世界の動き 2026年2月4日 水曜日

今日の一言

「ケネディの就任演説の名文句」

 Ask not what your country can do for you. Ask what you can do for your country.(国が諸君に何をしてくれるかを問うな。諸君が国に対して何をできるかを問え) 1961年、ジョン・F.ケネディ大統領の就任演説における呼びかけ。これにこたえた米国の若者たちがPeace Corp(平和部隊)に結集した。この理念を実施するUSAIDもトランプ氏に廃止された。

    大学に入学したばかりのころ、クラブのスピーチコンテストでケネディの就任演説全文を暗唱させられたことがある。記憶力が良かったので覚えられたが、演説自体の呼びかけが、心に響くものだった。

 翻ってわが国の現状。衆議院議員選挙で、大きな国家ビジョンを示し、国民に痛みを伴う協力を求める政治家はいない。財源のない消費減税やバラマキで国民にニンジンを示す政治家がほとんどだ。うーん。

ニューヨークタイムズ・ニュースレターより
1.エプスタイン関連文書(Epstein files)に関して分かっていること
【記事要旨】
– エプスタイン文書とは、2005年に未成年者への性的虐待疑惑で捜査対象となって以降、検察当局が蓄積してきた資料の総称。
2006〜2019年の2度の刑事捜査に基づくもので、総計約300万ページが公開された。
– 内容は性犯罪関連だけでなく、
顧客の財務資料、個人メールやメッセージ、写真・動画など多岐にわたる。

– 最新の公開分で物語が大きく変わる新事実はないが、
有力者たちが“性犯罪者として登録済みのエプスタイン”と付き合い続けた実態がより鮮明になった。
– 文書には多くの国際的な名前が登場。
例:
– アンドリュー王子(元王族)
– ピーター・マンデルソン(元駐米英国大使)
– エフード・バラク(元イスラエル首相)
– ノルウェー王室
また、若い女性の多くは東欧やロシア出身だった。

– なぜ多くの富裕層・権力者がエプスタインと関わったのか:
金と人脈が“磁場”となり、さらに有力者を引き寄せるというエリート社会の構造が背景にあると指摘。
– エプスタインは2008年から性犯罪者として公的に登録されていたが、一部のエリート層は若い女性を階級的に“使い捨ての存在”として扱っていたことも浮き彫りに。

– この問題は政治的にはトランプ大統領(当時)との関係が注目されている。
– トランプ氏はエプスタインとの関係が知られていたにもかかわらず、「完全な透明性」を約束した後、既知の情報しか公開せず、「何か隠しているのでは」と疑念を招いた。
– 最新文書にもトランプ氏に関する未確認情報が含まれていた。

– ただし、記者の見解では、
この問題の本質はトランプではなく、エリート男性社会が若い女性をどう扱ってきたかにある。

最近の動き
– 司法省が誤って多数の性被害者の名前を公開し、対応に追われている。
– ビル・クリントン、ヒラリー・クリントンが議会で証言することに同意。
– エプスタインは獄中自殺の2日前、1億ドルの資産を恋人に譲渡する文書に署名していた。
– ロンドン警察はマンデルソンに対し、機密情報漏洩などの疑いで捜査を開始。
【コメント】
 ピーター・マンデルソン(Peter Mandelson)は、イギリスの著名な政治家・元閣僚・外交官で、トニー・ブレア政権およびゴードン・ブラウン政権で重要ポストを務めた人物。
 トランプのメラニア夫人は、エプスタイン氏の紹介でトランプと巡り合ったということだ。

2.ロシアの攻撃停止を破る空爆
【記事要旨】
 ロシア軍は和平協議の前日に、ウクライナの少なくとも6地域の発電所をミサイル攻撃し、首都キーウでは2つの地区が暖房と電力を失った。気温は氷点下25度まで下がっていた。
 この攻撃は、アブダビで始まる予定のウクライナ・ロシア・米国による協議に向けた「信頼醸成のための一時的な攻撃停止」を破る形となった。
【コメント】
 Again and again and again.

3.ベネズエラの恐怖政治の緩和か
【記事要旨】
 米軍によるニコラス・マドゥロ拘束から1か月が経ち、ベネズエラでは長年続いた権威主義体制に“ほころび”が見え始めているのではないか、という期待が広がっている。
 検閲の限界を試す動き、潜伏していた野党指導者の再登場、政治犯への恩赦案などが、その兆しとして受け止められている。
 一方で、マドゥロ支持を訴えるメッセージが組織的に拡散されている様子もあり、政権側の影響力維持の試みが続いている。
【コメント】
 日本ではこのあたりの報道は皆無だ。マドゥロが育てた民兵組織が暴力をふるっているようだ。情勢はまだ混とんとしている。

その他の記事
・米当局者によると、アラビア海を航行中の米空母に接近したイランの無人機を米軍戦闘機が撃墜した。
・ガザ地区の住民は、国境が再開された日にエジプトとの国境を越えることができたのはわずか12人で、予想されていた人数のごく一部だった。
・イラン大統領は、金曜日にイスタンブールで開催される高官級会合に先立ち、米国との「公正な」協議を支持すると述べた。
・トランプ大統領は、共和党に対し、米国の選挙を「国営化」し、一部の州で投票手続きを「掌握」するよう求めた。
・日本で数週間にわたる大雪により、少なくとも30人が死亡した。

・イーロン・マスク氏は、自身のAIスタートアップ企業xAIとスペースXを合併させた。また、パリにあるX社の施設を警察が捜索した際、マスク氏はフランスの検察当局から召喚された。
・トランプ大統領とインドは貿易戦争を中止したが、両国が発表した合意条件は依然として不透明である。
・ディズニーは、テーマパーク業界で豊富な経験を持つものの、映画やテレビ業界での専門知識は乏しいベテラン、ジョシュ・ダマロ氏を次期CEOに任命した。
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・ローマのバロック様式の教会のフレスコ画に描かれた天使像が最近修復され、ジョルジャ・メローニ首相に驚くほど似ていることが判明した。
・研究者たちは、父親の子育てスタイルが母親よりも子供の健康に大きな影響を与える可能性があることを発見した。

2026年2月4日 水曜日
AM7:05   摂氏‐1度 寒い「立春」の朝です