世界の動き 2022年11月2日 水曜日

ニューヨークタイムズ電子版より

今日の言葉:
「クラブカルチャー」
 BS放送で昨夜ベルリンのタクシー運転手の話を観た。運転手の一人がベルリンのナイトクラブを紹介していた。レディ・ガガやイーロン・マスクの入店を拒否した物的な豊かさを唾棄する左寄りのクラブや右寄りのクラブやいろいろなクラブがベルリンの夜を彩っているそうだ。ベルリンを訪問する観光客の3人に一人がクラブへ行くのが目的だそうだ。
 そういえばナチスが台頭する直前にもベルリンでナイトクラブの爛熟期があった。今後のクラブカルチャーの行方に注目したい。

ニューヨークタイムズ記事
1.イスラエルの総選挙
【記事要旨】
 不安定な政治状況が続くイスラエルで1日、4年で5回目となる異例の総選挙の投票が始まった。前回の選挙で政権の座を失い現在汚職で裁判中のネタニヤフ元首相が復権を果たすかどうかが最大の焦点となっている。選挙後の連立交渉でこれまでで最も右派とされる連立政権が誕生すれば、今後の地域での対立にも大きな影響を与えかねず、選挙の行方が注目されている。
【コメント】
 内閣改造ではなく総選挙が4年で5回だ。民主主義の下、民意を反映する手段ではある。ネタニヤフは根強い人気があるのは驚きだ。

2.ボルソラノは政権移行に協力
【記事要旨】
 ブラジルのボルソナロ大統領は1日、10月30日の大統領選決選投票の結果について声明を読み上げた。自身の敗北を認める発言はなかったが、ボルソナロ氏が退席した後に、ノゲイラ官房長官が「ボルソナロ氏は政権移行手続きを進めることを許可した」と表明した。ボルソナロ氏の支持者は全国で道路を封鎖するなどして選挙結果に抗議しているが、ボルソナロ氏はこうした抗議が「選挙プロセスへの憤慨と不公正の結果だ」と指摘。解消に向けた氏の動きが注目される。
【コメント】
 僅差の敗北だ。トランプのように敗北を認めず、結果を覆す動きがまだまだ続くのではないかと見る。

3.インドの橋崩落で逮捕者
【記事要旨】
 現地政府は民間企業Ajunta Manufacturing社と運営・保守契約を締結。当初8カ月から12カ月の予定で行われるはずだった改修工事は7カ月で終了した。同社は建築基準を満たしたことを示す「適合証明書」を取得しないまま、つり橋の通行を再開したと報じられている。同社は通行料を徴収していたが、人数制限はしていなかったため、つり橋の耐えられる重さをオーバーした可能性が出ている。逮捕された9人は同社の管理職に加え、チケット販売員、つり橋の改修業者、警備員と言う現地での安全管理責任者が含まれる。モディ首相は負傷者を見舞いに病院に訪問したが、病院が首相の訪問を迎えるためペンキを塗り替作業をしたことが批判を浴びている。
【コメント】
 か細い橋だが、20人最大と言う運用ルールが守られていれば崩落しなかったと思わるる。ソウルの事故と同様に動き始めた群衆をコントロールするのは至難だ。

その他:
ソウルの惨劇続報
Transcripts of desperate emergency calls exposed the failure of the South Korean government’s response to the deadly crowd crush in Seoul and contradicted official claims about when the disaster was first reported.
Here is what to do if you find yourself in a crowd crush.
日本のジブリパーク
Japan’s long-awaited Ghibli Park opened yesterday, CNN reports.
(英文表記は Jiburi でなく Ghibli です。発音できない!)
ペロシ自宅襲撃
The man accused of breaking into Nancy Pelosi’s home had plans to kidnap her and break her kneecaps, prosecutors said.

2022年11月2日 水曜日