「10歳からの考えが育つ力が育つ20の物語」を読んで

子供向けの図書をよく読む。小学4年生と1年生の孫にはどんな本が良いかと探しているのだ。

 表記の本を最近読んだ。誰もがよく知っている名作童話20編をあつめそれぞれについて普通の解釈とは少し違う解釈を主人公のブルースという豚(多分)の探偵が助手のシナモン(リス)と一緒にしてみせるお話だ。

 例えば「3匹の子豚」ではこんな具合だ。
 お話は、3匹の兄弟の子豚が家を建てた。長男は面倒がり屋で簡単にできる藁の家を建てた。次男はちょっと頑張って木の枝を集めて家を作った。三男はコツコツとレンガを積み上げて家を作った。おなかをすかせた狼が子豚たちを食べようと狙ってきた。長男の藁の家は簡単に吹き飛ばされた。長男は次男の木の枝の家に逃げた。狼は次男の木の枝の家も簡単に壊した。二人は三男の家に逃げた。狼はレンガの家を壊そうとしたが壊せず、煙突から家の中に入ろうとした。煙突の下の暖炉では火が燃えていて狼は大やけどして逃げて行った。という内容だ。

 普通の解釈は、「しっかりした努力や準備は無駄にならない。悪者は結局報いを受ける」というようなものだろう。

 この本は違っていて、子豚たちの正義と狼の正義を比べている。「正義の反対は悪ではなく、もう一つの正義だ」という。腹をすかした狼には狼なりの考え方があったのだろう。そうした考えも尊重するべきだというのだ。
 トランプ時代にはやったalternative factsやpost truthを彷彿とさせる考えが述べられている。

 このお話では3匹の子豚が全部助かるが、オリジナルの話は最初の2匹は狼に食べられてしまう。その場合でもalternative factsと著者は考えるのだろうか。

 他の19編に関する教訓も興味深い。孫と話をするにはお勧め出来る本だ。

(2022.3.5 Saturday)

世界の動き 2022.3.4 Friday

N.Y. Times 電子版より

1.ウクライナから100万人の難民が脱出
【記事要旨】
ロシア軍は南部のカルソン市を制圧後ウクライナ第3の都市ミコライフへ進撃。アゾフ海に面したマリウポリ市はまだ抵抗している。キエフへの進軍は遅れロシアは兵力を増派中。国連は10百万人が家をおわれ、4百万人が国外に難民化すると予測。UNESCOによればすでに50万人の子供が難民化。
第二回のウクライナロシアの交渉についてNYTimesはDuring a second round of talks, Russia and Ukraine agreed to allow supplies of food and medicine to reach areas of intense fighting and establishing “humanitarian corridors” for civilians. と書いています。人道的脱出路ですね。マクロン・プーチン会談は結果なし。
【感想】

humanitarian corridorから民間人を出してから激しく戦闘しようという狂気。
UNICEFに募金しました。個人に出来ることは少ない。

2.圧力を受けるロシア新興財閥オリガーク
【記事要旨】
米国司法省は特別チームを作りプーチン周辺のオリガークを調査開始。
仏独日英も同様な対応を発表し資産の差し押さえを開始している。最も有名なオリガークであるRoman Abramovichは所有するチェルシーの売却を発表。
米はロシアに対するのと同様にベラルーシにも技術輸出を禁止。
芸術の分野ではプーチンはグッゲンハイム美術館の評議員を辞任。著名なソプラノAnna NetrebkoはMETに出演できず。
【感想】
プーチンと持ちつもたれずだった彼らからもプーチンに叛旗が翻れば効くかも。

3.ニュージーランドではコロナが爆発
【記事要旨】
木曜には23194人の感染を発表。社会的圧力で規制が緩和されたのと感染力の強いオミクロン株が広まったことが原因。
一方オーストラリアでは入国制限を解除。
【感想】
優等生も、あっという間に爆発的な感染拡大。
With Coronaは難しい。

その他:
韓国大統領選で野党候補一本化
A South Korean presidential candidate dropped out of the race and voiced his support for the conservative front-runner, Yoon Suk-yeol. It could tip the balance in the election, Reuters reports.
日本ではケリー被告に判決
A Japanese court convicted Greg Kelly, the former deputy to the ex-Nissan chief, Carlos Ghosn, of helping him conceal part of his compensation from regulators.
パラリンピックに露とベラルーシは出られず
Athletes from Russia and Belarus will not be allowed to compete in the Paralympics.

(2022.3.4 Friday)

世界の動き 2022.3.3. Thursday

N.Y. Times 電子版より 一度作成した原稿が失われ再作成。脱力感が大きい。

1.ロシアの市民への攻撃激化
【記事要旨】
 露は交通の要衝であるケルソンを確保、キエフ、ハルキウ市街での戦闘は激化。ウクライナからは870000人の難民発生。EUは保護方針。
 露軍は欧州最大のZaporizhzhya原発を占領とIAEAが発表。
 米はロシアエリート層への制裁開始、英はチェルシーサッカークラブのオーナーであるアブラモビッチ氏への制裁を発表。
 アジアでは日本、韓国、シンガポール、豪州が制裁に参加。中国とインドは不参加。
 オラクルは露向けソフトウェア販売を停止、アップルも製品販売を休止。
【感想】
 制裁は規模が大きくなってきた。露の市民生活に大きな打撃があるだろう。苦しむのは市民だが指導者にどこまで効くかは疑問。

