今日の言葉:
「アルジャジーラ」
サッカーワールドカップを行ったカタールの放送局だ。一日中ニュースを流している。英語が聞きやすい。欧米の視点と違う報道がなされる。いろいろな良い点があるので毎日聞いている。
因みに今日のドーハは最高気温22度。最低気温16度。とても過ごしやすい気候のようだ。
ニューヨークタイムズ記事
1.懸念をかき立てる海外での中国の警察
【記事要旨】
F.B.I. は昨秋、ニューヨーク市のチャイナタウンにある何の変哲もない建物を、中国が管轄権や外交の承認なしに警察活動を行っている前線基地の疑いがあるとして捜索した。
中国国営メディアの公式声明では、日本、イタリア、フランス、英国、ドイツ、ハンガリー、チェコ共和国、およびその他の国で世界中に 100 以上そのような組織があるとのことで、外交官や諜報機関を動揺させている。
ワシントンの中国大使館は、中国国民が日常業務を遂行するのを助けるボランティアが前線基地に配置されていると述べた。
しかし中国の国営メディアは、前線基地がその国の当局と協力することなく、犯罪解決や諜報活動を行っていると説明している.。西側当局や人権団体は、中国が反体制派や少数民族を含む海外の中国人を脅迫したり、監視したりするための手段と見なしている。
アイルランド、カナダ、オランダの当局者は、中国に対し、自国の警察活動を停止するよう求めた。 F.B.I. の捜査は当局が前線基地から証拠を押収した最初の既知の例だ。
海外で勤務する警察官は、通常、外国政府に対して自己申告を行う。中国はイタリアのような場所では共同パトロールの手配をしており、これらの作戦をより興味深いものにしている。
中国は自国の政府が非常に強力で外国にいても中国の管理下にあることを知らせる活動を長年繰り広げてきた。
【コメント】
中国の立場に立てば当然のようにも思える。「警察権」は当該国家だけが行使できるものなのだろうか。古い話だが金大中氏が東京のパレスホテルからKCIAに拉致され韓国へ連れていかれた事件を思い出す。
2.習主席はチャイナ・インクを応援
【記事要旨】
習近平は新年の演説の最初の数分で中国の経済を称賛し、税金と手数料を削減し、企業の負担を軽減すると述べた。
ここ数年、中国は共産党の目標をビジネス上の利益よりも優先させるため、テクノロジー企業の取り締まりや、中国の不動産会社による借り入れの抑制を行ってきたが、習の発言は政策順位の変化を示唆する。
危機に瀕した不動産市場、若者にとって有望な仕事の欠如、厳格な新型コロナウイルス政策によって揺さぶられた消費者信頼感、地方政府の財源の枯渇により、中国経済の成長は数十年で最も遅い速度だ。アップルのような企業は、中国国外での調達多様化を進めている。
中国の中央銀行は今週、テクノロジー企業の監督を緩和すると発表し、不動産開発業者による多額の借入に対する規制を緩和し始めた。 劉坤財務相は国営メディアに対し、同国は2023年に景気回復を支援するために多額の支出を計画していると語った。
【コメント】
政策の正常化に向かっているようで世界にとっても良いニュースだろう。
3.韓国が核兵器を検討
【記事要旨】
ユン・ソクヨル大統領は、北朝鮮の核の脅威が悪化した場合、韓国は独自の核兵器を製造するか、朝鮮半島にそれらを再配備するよう米国に要請することを検討すると述べた。
米国が 1991 年に韓国から核兵器を撤去して以来、韓国の大統領が国の核兵器保有に公式に言及したのは初めてのことだ。
尹氏は、核兵器の製造はまだ公式の政策ではなく、韓国は当面米国との同盟関係を強化し、北朝鮮の核開発の加速を思いとどまらせると付け加えた。
北朝鮮は2022 年には、過去のどの年よりも多くのミサイルをテストし核開発を進めている。 この挑発を受けて、保守派の一部のメンバーは、韓国政府に核の選択肢を再考するよう求めるようになった。
韓国は 1970 年代に秘密の核兵器計画に着手したが、米国が韓国を核の傘の下に置くと約束した後、それを放棄した。 韓国は、核兵器を求めることを禁止する核拡散防止条約の調印国だ。
【コメント】
この記事は知らなかった。日本では核兵器保有の検討すら話すことが出来ない。国防計画全般を論戦とした総選挙が行われるべきではないかと考える。
その他:
日米の防衛協力
U.S. and Japanese officials said they would expand their military cooperation.
中国人富裕層が香港でワクチン接種
Scores of people from China’s mainland are traveling to Hong Kong for mRNA Covid vaccines, which are not available in most of the country, Reuters reports.
バイデンも機密文書持ち出し
A second batch of classified documents from President Biden’s tenure as vice president was found, in the garage of his home in Wilmington, Del., the White House said. Merrick Garland, the attorney general, appointed a special counsel to handle the investigation into how the documents ended up at Biden’s private office and home.
2023年1月13日 金曜日