今日の動き 2022年12月6日 火曜日

ニューヨークタイムズ電子版より
(今日は7時半に配信されました。遅いですね)

ニューヨークタイムズ記事
1.ウクライナがロシアの奥深くで攻撃
【記事要旨】
 ロシア国防省とウクライナ高官によると、ウクライナは、無人ドローンを使用して、ロシア国内の数百マイル離れた 2 つの軍事基地を標的とした9か月間にわたる戦争で最も大胆な攻撃を実行した。
 高官は、無人機はウクライナ領土から発射され、ロシア基地近くの特殊部隊が、無人機を標的に導くのを助けたと述べた。
 ロシアの報道機関によると、1つの爆発は、ウクライナ国境から数百マイル離れたサラトフの近くのロシアの戦略爆撃機基地であるエンゲルス-2空軍基地で起きた。もう一つはモスクワから約150マイル離れたリャザン市の軍事基地で起き、3人が死亡し、6人が負傷した。
 この攻撃の数時間後、ロシアはウクライナのエネルギー網に新たなミサイルを発射し、いくつかの地域で停電が発生した、と当局者は述べた。
  欧州と米国は、モスクワへの経済的圧力を高めることを目的としたロシアの石油の価格上限と、欧州諸国がロシアの原油のほとんどを購入できなくなる禁輸措置の両方を実施し始めた。
【コメント】
 日本で議論されている「敵基地攻撃能力」の好事例ではないか。軍事バランスに大きな不均衡がある際には「反撃能力」がどれだけ抑止力になるのだろうか。最終的には「核兵器」の必要性に至るのではないだろうか。

2.中国は抗議を食い止めたが、抵抗は残っている
【記事要旨】
 デモの波が中国を襲って以来、警察は再発を防ぐために活動しており、大規模な抗議行動は沈静化している。
 しかし、当局に対する控えめな抵抗の声は持続しており、学生、専門家、ブルーカラー労働者など、少数ではあるがかなりの数の人々が大規模な集会で勇気づけられたことを示唆している。
 中国の中部では、学生たちは、1週間前に共産党を怒らせた大胆なスローガンを避けながら、Covid規則についてより透明性を求める要求を唱えた。 上海では、住民が地元当局との交渉に成功し、近隣の封鎖が解かれた。 当局からの圧力にもかかわらず、中国全土でボランティアの弁護士チームは、抗議者からの不安な電話に対応し続けている。
 これらの地方の行為はどれも、中国の指導者である習近平と共産党にとって大きな挑戦にはならないが、住民が公職に慎重な方法で異議を唱えることをそれほど恐れていないことを示唆している。
 香港での民主主義の崩壊、台湾への脅し、新疆ウイグル自治区でのウイグル人への迫害など に抗議する人々はCovid の抗議者たちと連帯を望んでいる。
【コメント】
 共産党政権はうまくガス抜きを図っているようだ。一方、海外で警察署を設置するなど弾圧の手も緩めていない。

3.日本と韓国がワールドカップで敗退
【記事要旨】
 昨日のクロアチア戦で、日本は前田大善選手のゴールでリードを奪ったが、クロアチアはPKで1対1の同点に追いついた。 延長戦の後、PK 戦で 3 対 1 で敗れた。
 日本の終わりが来たとき、それはどういうわけか普通に感じられた、と私の同僚のロリー・スミスは書いた。森保肇の絶え間なく変化する日本チームのように、このトーナメントを輝かせ活気づけたチームはほとんどない。ドイツを打ち負かし、コスタリカに敗れ、スペインに打ち勝つために、混乱した非論理的な 10 日間を戦った。
 一方、韓国ブラジル戦では、韓国の1 つのゴールは、ペナルティ エリアの外から Paik Seung-ho によってドリブルされた壮観なものだった。 ブラジルは高い質の容赦ない攻めで前半29分間で4得点を挙げ、韓国を4対1で下した。
【コメント】
 日本と韓国の試合が大きく取り上げられるのは珍しい。両チームともによく頑張った。

その他:
コロナに関するニュージーランドの記事2つ
 New Zealand is launching an inquiry into its coronavirus response and how it can better prepare for future pandemics.
New Zealand’s health service is attempting to take temporary custody of a critically ill infant whose parents are refusing a surgery unless the child receives “unvaccinated” blood.
スーダンの政治
 Sudan’s military and a coalition of pro-democracy parties signed a preliminary agreement to end the political deadlock that has paralyzed the nation since a military coup last year.
トルコのインフレ
 Families in Turkey are struggling to afford basic necessities, asthe annual inflation rate has soared above 80 percent.

2022年12月6日 火曜日

世界の動き 2022年12月6日 火曜日

ニューヨークタイムズ電子版より

今日の言葉:
「PK戦」
英語ではpenalty shootoutと言う。

PK戦は運だ。オシム監督がPK戦になるとピットを離れてしまっていたことを思い出す。

ニューヨークタイムズ記事
今日もNYTのニュースレターの配信が遅れています。7時までになければ、私からの配信は10時頃になります。すいません。

世界の動き 2022年12月5日 月曜日

ニューヨークタイムズ電子版より

今日の言葉:
「師走」
 12月は師走だ。その語源には諸説あるが、もっとも有名な説は、師匠である僧侶が、お経をあげるために東西を馳せる「師馳す(しはす)」だというものだ。
 ほかにも、年が果てる(終わる)という意味の「年果つ(としはつ)」が「しはす」に変化したという説もある。すでに万葉集のころから「シハス」と呼ばれていたらしい。
 いずれにしても一年の締めくくりの月だ。無病息災、商売繁盛で行きたいものだ。いまは静かに雨が降ってる。一年を思い返し来年に思いを馳せる月でもある。