2.ニュージーランドで反ワクチンデモが狂暴化
【記事要旨】
 ウェッリントン中心部を占拠するデモはすでに3週間。鎮圧しようとする警察とデモ隊が激突。60人以上が逮捕され警官3人が負傷。
【感想】
 ニュージーランドはコロナ対策の優等生という報道しかなかった。こんなに荒れていたとは。

3.プラスチック削減条約成立を目指す
【記事要旨】
 国連環境委員会で175か国が賛成。プラゴミの削減、再生、発生の縮減について強制力のある条約締結を目指す。ペルーとルワンダの主導で成立。2015年のパリ協定後最大の成果。
【感想】
 身近な例で言うと、東京都ではいま分別は厳しく行われていない。高性能ボイラーで燃やすのと分別管理を厳密にするのと、経済的には、環境影響は、CO2発生量はについての科学的な説明は聞いたことが無い。

その他:
ゴーンさん、忘れていました。
A Japanese court will rule today on the case of a former Nissan director who is accused of helping Carlos Ghosn hide money from regulators, Reuters reported.
これは人間にも?
The coronavirus invades cells in the penis and testicles of monkeys, researchers discovered.

(2022.3.3 Thursday)

世界の動き 2022.3.2 Wednesday

N.Y. Times 電子版より 今朝はWifiがつながらず、サイバー攻撃かと焦りました。時間をおいて試したら大丈夫だったので一安心。こんなご時世、いやですね。
1.ロシア軍の車列キエフに迫る
【記事要旨】
 侵攻から6日目、ロシア軍の40マイルの車列がキエフに近づき、より残酷な攻撃が心配されている。ハリコフ市内の庁舎が攻撃され、キエフではテレビ塔が破壊された。すでに66万人がウクライナを脱失。ウクライナ政府は成人男子の出国は制限。アフリカ系ウクライナ住民は政府が軍への参加を拒否。
 ゼレンスキーは市民を標的にした露の戦争犯罪を非難。17憶ドルの支援を要請。
 ロシア軍の一部で投降が見られる。ロシア国内では反戦デモで411人が逮捕される。
 原油価格の100ドル以上への増嵩を受けてIEAは60百万バレルの備蓄の放出を決定。
 台湾はウクライナ危機を自国の危機と認識。インドはこの争いから距離を置く方針。
【感想】
 シェルやBPのロシアビジネスからの撤退は勇気のある決断。
 日本企業も英国のように単純にstand for justiceで動けるかは微妙。大きな懸念は、欧米企業が抜けた穴を埋めるのは中国に違いないこと。
 個人的には英企業の抜けた分は日本が買いますほうが地政学的に正しい判断だと思う。中国が買えば中ロの連帯が強化され、露がさらに弱体化すれば中国の属国化が進む。露としては中国の属国化は避けたいはず。
 このような点を考慮して政府は国際的に明確に述べるべきだ。

2.一般教書演説予想
【記事要旨】
 バイデン大統領は今晩9時に初の一般教書演説を行う。
 パンデミック後の賃金上昇と失業率の改善を強調するだろう。公共投資の必要性を述べ、ウクライナ危機に対する経済制裁の必要性と、その後のエネルギー価格の上昇といった困難の可能性を説明する必要があろう。
 米国民の70%が米国は悪い方向に向かっていると最近の世論調査が示しており演説は冷ややかに迎えられるだろう。
【感想】
 国内では四面楚歌のバイデン大統領。
 一般教書演説の楽しみは演説の格調。是非格調高い演説を聞きたいものだ。

3.韓国は多様化に否定的
【記事要旨】
 テグ市で150名のムスリムが寺院を建設しようとして、市民から「テロリストの巣窟」建設へ反対運動が起きている。
 韓国文化の輸出と対照的に、韓国はムスリムにさらに外人一般に対して閉鎖的だ。国内の住宅価格の上昇や貧富の差の拡大もこの考えに寄与。
 韓国は数千年の外国の侵略と征服を耐えてきた歴史を誇る考えが広まり、移民に反対する人は、民族の純血性や、種の単一性を強調。
 人口減に悩む韓国は外人女性を成人男子の伴侶として奨励しているが政府の多様文化家族という考えは批判を浴びている。
【感想】
 韓国の技能実習制度は日本より数段優れているという報道を数年前に聞いた記憶あり。現状どのように対応しているのか。入国管理制度はどうなっているのか、調査報道に期待したい。

その他:
元気な女王
Queen Elizabeth II, 95, resumed her duties nine days after testing positive.
効かないワクチン。この報道は日本で聞かなかったな。。
New data shows that the Pfizer shot is far less effective in children 5 to 11, offering protection against hospitalization but almost none against infection.

(2022.3.2 Wednesday)

古内東子さんの30周年アルバム(軽い話題をたまには)

今日の日経夕刊文化欄に、古内東子デビュー30周年アルバム「体温 鼓動」を発表という囲み記事があった。
古内さんは女性ボーカルの中では好きな歌手の一人だった。「誰よりも好きなのに」とか「はやくいそいで」とか良い曲がいくつかある。彼女の歌を聞くと40歳代の自分にタイムスリップ出来る。
ここしばらくは全く音沙汰がなかったのですでにオワコン歌手の一人と勝手に思っていた。
YouTubeで古内東子「体温 鼓動」を捜すと、ピアノ、ギター、ドラムスをバックに歌う古内さんが現れる。相貌は大分変った。声量も衰えた。が、City Jazzを軽く聞くつもりならば上出来のアルバムだ。とくに「動く歩道」は素敵だ。(YouTubeで全体を聞けるのはこの曲だけだったので他の曲を評価できないのですが。。)

(2022.3.1 Tuesday)