世界の動き 2023年2月13日 月曜日

今日の言葉:
「宇沢ゼミ」
 東大経済学部で故宇沢弘文教授が主催したゼミだ。日銀新総裁に就く植田和男氏も、固辞したと言われる雨宮正佳氏も同ゼミの出身だ。まず入るのが大変で、さらに出来の悪い学生はどんどんキックアウトされるので有名だった。日本のマクロ経済で最も有名な吉川洋氏(現大正大学学長)も同ゼミ出身だ。経済学部の真の秀才が集うゼミとして有名だった。

ニューヨークタイムズ記事
 今日は多分配信が遅れると思われます。スーパーボウルの報道があるからです。配信は大分遅れると思いますのでご了解下さい。

2023年2月13日 月曜日

妥当な年齢とは?

今朝「サンデーモーニング」のスポーツコーナーに、中畑清と落合博満がコメンテーターとして出演していた。二人ともに69歳と字幕が出た。驚いたのはその老け方で、現役時代と比べると、当然とは言うものの、極めて老け込んで見えた。

昨年亡くなった村田兆治は72。今年訃報が届いた門田博光は74歳だった。二人ともここしばらくはメディアへの露出は激減していたから、それと比べると、中畑と落合はまだ元気なほうだと言えるのだろう。長島茂雄が脳梗塞で倒れたのは68歳の時だったから、野球選手の体力と知力の分水嶺は70歳程度だとザックリ言えるかもしれない。

大変な仕事で思い浮かぶのは軍人だが、大東亜戦争の緒戦を指導した山本連合艦隊司令長官は59歳で戦死した。軍人のピークは50代前半だと言われることが多い。

さて、今日取り上げたいのは日本銀行の総裁職だ。

次期総裁に植田和男が決まるようだが、彼は私と同年齢の71歳だ。中央銀行の総裁はかなり激務だと思うが大丈夫だろうか。

調べてみると、FRBのパウエル議長が70歳。ECBのラガルト総裁が67歳で、上田がとびぬけて高齢と言うわけでは無さそうだ。政策を判断する頭脳と、対政府の交渉力、メディア・国民への説明力を持つ人であれば、70歳越えても大丈夫と言うことであろう。

同年代の星として頑張ってもらいたい。

2023年2月12日 日曜日

何歳までも勉強

 最近、マンションを購入しようとして、契約とか修繕積立金とか共有部分とかという専門用語を目にする機会が増えた。

 そこで一念発起して、「マンション管理士」と「管理業務主任者」という資格を目指す通信講座に申し込んだ。今日、教材が届いたが、テキスト、過去問題集、さらにはWebを使った視聴プログラムがあり、至れり尽くせりだ。

 70歳を過ぎると働き口が急減する。二人の友人がマンション管理を仕事にしている。彼らに聞いたところ、「そんな資格は持っていないし必要もない」という返事だった。最低賃金での時間給肉体労働者だと自嘲的に話してくれた。

 当方はマンションの管理人になる気はないし勤まりもしないと思う。マンションを購入し、住んでゆく際の基礎知識として持っていたら役に立つ資格と思われたのだ。管理会社が何か言ってもそれについて知識があるのとないのでは大違いだろう。

 試験は11月と12月にあり、通信講座はダブル合格を目ざすのをふれこみにしている。頑張ってみたい。脳のしわが減るのを少しは遅らせることが出来そうだ。

2023年2月11日 建国記念日に

世界の動き 2023年2月10日 金曜日

今日の言葉
 Due Diligence デューディリジェンス
 企業買収や合併(M&A)で対象企業の内容を精査する作業だ。外見は美しい企業でも、内実を知るにつれて幾つも欠点が見つかる場合が多い。
 買収価格について基本合意がなされていても発見した悪情報を基に価格を再交渉したり、場合によっては案件を見送ることがある。とても大事な作業だ。

