今日の言葉:
「蒲蒲線」
東京の南西部の人しかご存知ないだろうが、京浜急行の京急蒲田駅から羽田空港へ向かう線路に、蒲田駅(東急とJR)に来ている線路を乗り入れさせて羽田空港への電車でのアクセスを一つ増やすプランだ。
今大田区長選挙戦が3人の候補で争われているが、一人が「積極推進」、二人は「慎重に検討」の立場だ。
蒲蒲線の問題は、京急が標準軌なのに対し、東急・JRは狭軌のため、簡単に相互乗り入れが出来ないこと。それによって費用がかさむ(数千億円と推定され大田区の負担は700億円と言われる)ことだ。
蒲田駅と京急蒲田駅の間は徒歩8分。私は羽田空港へ行くときはいつもその間を歩いていく。困るのは雨の時に濡れることだけだ。
恵比寿のガーデンプレイスのように動く歩道で結ぶことが出来ないのだろうか。費用はずっと安上がりだろうし、蒲田の商店街も活性化すると思うのだが。
ニューヨークタイムズ記事より
1.インドの経済はその人口に追いつくことができるか?
【記事要旨】
国連によると、インドはまもなく世界で最も人口の多い国になり、中国に取って代わる。
人口が 14 億人を超える規模になれば、インドが長い間求めてきた地政学的、経済的、文化的な力がもたらされる。インドの経済は、人口よりもはるかに速く成長しており、極度の貧困の中で暮らすインド人の割合が急落している。
インドの労働力は若く拡大しており、先進国での高齢化や人口減をしり目に、 そのサービス部門は成功している。賃金コストは中国よりも低く、インドはハイエンドの製造業の中国の代替になることができる。
ただ、インドの巨大な規模と持続的な成長は、多くの問題を露呈させている。ほとんどのインド人はいまだに世界基準で貧しいままだ。多くの若者は十分な教育を受けておらず、良い仕事が不足している。 正式な仕事に就いているインド人女性は全体の約 5 分の 1 に過ぎず、大きな男女格差がある。国のインフラは悪い状態にあり (政府はそれを変えようと努力しているが)モディ首相率いる与党のヒンズーナショナリズムが可燃性の環境(combustible environment)
を助長している。インドはいつその約束を果たし、中国や米国に匹敵する大国になるのだろうか?
【コメント】
巨大な貧困層を食べさせ富ませるのは大変な作業だ。その点で中国共産党が果たした実績は素晴らしいと思わざるを得ない。モディも強権政治でそれを成し遂げようとしているように見える。
2.中国の核増強
【記事要旨】
中国は核兵器を大幅に拡大しており、核大国として米露に加わり、新たな戦略的時代を先導している。 アメリカの当局者はここ数週間中国の軍事力増強を制限するのは宿命だと唱えてきた。
中国は、核爆弾を製造するための主要な成分であるプルトニウムの製造に優れた原子炉を海岸に建設したが、北京はそれが民生用であると主張している。また、ミサイル技術と核兵器運搬方法をアップグレードし、3 つの広大なミサイル格納庫を構築している。
ウクライナで戦場核兵器を使用すると脅迫しているロシアは、中国と協力して、合計規模で米国を圧倒する兵器生産する可能性がある。
わずか 12 年前、アメリカの指導者たちは、核兵器の廃絶に向かう世界を思い描いていたが、現在、米国は、核抑止戦略の多くを覆し、3 つ大国の核競争をどう管理するかという問題に直面している。
米国とロシアはそれぞれ 1,550 の長距離核兵器を保有しており、両国とも兵器の近代化を進めている。中国は現在、約 410 発の核弾頭を保有しており、米国防総省の最新の推定によると、この 10 年間で弾頭数は 1,000 発に増加する可能性がある。
【コメント】
危険な隣人が破壊兵器を増大している。日本防衛の核心として核武装が数年中に議論になると見る。
3.ウクライナを悩ませるロシアのプロパガンダ
【記事要旨】
ウクライナ東部の最前線に住む一部の人々は、自分たちの町への攻撃を、過去 8 か月にわたってこの地域を砲撃してきたロシア軍ではなく、ウクライナ軍のせいだと非難している。
ウクライナの兵士は彼らを「ウエイター待つ人」と呼んでいる。なぜなら、彼らはロシアの攻撃の間、避難することを拒否し、ロシアの占領を待っているからである。 彼らは、ロシアへの支持で役人と警察を混乱させ、ロシアのプロパガンダを繰り返し、ロシア軍に情報を提供している。
最前線の町コスティアンティニフカの警察署長は、10 年以上にわたる執拗なプロパガンダを非難した。 それは市民をキエフの政府に反対させ、2014年以来ウクライナ東部の一部を掌握したロシア代理軍を支持させている。
親ロシア派のテレビやソーシャル メディアが何年もの間、この地域を埋め尽くしてきた。あるチャンネルでは、ロシアのミサイル攻撃の直前に、ウクライナ軍が迫撃砲を発射していると頻繁に発表している。
戦争のその他の展開:
米国は、ウクライナに 3 億 2500 万ドル相当の新しい武器パッケージを送ります。
ロイド・オースチン米国防長官はスウェーデンを訪問し、同国のNATOへの「迅速な加盟」に取り組むことを約束した。
【コメント】
ロシアは国内同様にウクライナ東部でもプロパガンダ放送をしているのだろう。言語がほぼ同じだからプロパガンダはやりやすいだろうと思われる。
ウクライナでの戦況はロシア国内ではどのように報道されているのだろうか。
その他:
中国ではEVが主流
Electric vehicles took center stage at Shanghai’s auto show.
北京での火災の容疑者逮捕
The Chinese authorities have detained a dozen people in connection with a hospital fire that killed at least 29 people in Beijing.
経口避妊薬はとりあえず使用可能
The U.S. Supreme Court decided to continue to allow widespread access to a crucial abortion pill through Friday evening, giving the court more time to consider the case.
2023年4月20日 木曜日