世界の動き 2026年2月3日 火曜日

今日の言葉
「米百俵の精神」
 幕末・明治初期に長岡藩の小林虎三郎が、困窮の中でも「目先の食い扶持」となる米を売却し、将来の教育資金(国漢学校)に充てた故事に由来する教育第一主義の考えだ。
 2002年に小泉首相が所信表明演説で使ったので再注目された。
(以下、小泉氏の演説から)
 明治初期、厳しい窮乏の中にあった長岡藩に、救援のための米百俵が届けられました。米百俵は、当座をしのぐために使ったのでは数日でなくなってしまいます。
 しかし、当時の指導者は、百俵を将来の千俵、万俵として活かすため、明日の人づくりのための学校設立資金に使いました。その結果、設立された国漢学校は、後に多くの人材を育て上げることとなったのです。
 今の痛みに耐えて明日を良くしようという『米百俵の精神』こそ、改革を進めようとする今日の我々に必要ではないでしょうか。
 新世紀を迎え、日本が希望に満ち溢れた未来を創造できるか否かは、国民一人ひとりの、改革に立ち向かう志と決意にかかっています。(引用終わり)
 海外のメディアで日本の消費減税への批判が強まっている。海外に言われるまでもない。減税に5兆円使うよりも、日本の教育の強化、ひいては産業力の強化に使われるべきなのは明白だ。

ニューヨークタイムズ・ニュースレターより
1.トランプのナイジェリア爆撃を決意させたもの
【記事要旨】
 ナイジェリアでは土地紛争、誘拐、宗教・民族対立、ボコ・ハラムなどのテロにより、キリスト教徒・イスラム教徒の双方が毎年多数犠牲になっている。しかし、長年にわたり一部のキリスト教系活動家は、状況を「キリスト教徒迫害」という単一の物語に押し込み、米国の介入を求めてきた。
 トランプ政権下で彼らは共和党議員や著名人と連携し、「キリスト教徒へのジェノサイド」を訴えてトランプ氏に圧力をかけ、最終的にクリスマス当日の米軍空爆につながった。
 この「キリスト教徒ジェノサイド」物語は現在も米国の対ナイジェリア政策に影響し、援助条件や制裁の可能性、さらなる軍事行動にまで及んでいる。一方、ナイジェリア政府は昨年までこの物語に反論していたが、米国との関係維持や軍事支援への期待から、現在はトランプ政権の主張に逆らわず「結果重視」の姿勢を取っている。
 ナイジェリア中部のベヌエ州で起きたキリスト教徒住民への大規模襲撃(約200人死亡)が米国内で大きく取り上げられ、議会や著名人の関心を集めたことが転機となった。しかし、専門家は同様の残虐行為がイスラム教徒にも向けられていると指摘し、状況は単純な宗教迫害ではなく複雑だと述べている。
【コメント】
 トランプ大統領が特定の場所をどのように考え、突然の攻撃的な行動に駆り立てるのかは不可解だ。クリスマスの、自ら「キリスト教徒のジェノサイド」と呼ぶ行為を阻止するという名目でナイジェリアを爆撃するという、突如の決断は、まさにこれに当てはまる。
 しかし、よく調べると、政権のナイジェリアに対する見方を形作るための、組織的なキャンペーンが大きく影響していることが分かったという記事だ。
 トランプが自分やファミリーの利益を判断の最優先に考えていない例として、私には興味深かった。

2.ガザでの足止め
【記事要旨】
 ガザとエジプトを結ぶ唯一の国境検問所「ラファ検問所」が、約20か月ぶりに再開した。これはイスラエルとハマスの停戦に向けた象徴的だが慎重な前進とみられている。
 再開により、2年にわたる戦争で避難していた一部のガザ住民が帰還できるようになるほか、国外での治療を待つ多数の負傷者・病人の搬送が加速すると期待されている。
 イスラエルは、2023年10月7日の攻撃で拘束された人質が全員戻るまで検問所を閉鎖していたが、先週、最後の人質である警察官の遺体を回収したことで再開に踏み切った。
【コメント】
 本当に、今後の加速を期待したい。

3.米印の貿易合意
【記事要旨】
 トランプ大統領は、インドのモディ首相との電話会談後、米印間で関税を引き下げる貿易合意に達したと発表した。トランプ氏によれば、インドはロシア産石油の購入を停止し、米国製品の購入を増やすことに同意したというが、詳細はほとんど示されていない。
【コメント】
 合意の概要は上記だ。合意文書は公表されていない。

その他の記事
・トランプ大統領の中東特使スティーブ・ウィトコフ氏とイラン外相は、両国間の危機緩和を目指し、金曜日にイスタンブールで会談する予定だ。
・フランス議会は、数ヶ月にわたる膠着状態の後、今年の予算を可決した。【コメント:やっとですか】
・コスタリカは次期大統領に右派候補を選出した。彼女の選挙運動は、国内の犯罪増加に焦点を当てていた。
・中国がAIを支配するというビジョンは、迅速に行動しつつも検閲ルールを遵守することを含んでいる。
・トランプ政権による75カ国からの入国者に対するビザ発給禁止措置をめぐり、訴訟が提起された。これは、この政策を阻止するための最初の本格的な取り組みだ。

・トランプ大統領は、グラミー賞の司会者であるコメディアンのトレバー・ノア氏を、大統領とエプスタイン氏を結びつけるようなジョークを理由に提訴すると警告した。
・ケンドリック・ラマーとバッド・バニーがグラミー賞の最優秀賞を獲得した。

2026年2月3日 火曜日
節分の朝。AM7:13  晴れ、摂氏2度。晩には豆まきをします。