ニューヨークタイムズ記事
1.20,000人以上が死亡
【記事要旨】
 トルコとシリアでの壊滅的な地震による死者数は20,000 人を超えた。
 エルドアン大統領は、トルコのオスマニエ市での記者会見で、「世紀の大惨事と呼ぶことができる」と述べた。
 トラックの不足や道路の封鎖は、レスキュー チームが直面した多くの障害の 1 つだ。何十万人もの人々が氷点下の気温の下で家を失った。
 トルコの都市カフラマンマラスでは、生き残った人々が死体の群れの中で行方不明の愛する人を探し、 ハタイでは、病院の外にある駐車場が屋外の遺体安置所として使われ、何百もの家族が遺体復路を開閉し死んだ親族を探している。
 最初の国際救援隊がシリア北西部に到着したが、援助は大幅に不足している。シリアの内戦によって家を追われた約 300 万人の多くが、地震が発生したとき暖房のない冬の数か月に耐えていた。
【コメント】
 天災がもたらす悲劇の多くは人災によるものだ。ただ、いま文句を言ってもしょうがない。出来る限りの支援をしたい。

2.気球は何をしていたのか
【記事要旨】
 先週、米国の戦闘機によって撃墜された中国の気球には、通信を収集できる複数のアンテナとツールが搭載されていた、と米国当局者は述べた。
 バイデン政権は気球に関する情報を公開し、気球は主に気象研究に使用される民間機でありコースから外れていた、という中国の主張に対抗した。
 国務省は声明で、気球の装備は「明らかに情報監視用であり、気象観測気球に搭載されている装備とは一致しない」と述べた。
 気球がまだ空中にある間に、アメリカの U-2 偵察機が撮影した画像には、「通信を収集して地理的位置を特定できる可能性が高い」いくつかのアンテナと、「複数のアクティブインテリジェンス収集センサー」を動作させる電力を生成するのに十分な大きさのソーラーパネルが写っていた。
 米当局者によると、中国は世界的なスパイ活動で40カ国以上に気球を飛ばしたという。 監視に関して、気球には人工衛星よりもいくつかの利点がある。一か所にホバリングし、より低く飛ぶことで、より鮮明な画像を生成し、地上からより多くの電波信号を拾うことができる。
 米当局は、気球が米国の核施設に関する機密データを取得しなかったと確信しているが、何を収集したかは不明である. 彼らは、墜落した気球からの破片がより多くの洞察を提供することを期待している。
【コメント】
 昔米国のU2型機がソ連で撃墜された1年後にキューバ危機が起きた。米中の緊張がこれ以上拡大しないことを望みたい。

3.北朝鮮の新型ミサイル
【記事要旨】
 北朝鮮は新しい固体燃料の大陸間弾道ミサイルを誇示した。
 北朝鮮の国営メディアは今週、平壌で開催された夜間の軍事パレードの写真を公開した。この軍事パレードには、少なくとも 15 基の ICBM または ICBM のモックアップが含まれていた。 専門家によると、展示された新しいミサイルはモックアップだった可能性があるが、北朝鮮は実際のミサイル実験を進める前にモックアップを見せることが多かった。
 北朝鮮がこれまでにテストした 3 つの ICBM はすべて液体燃料に依存しており、発射前に液体燃料をミサイルに搭載するには数時間かかるため、攻撃の標的になりやすかった。
【コメント】
 国民の飢餓は解決できなくても、ミサイルと核兵器の開発は順調に進めている。お嬢様も出てきている。シュールな国だ。

その他:
ゼレンスキーはEUに軍事援助を求める (Again and again)
 President Volodymyr Zelensky of Ukraine pushed for financial aid and sanctions against Russia during a meeting with E.U. leaders in Brussels as Moscow escalated attacks in the east.
南アの電力危機 (人災だ)
 South Africa declared a state of disaster over its electricity crisis.
日本男性の冒険 (知らなかった)
 A Japanese man is making a grueling journey across Australia on a child’s scooter, but strangers are helping him get by.

