今日の言葉
「法人税 上げるか下げるか」
米国の話だ。大統領選挙の大きな論点になりそうだ。以下Bloombergの記事より。
『米共和党の大統領候補トランプ前大統領は、法人税率の引き下げや規制削減、連邦政府機関の行政改革など自身の政策について、ニューヨークのエコノミック・クラブで訴えた。目玉政策は米国内で製品を生産する企業の法人税率を現在の21%から15%に引き下げるというもので、同税率を28%に引き上げるよう求めている民主党の大統領候補ハリス副大統領との違いを打ち出した。資産家イーロン・マスク氏が提案していた連邦政府の支出を見直す委員会の設置も言明した。』
日本の法人税率は23.2%。平成元年には40%だったから、随分引き下げられてきた。米国の選挙結果次第で日本でも税率見直しの議論が出てくる可能性がある。
ニューヨークタイムス電子版よりTop3記事
1.判事がトランプ氏の重大な判決を検討
【記事要旨】
マンハッタンの陪審がドナルド・トランプ氏をセックススキャンダル隠蔽のための記録偽造の34件の重罪で有罪と判決してから3か月以上が経った。しかし、7月の最高裁判所の判決でトランプ氏に免責特権が与えられた後、トランプ氏はまだ判決を受けていない。
裁判長を務めたフアン・マーチャン判事は、判決直後にトランプ氏の判決をすでに一度延期している。彼は今、今後何年にもわたってアメリカの政治を変えかねない決断に直面している。トランプ氏に予定通り9月18日に判決を下すか、トランプ氏の要請通り11月5日の選挙日が終わるまで待つかだ。
マーチャン判事が判決を延期すれば、アメリカ国民はトランプ氏が刑務所で過ごすかどうかわからないまま投票することになる。延期しなければ、トランプ氏は間違いなく、ハリス候補に有利になるように誘導しようとしているとマーチャン判事を非難するだろう。
連邦判事は、トランプ氏の選挙運動が、2020年の選挙結果を覆そうと企てたとして告発されている刑事事件のスケジュールに影響を及ぼさないと述べた。
トランプ氏は、政府を監査するための効率委員会の設置を求めた。同氏は、イーロン・マスク氏がその委員長を務めると述べた。また、ハリス氏が勝利すればイスラエルは「存在しなくなる」と主張した。
【コメント】
訴訟の嵐と有罪による禁錮から逃れるためには、トランプは何をしてもこの大統領選挙に勝たなければならない。不正であれ、反訴であれ、暴動であれ、何でもありだ。
2.フランスが新首相を任命
【記事要旨】
マクロン大統領は昨日、ベテラン右派政治家のミシェル・バルニエ氏を首相に任命した。マクロン氏は、50日以上も政権が機能していないフランスを政治的行き詰まりから脱却することを目指している。
73歳のバルニエ氏は、フランスの主要な保守政党である共和党のメンバーで、大臣職を何度も務めた。交渉の達人である同氏は、EUのBrexit交渉を主導し、1992年のアルベールビル冬季オリンピックを組織した。
フランスは、7月の議会選挙以来、政治的に宙ぶらりんの状態にある。左派、中道、右派の政治グループは、選挙で大きな票を獲得したが、絶対多数には至らなかった。協力する政党はほとんどない。
バルニエ氏の任命は、選挙で最多議席を獲得した左派政党連合の新人民戦線をすでに怒らせている。左派はバルニエ政権を拒否すると言い、マクロン大統領に反対する大規模なデモをパリで行うよう呼びかけている。
【コメント】
三大政党は三すくみの状況になる。
二大政党制は意見が極端に分かれる。
民主主義が存続できるかどうか試練の時期だ。
3.フランシスコ教皇、インドネシアのトランスジェンダーコミュニティに温かく迎えられる
【記事要旨】
インドネシア社会の周縁にいる多くのトランス女性にとって、カトリック教会は安全な避難所であり、LGBTQコミュニティに対する寛容と寛容のメッセージを伝えるフランシスコ教皇は英雄だ。
多くの人が教皇の4日間の訪問に興奮し、昨日ジャカルタでミサを執り行うフランシスコ教皇を一目見ようと熱望していた。
【コメント】
なるほど、そうですか。
その他の記事
ガザ:
ポリオワクチン接種キャンペーンの第1フェーズが終了してから数時間後、イスラエルはガザ中心部の病院の中庭を攻撃した。
ケニア:
ウガンダのオリンピックランナー、レベッカ・チェプテゲイは、交際中の男性に日曜日に火をつけられ、昨日死亡した。
英国:
英国の検察当局は、ハーヴェイ・ワインスタインに対するわいせつ行為の訴訟を取り下げた。「有罪判決の現実的な見込みはなくなった」ためだ。
2024年9月6日 金曜日