エントリーレベルのマネジャー(店長・係長・課長とか呼称はさまざまだが、最初に部下を束ね営業や管理の末端を担う役付き者)を、さらに、時代を担ってゆけるような中堅人材に育てることはどこの企業にとっても重要な課題だろう。
これを組織だって上手に行えない企業は、指数関数的に成長するのは困難になると考えられる。
どのような中堅人材を育てることが肝心か考えてみたい。3つのポイントがある。
1.自分で自分の面倒が見られること
・自己への責任感を確立すること
・自分の強みをはっきり認識すること
・自分のいる場所で期待されていることを承知し実行すること
2.部下のマネジメントだけでなく、上司のマネジメントもし得ること
・上司のマネジメントは部下のマネジメントよりずっと重要だ
・自分が何を期待されどういう貢献が出来るか上司と協働する
3.経営の基本を広く着実にみにつけること
・会計だけとか生産管理だけというのではなく、組織運営全体に
係る基礎を身に着ける
IT技術の発達やAIの進歩により、近未来に管理職の多くが不要になる日が来るだろう。それだけに、質が高く志をもった中堅人材のプールが必要だ。人材は自分から育つものではない。企業は鋭意、人材育成に努めることが肝心だろう。「撒かぬ種は生えぬ」なのだ。
2023年1月14日 土曜日