷者は10万人程度と見られ、その3倍だ。
 侵入したロシア軍は携帯電話を使って家に電話をかけ、ウクライナ軍に彼らの位置を明らかにした。
 ウクライナは、ロシアが冬の攻勢で戦争を急激にエスカレートさせる可能性があると述べた。
 ロシアが週末にウクライナの発電所に数十発のミサイルを発射した後、ウクライナ人は回復に努力している。
 モスクワ支局長のアントン・トロイアノフスキーは、
「プーチン自身の見当違い、彼自身の孤立、そして何が最善かを知っているという彼自身の思い込みが主因だ」と語る。
【コメント】
 創業者の暴走を下が止められない。企業経営でも良くある失敗のパターンだ。

3.北朝鮮はさらに多くの兵器をテスト
【記事要旨】
 北朝鮮は昨日、日本に到達する可能性のある中距離弾道ミサイルを 2 発発射した。 ミサイルは両国間の海域に落ちた。
 打ち上げは、日本が中国と北朝鮮からの増大する脅威を防ぐために軍事費を2倍にすることを誓ったわずか数日後に行われた. 朝鮮半島と台湾をめぐる将来の紛争に、日本が関与する可能性がある。
 新しい防衛計画では、長い間公式に平和主義者であった日本が、攻撃に応じて敵の領土内の基地を標的にするために使用できるミサイルを含む反撃能力を獲得することが出来るようになる。
 北朝鮮は 2017 年と 今年10 月にミサイルを発射し、日本上空を飛行した。
 先週、北朝鮮は大陸間弾道ミサイル用の強力な新しいエンジンをテストした。液体燃料から固体燃料に切り替える取り組みの一環で、ミサイルの輸送を容易にし、発射を高速化する可能性がある。
 超大国同士が対立する新時代の到来が、武器メーカーを後押ししている。
【コメント】
 願わくは日本が米軍の在庫一掃セールの買い手(しかもバカ高値の)にならないことを。

その他:
フィジーの選挙結果は定まらず
 Fiji finished counting its votes. There is no clear winner, The Associated Press reports, and parties are negotiating to form a coalition government.
北京での火葬場が繁忙
 Crematories and funeral homes in Beijing are busy, Reuters reports. China reversed its pandemic restrictions earlier this month.
人新世は惑星の衝突に匹敵
 We may be in a new epoch in Earth’s history: the Anthropocene, the age of humans.
 “If you were around in 1920, your attitude would have been, ‘Nature’s too big for humans to influence,’ ” said the chair of a panel of scientists, which has spent more than a decade deliberating whether we are in a new epoch.
 The past century has upended that thinking, he said. “It’s been a shock event, a bit like an asteroid hitting the planet.”

2022年12月19日 月曜日

臨時国会終了

臨時国会が終わった(らしい)。
二つの大きなテーマがあった(はずだ)が、なんとも締まらない結末になった。

一つ目は、旧統一教会問題。国会での議論を通じ、教会がどのように自民党の中枢、特に安倍派に食い込み、国政を左右させてきたか少しは解明されることと期待していた。ところが議論の中心は、被害者の救済法制に向かい、法律の表現についての枝葉末節の議論に終始した。自民党・安倍派の大勝利だ。

二つ目は、防衛費の増額に代表される国の骨格についての議論だ。ウクライナ戦争を受け、台湾への中国進行への備えをどうするか論戦を期待した。しかし出てきたのはNATO諸国並みにGDP比2%の防衛予算を組むという結論ありきで、論戦は主に自民党内での不足分の1兆円は増税で行うか国債で行うかという枝葉末節の議論に終始した。反撃能力はこれまで米国に依存するというのが政府の説明だったが現状をどのように国防族は考えているのだろうか。米国で旧式化して使わなくなった無人機を購入するという報道がある。米装備の在庫一掃に協力するのは、我が国国力を毀損する行為に見えるが、如何なものであろうか。

この間、メディアの報道も本質をとらえた報道は無く、党派間の駆け引きと自民党内の派閥の駆け引きの報道に終始した。

この国はどうなっていくのだろうか。この国はもう詰んでいる気がする。国がこうなったときに個人としてはどうするすべがあるのだろうか。大金持ちのようにシンガポールに移住も出来ない。弱りましたね。。

