ウォーレン・バフェットの引退

「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏が、3日、ネブラスカ州オマハで開かれた自身が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイの年次株主総会でCEO(最高経営責任者)から退く意向を示した。
年末に副会長のグレッグ・アベル氏を次期CEOに昇格させる見通しだ。

神様の後任のアベル氏はどんな人物だろうか。
投資対象の分析手法はバフェットに、当然だが、近いようだ。

アベル氏と働く企業幹部の多くは、同氏を鋭い質問者と呼ぶ。財務指標を綿密に精査し、事業とその経営方法をよく理解しようとしているという。

「(アベル氏の質問は)会社の方向性や計画を確実に考え抜いている」と、住宅不動産仲介の米大手ホームサービシーズ・オブ・アメリカのクリス・ケリーCEOは言う。「彼と会話をすると、より賢くなる」。
素晴らしい誉め言葉だ。神様の後継に不安は無さそうだ。

2025年5月4日 日曜日