2023年2月10日 金曜日 日曜はスーパーボウルだ!

世界の動き 2023年2月9日 木曜日

今日の言葉
「こたつ」
 電気代の節約のために一人用のこたつが流行り、椅子で入れる一人用が特に売れているようだ。一日10時間使って電気代は25円だそうだ。
 和室の減少でめっきり見なくなったこたつが復活している。

ニューヨークタイムズ記事
1.エルドアン大統領、地震の生存者と面会
【記事要旨】
 トルコのエルドアン大統領は、被災地への最初の訪問で壊滅的な地震の生存者に状況が制御されていることを知らせ安心させようとしたが被災者の怒りは高まっている。
 トルコとシリアで 12,000 人以上が死亡したマグニチュード 7.8 の地震により、さらに多くのホームレスが生まれた。 震源地近くの都市、カフラマンマラスで、エルドアン大統領は、氷点下の中、テントに避難する人々に会い損傷した道路や空港によって救助活動が妨げられたことを認めた。
 トルコ南部の被害の甚大な地域では、多くの住民が政府の支援を待っていたが無駄だった。 政府の対応に対する不満は、エルドアン大統領の再選を妨げる可能性がある。奇跡的な救助もあったが、生存者のための時間がなくなっている。
【コメント】
 何か出来る支援をしたいものだ。UNHCRでは募金が既に始まっている。

2.ゼレンスキーの突然の英国訪問
【記事要旨】
 ウクライナのゼレンスキー大統領は、英国の強力な軍事支援に感謝したが、英国議会での演説で、彼は戦闘機に対する率直な要求を出した。
 ほぼ 1 年前のロシアの侵略以来、2 度目のゼレンスキーのウクライナ国外訪問で、彼は英雄として歓迎された。スナク首相が空港でゼレンスキーに会い、国王チャールズ 3 世に謁見した。
 英国政府はこれまでのところ、NATO がロシアと直接対立する可能性があることを懸念して、ウクライナの戦闘機派遣要請に抵抗してきたが、スナクは、英国が NATO 標準のジェット機を操縦するためにウクライナのパイロットを訓練すると発表し、最終的には航空機を送る用意があることを示唆した。
 一方、ウクライナはすでに滑走路をアスファルトで舗装しており、F-16 が安全に着陸できるようになっている。ゼレンスキーは英国下院議長に「国を衛る翼をください」というメッセージが書かれたウクライナ人パイロットのヘルメットを贈った。
【コメント】
 戦車のつぎは戦闘機だ。プーチンは西側はネオナチに加担する理解し、対策を考えるはずだ。彼の対抗策は世界を破滅に陥れる可能性がある。

3.「仕事を終わらよう」
【記事要旨】
 バイデン大統領は、火曜日の一般教書演説で大きな提案はしなかったが、米国史上最年長の 80 歳のバイデン氏は、2024 年に予定されている再選をへの主張を組み立てる演説を行った。
 バイデン氏は政権の功績を列挙し、「仕事を終える」ことを誓った。 彼のパフォーマンスは、彼の活力に対する疑念を和らげるのに役立つかもしれない。
 バイデン氏は主に国内問題に焦点を当てていたが、習近平氏の名前に言及し、中国とは対立ではなく競争を求めていると繰り返したが、スパイ気球については言及しなかった。
【コメント】
 約1時間半の演説はYouTubeで視聴可能だ。格調の高い練られた演説を視聴したい。

その他:
中国のスパイ気球
 China has been sending balloons over military sites worldwide as part of a global surveillance program, according to U.S. intelligence.
巨大なペンギンの化石
 Scientists in New Zealand found the fossil of the largest-known penguin. It weighed almost 350 pounds (that’s about 159 kilograms).
鳥インフルエンザがミンクにも
 A bird flu outbreak in a mink farm in Spain suggests the virus can spread between mammals. Experts stressed the need for vigilance — but said not to panic.

2023年2月9日 木曜日