世界の動き 2023年4月18日 火曜日

今日の言葉
「手製の武器」
岸田首相が襲われた際に手製爆弾が使われたようだ。安倍首相には手製銃が使われた。このような武器を作る方法はネットで簡単に検索でき、材料も容易に入手できる。
この容易さが、自分の考えをテロで実行する思想を広める可能性がある。選挙で何も変わらない無力感と無関心が広まると、テロの広まりを懸念する。

ニューヨークタイムズ記事より
1.プーチン批判者に長期刑
【記事要旨】
活動家でジャーナリストのウラジーミル・カラムルザは、ロシアのウクライナ侵攻を率直に批判したことで流刑地で 25 年の反逆罪の刑を宣告された。 非常に厳しい判決は国際的な非難を集め、カラムルザの支持者はそれをスターリン時代の抑圧と比較した。
開戦以来、多くのロシアの政治活動家が起訴されてきたが、カラ・ムルザの刑期はこれまでで最長で、ロシアの殺人者でさえより短い懲役刑を受けたと人権派弁護士は述べた。
この判決はロシアに残っている反戦活動家に身も凍るようなメッセージを送る可能性が高い。
【コメント】
これは恐ろしい判決だ。そういえば中国の反逆罪で収監された香港の活動家はどうなっているのだろうか。心配だ。

2.ハルツームを揺るがす衝突
【記事要旨)
昨日、スーダンの首都ハルツームで、対立する将軍たちの軍隊が国の支配をめぐって争った戦闘の 3 日目に、激しい市街戦と爆発が報告された。
戦闘により、市内の 500 万人の住民の多くが、電気や水道のない家に隠れており、医師や病院も戦場になり、増加する犠牲者に対処するのに苦労している。
全国で衝突が報告されているため、正確な犠牲者数は不明だが、国連によると、戦争前でも4,500 万人の人口の 3 分の 1 が食糧援助を必要としていたこの国で、人道的危機が悪化している。
【コメント】
二人の将軍のつばぜり合い。スーダン版「応仁の乱」だ。

3.パキスタンの静かなラマダン
【記事要旨】
ラマダンは、通常、毎日の断食と毎晩のごちそうの時期だが、パキスタンの急激なインフレにより、何百万もの家族が断食明けの食料を手に入れるのに苦労している。
ラマダンが始まったときのインフレ率は 35.4% で、過去 50 年間で最高だった。昨秋の大洪水は、農業地帯の多くを壊滅させた。 ウクライナでの戦争は、パキスタンの食糧供給をさらに圧迫している。
ラマダンが始まって以来、パキスタン全土の食品慈善団体や政府の配布サイトでの争いで、少なくとも22人が死亡し、数十人が負傷した。
パキスタンは歴史上最も困難な経済課題の 1 つに直面している。 デフォルトや不況に陥るのを避けるために、国際通貨基金IMFからの資金調達が必要だが、IMFとの合意の条件を守るために、当局は増税と補助金の削減を迫られている。これは、国内の最貧層にとって、食料、ガソリン、光熱費などの生活必需品をさらに高価なものにする恐れがある。
【コメント】
マレーシアにラマダンの時期に行き、現地の夜の食事に招かれたことがある。御馳走を家族や職場の同僚が囲んでいる美しい光景だった。この光景は平和の上に成り立つのだと今になって思い知らされる。

その他:
中国人が冒涜罪で逮捕される
A Chinese worker on a Pakistani dam project was arrested for blasphemy under laws that are rarely applied to foreigners.
日米韓の日本海での軍事演習
The U.S., South Korea and Japan conducted joint naval missile defense exercises after North Korea said it tested a new intercontinental ballistic missile last week, The Associated Press reports.
NYCで中国の警察関係者を逮捕
American federal agents arrested two men in New York City on Monday for conspiring to act as agents of China in connection with a police outpost in Manhattan’s Chinatown.

2023年4月18日 火曜日