2022年12月18日 日曜日

世界の動き 2022年12月16日 金曜日

ニューヨークタイムズ電子版より

今日の言葉:
「復興税」
 正確には復興特別所得税と言う。
 復興特別所得税とは、東日本大震災からの復興財源に充てるため、2013年1月1日~2037年12月31日まで、通常の所得税に上乗せして徴収される特別税で、税率は2.1%だ。
 通常の所得税だけでなく、譲渡課税もある。
 株式などの投資で利益(譲渡益や配当など)が出た場合、通常は計20%(所得税15%+住民税5%)の譲渡益税がかかるが、2037年12月31日まではこれに復興特別所得税が加わり、計20.315%(所得税15.315%+住民税5%)となる。

 防衛予算の足らずまいをここから転用しようということで思い出したが、「まだ取られていたのかと」というのが実感だ。復興のために使いきれず一般財源化しているようで、一度復興税を停止すべきだと思われる。

 我々は税金の徴集と使途を注意深く見て行かなければならない。

ニューヨークタイムズ記事
1.米国はウクライナ軍をさらに訓練する
【記事要旨】
 米国防総省は、来年からドイツの基地で毎月 600 人から 800 人のウクライナ軍 (1 大隊) に高度な戦場戦術で訓練することを計画している。現在の300人から大幅な増加だ。
 国防総省は、すでに 610 人のウクライナ人に高度なロケット発射装置を操作するための訓練を行っており、ウクライナ軍はこのシステムを使って戦線のはるか後ろにある目標を攻撃した。
 来年、米国は、大砲と地上歩兵部隊を調整するなど、さまざまな戦略について、ウクライナ人のグループを訓練する。キエフからの緊急の要求に応えて、地上配備型防空システムであるパトリオット対ミサイル支援と共に行われる。
【コメント】
 本当に米ソの代理戦争の様相だ。プーチンは西側憎しの感情を増幅させているだろう。

2.米国の貿易制限で打撃を受ける中国企業
【記事要旨】
 米国は、軍事目的で使用される可能性のある米国の技術にアクセスすることを 36 の企業と組織に制限した。
 10月、米国は、米国企業と米国の技術を使用する国の企業の両方から、中国への半導体輸出に対する抜本的な制限を発表した。
 米当局者は、中国が軍事産業と民生産業の境界線をますます曖昧にしていると言う。これに対し、中国は、米国が「国家安全保障の概念を拡大」し、「輸出管理措置を乱用している」と述べた。
 iPhone 14 向けのコンポーネントの供給について Apple と交渉中であると言われる Yangtze Memory Technology Corporation がリストに含まれている。
【コメント】
 これだけ相互依存が進んだ世界で、どれだけ輸出規制が効果があるのだろうか。中国は自国開発能力は大きく、数年遅れても欧米の水準に追いつくとみるのだが。

3.英国の看護師が初めてストライキ
【記事要旨】
 英国の看護師は昨日、国民保健の 74 年の歴史の中で初のストライキを行った。
 ストライキは、今月イギリス全土で行われている一連の労働行動の 1 つだ。非常に高いインフレ、金利の上昇、景気後退が労働者に圧力をかけているためで、鉄道の従業員、空港の手荷物係、救急車の従業員も、今後数週間にわたってストライキを行う予定だ。看護師たちは、来週の火曜日に 2 回目の 12 時間のストライキを計画している。
 労働者の行動は、医療サービスが危機に瀕しているときに行われ、救急車の対応に記録的な遅れがあり、医療処置の大きな未処理分がでた。
 看護師は、19% の賃上げと労働条件の改善を求めている。これにより、この職業がより魅力的になり、人員不足に対処するのに役立つと彼らは言う。政府は、賃金の要求は過大だと述べている。
【コメント】
 看護師がストを起こすとは。いやはやだが、彼らにも生活が懸かっているということだろう。日本では労働組合のストライキはここ10年ほど聞いた事がない。猫のような組合は労働者の役に立っているのだろうか。

その他:
インドのミサイル発射実験
 India has successfully tested a long-range ballistic missile that could carry nuclear weapons, Al Jazeera reports.
イーロン・マスクは私財投入
 Elon Musk said he had sold another $3.6 billion of Tesla’s stock, perhaps in an effort to prop up Twitter. He’s now sold $23 billion this year.
ペットの商業販売をNYCは禁止
 New York City will ban sales of dogs, cats and rabbits starting in 2024 in an effort to crack down on commercial breeders.

2022年12月16日 金曜日

世界の動き 2022年12月15日 木曜日

ニューヨークタイムズ電子版より

今日の言葉:
「サステナビリティ等の開示強化」
 2022年11月に「企業内容等開示府令等の改正案」が公表された。
 その骨子を示すと、
・サステナビリティについては
  サステナビリティ全般
  気候変動
  人的資本・多様性
・コーポレートガバナンス
  取締役会・委員会の活動状況
  監査の信頼性確保
  政策保有株式等
・開示の効率化
  四半期開示
  その他(開示のタイミング等)
についての開示の改善だ。

 この項については週末に詳しく考えたい。 

ニューヨークタイムズ記事
1.中国の「無意味な」Covidデータ
【記事要旨】
 制限の緩和の一方で、中国では Covid-19 感染の明確な全体像が把握されていない。政府は、過去の陽性検査結果のほとんどを占めていた無症候性感染症の報告を停止すると発表した。国の公式データは不確かだが、症例数が急増しているという強力な事例証拠があり、病院も混んでいる。
 信頼できる情報の欠如は、経済に大きな影響を与える可能性がある。外国の企業や投資家は、中国経済が回復するのにどれくらいの時間がかかるかわからず、何年にもわたる強制的な封鎖の後、買い物客はまだ店やレストランに入ることをためらっている。
【コメント】
 苛烈な締め付けの後の急激な緩和の行方を見守りたい。

2.フランスがモロッコに2-0で勝利
【記事要旨】
 フランスは、モロッコを破り、日曜日にワールドカップ決勝でアルゼンチンと対戦する。
 フランスが1-0とリードして前半を終えた。 モロッコはしっかりと持ちこたえたが、フランスは後半、追加ゴールを決めた。
 フランスは、モロッコを1912 年から 1956 年の独立まで保護領としていた。フランスのモロッコ人の多くは今でも人種差別やその他の差別に直面しており、外交関係は複雑なままだ。
 モロッコのチームは、ワールドカップで最も外国生まれの選手が多かった. 14 人はフランス生まれだが、モロッコでプレーすることを選んだ。ヨーロッパで直面した偏見のために選択したと言う人もいた。
【コメント】
 フランスチームの主力にはアフリカ出身の選手も多くいる。差別はあるのだろうが栄光もある。ダイバーシティを上手くマネージして行くのがチームひいては国家の成功の鍵だ。

3.注目されるフィジーの選挙
【記事要旨】
 フィジーは昨日、総選挙を実施した。 この結果は、地域に大きな影響を与える可能性がある。この島国は最近、米国と中国の間の太平洋への影響力をめぐる戦いで非常に重要な役割を果たしている。
 バイニマラマ Bainimarama 首相の下で、フィジーは中国に近づいた。 彼の挑戦者であるラブカ Rabuka は最近、長年の同盟国であるオーストラリアとのより緊密な関係を好むことを示した。
 政治が不安定になる可能性がある。 バイニマラマは 2006 年にフィジーの最後のクーデターを率い、ラブカは 1987 年に初のクーデターを率いた。バイニマラマが負けた場合、結果を尊重するかどうかは不明だ。専門家は、彼がフィジー軍の助けを求めることができると述べた。フィジー軍は憲法上、必要に応じて介入することを許可されている。
 投票率は低かった。 専門家は「首相候補の二人がクーデターの元首謀者であり、『本当に民主主義なのか』と思われているのではないか」と指摘した。
 オーストラリアはバヌアツと新しい安全保障協定に調印した、と AP 通信は報じている。
【コメント】
 太平洋の島嶼国はオーストラリアの右側の頭上だ。中国に荒らされたくないだろう。第二次大戦の米豪を遮断する日本軍の作戦を思い出す。

その他:
ニュージーランドの禁煙
 The Australian police are investigating the potential influence of far-right extremism in a Queensland shooting, The Sydney Morning Herald reports.u
米は宇宙軍を韓国で作る
  U.S. created a space force unit in South Korea, The Associated Press reports. It is likely to be used to monitor the North.
イーロンマスクの新たなコストカット
 Elon Musk stopped paying rent on Twitter’s offices and disbanded a trust and safety council to cut costs.

2022年12月15日 木曜日

世界の動き 2022年12月14日 水曜日

ニューヨークタイムズ電子版より

今日の一言:
「スタンドオフ防衛能力」(防衛白書より)
 『各国のレーダーや各種ミサイルの性能が著しく向上していく中、自衛隊員の安全を確保しつつ、わが国への攻撃を効果的に阻止する必要があります。このため、侵攻する相手方の艦艇などに対して、脅威圏外の離れた位置から対処を行えるようスタンド・オフ防衛能力の強化に取り組んでいます。
 具体的には、F-35A戦闘機に搭載するJSMなどのスタンド・オフ・ミサイルの導入や、島嶼防衛用高速滑空弾などの研究開発に取り組んでいます。さらに、スタンド・オフ防衛能力の強化を速やかに進めていくため、2020年12月の閣議決定において、車両や艦艇、航空機といった多様なプラットフォームからの運用を前提とした12式地対艦誘導弾能力向上型の開発を行うことを決定しています。このように、スタンド・オフ・ミサイルの多様な運用が可能となることで、相手方の対応をより困難にでき、わが国への攻撃に対する抑止力を高めることができると考えています。』

 と言う説明だ。相手方とは誰で、どういう意図を持つ国だろうか。

ニューヨークタイムズ記事
1.核融合のブレークスルー
【記事要旨】
 カリフォルニア州で核融合を研究している科学者たちは昨日、大きなブレークスルーを発表した。 初めて、実験室での核融合反応は、反応を開始するのに必要なエネルギーよりも多くのエネルギーを生成した。
 今月、192 個の巨大なレーザーが、ダイヤモンドに包まれた水素を含む鉛筆の消しゴムほどの大きさのシリンダーを爆破し、ビームはそれを蒸発させた。
 100 兆分の 1 秒未満で、2.05 メガジュールのエネルギー (TNT 1 ポンドにほぼ相当) がペレットに衝突し、 核融合の生成物である中性子粒子の洪水が流出し、投入エネルギーの1.5倍の約 3 メガジュールのエネルギーを生んだ。
 制御核融合は、温室効果ガスや放射性廃棄物を生成しないエネルギー源を提供する可能性がある。 しかし、専門家によると、実行可能なレーザー核融合発電所には投入エネルギーの 30 ~ 100 倍のエネルギー獲得が必要で、この目標を達成するには数十年かかる見込みだ。
【コメント】
 珍しい科学のトップ記事だ。
 核融合反応は2つ以上の原子が1つのより大きな原子に融合するときに発生、巨大なエネルギーを熱として生み出す。現在電力源となっている核分裂反応と異なり、長期間残存する放射性廃棄物を出さない特徴がある。世界中で様々な方法を使った取り組みが続けられてきた。
 報道されたプロジェクトでは「熱核慣性融合」と呼ばれる核融合反応でエネルギーを取り出した。水素燃料を含むペレットを200近いレーザーの層に撃ち込むと、1秒間に50回という極めて高速の連続した爆発が発生。中性子やアルファ粒子から集められたエネルギーが熱として抽出され、エネルギー生産に使われる。
 日本では研究しているのだろうか。

2.アルゼンチンがクロアチアに勝利
【記事要旨】
 アルゼンチンがクロアチアに 3 対 0 で勝利し、日曜日のプ決勝に進出する。
 リオネル メッシにとっては、ワールドカップで優勝する最後のチャンスだ。彼は 35 歳で、これが彼の最後のグローバル トーナメントになる可能性がある。
 スタジアムでは、試合が終わる前にアルゼンチンのファンが歌い始めた。 ハーフタイムで 2 点差をつけ、69分に、3点目のゴールを決めた。
 今日、フランスとモロッコが対決。 数十年の歴史が衝突する。
【コメント】
 タイムズもワールドカップに熱狂しているなー。

3.「誰も出てこない」
【記事要旨】
 中国が「Covid-19 ゼロ」制限を解除してから 1 週間も経たないうちに、北京は封鎖された都市のように見える。ただし、今回は住民による自主規制だ。
 Covidの波が中国の首都を席巻し、風邪やインフルエンザの薬が不足している。抗原検査キットが売れている。スタッフが陽性反応を示したため、レストランは閉鎖された。 通りには人影がなく、配達員も家にいる。
 北京のレストラン経営者は、「今は誰も出てきません。 先週、顧客が屋内で食事をすることを許可されたとき、祝いましたが、今はテイクアウトでもお客さんがいない」と語る。
 中国は大規模な検査システムを解体したので実際の感染を把握するのは困難だ。発熱クリニックへの訪問が 1 週間で 16 倍に増加したそうだ。
【コメント】
 PCR検査所を撤去していたが市民はどのように考えているのだろうか。日本では2類から5類への指定替えの議論がなかなか進まないが、中国では一度に普通の病気の扱いにしている。混乱は避けられないだろう。

その他:
中印の国境紛争
 Indian and Chinese soldiers again clashed at a disputed border, more than two years after a deadly confrontation.
ニュージーランドの喫煙禁止策
 New Zealand will bar people born on or after Jan. 1, 2009, from buying tobacco, Reuters reports.
FTXの創業者逮捕される
 Sam Bankman-Fried, the founder of FTX, has been arrested. .
Bankman-Fried faces criminal and civil charges and is accused of lying to investors from the start of the company.

2022年12月14日 水曜日