ニューヨークタイムズ記事
1.「ゼロCovid」は中国の社会契約を侵食したか?
【記事要旨】
 習近平国家主席の「新型コロナウイルスゼロ」政策は、政治的自由の制限と引き換えに、中国の人々が安定と快適さを得られるという暗黙の契約は、書き換えられた。
 人口のほぼ 40% にあたる 5 億 3000 万人近くが、11 月下旬に何らかの形でロックダウンされていた。人々は飢えに苦しんだり、医療の遅れのために死亡したり、大勢の人々が仕事の中断や一時解雇に耐えてきた。
 その結果、幻滅感が増し、1989 年の天安門広場でのデモ以来、最も広範な抗議行動となった。
 中国が規制を緩和することで、不満の感覚は吹き飛ばされる可能性がある。
【コメント】
 副首相が規制緩和に触れ、PCR検査場が撤去されたりしているようで、中国政府は本腰を入れているようだ。

2.イランの道徳警察の終焉
【記事要旨】
 イランは、国の厳格なイスラム服装法に違反したと思われる若い女性、マーサー・アミニの死によって起きた数ヶ月の抗議の後、道徳警察を廃止した。
 イランの司法長官によって発表された決定は、9月のアミニの死以来の抗議運動にとって重要な勝利であるように見えた。
 この運動は、イランの権威主義的聖職者支配システムに対する数十年来で最大の挑戦の1つだった。人権団体によると、治安部隊の取り締まりで、数百人が死亡し、約 14,000 人が逮捕された。
 道徳警察の主な役割は、女性が体を長くゆったりとした服で覆い、髪をヘッド スカーフまたはヒジャブで覆うようにすることで、規制は常に不均一で恣意的だった。
 法務長官は木曜日、当局はヘッド スカーフの規制を見直しており、15 日以内に決定を下す予定であると述べたが、抗議者たちは現在、服装法の改革以上のものを求めている。
【コメント】
 ここでも民衆の力が規制を緩和させている。民意の勝利だ。

3.ロシアは原油価格の上限に逆らう
【記事要旨】
 金曜日に、G7 は、ロシアの原油価格を 1 バレル 60 ドルに制限することでクレムリンの財政が悪化する一方で、世界的な価格ショックを回避するのに十分な量のロシアの石油を市場に残しておく政策を発表した。 1 バレルあたり 60 ドルという数字は、ロシアの石油の主要な買い手が現在支払う金額に近い妥協案だった。
 ロシアは、石油生産を抑制しても、石油の市場価格に見合った国とのみ協力すると脅した。ゼレンスキー大統領は、価格制限がロシアの侵略を食い止めるには不十分であると懸念した。
【コメント】
 ロシア原油を買う国がいる限り上限価格戦略は機能しないと見る。ロシア産原油の輸送にに保険を提供しないという戦略が効果的だろう。

その他:
イタリアの地滑り
 A deadly landslide on the Italian island of Ischia led to scrutiny of buildings that may have been built illegally.
偽の気候基金が暗躍
A phony climate foundation helped German officials collaborate with the Kremlin-owned energy company Gazprom to complete a direct gas pipeline between Russia and Germany.
南極クルーズでの事故
 One passenger died and four others were injured when a rogue wave struck a cruise ship en route to the Antarctic. 

(この事故には驚いた。大きな波が客室の窓ガラスを割り、死者・負傷者が出たようだ)

2022年12月5日 月曜日

人生が24時だとすると

 人生が24時間だとすると、現在71歳の私は何時頃にいるのだろうか?これはもちろん何歳まで生きるかによって異なる。私の母は83歳まで生き、父は100歳まで生きた。

 私の寿命が男性の平均に近い80歳だとすると、71歳は21時過ぎになる。随分残り少ない感じだ。もう3時間弱しか時間が残されていない。これでは新たに楽しみを見出すような行動も起こしにくい。

 父のように100歳まで生きるとすると、71歳はまだ19時前だ。これならまだ夜の入り口である。一杯酒を飲み、楽しい思い出を作ることも可能そうだ。出来れば健康で100歳までは生きたいものだ。

 24時間と言う表示で見ると、人類への脅威を分析し、滅亡を午前0時に見立てた「終末時計」が有名だ。米国の原子力科学者会報(Bulletin of the Atomic Scientists)が毎年1月にその年が滅亡のどのくらい前か発表している。2022年1月は、残り時間を「100秒」と発表した。1947年の創設以来の最短時間が3年続けて維持された。核兵器の高度化や気候変動の進展に加え、米大統領選を巡る陰謀論などインターネットでの誤情報拡散もリスクに挙げ「世界は昨年より安全になってはいない」としている。

 あと100秒か。実際の人生であと寿命が100秒と言われたら、自分は何をするのだろうか。そう考えると、寿命が80歳だとしても最善を尽くし生きて行かないといけないと思う。

2022年12月4日 日曜日

雪が降る

 今日は曇り空から雪がチラついた。那須の寒い朝だ。別荘地の中を散歩しながら考えた。今年も、もう師走だ。

 今年は少しずつコロナ禍がおさまり平常な日常に戻った年だった。年の後半からは会議の実開催が増えた。やはり面と向かって議論するのは、スクリーン越しの議論とは違い、大きく盛り上がる。第8波の拡大で、またぞろ行動が規制されることが無いように望みたい。

 仕事は一つ増えた。毎月名古屋の郊外に役員会に出席するために行かなければならない。成長中の企業で(といっても東証プライム企業だ)参加して楽しい役員会だ。創業会長のリーダーシップで急成長してきたが、今後の更なる成長には他のコアメンバーがどれだけ創意工夫を凝らして頑張ってゆけるかにかかっている。何らかの役に立てれば嬉しい。

 マスクは、電車・バスに乗るときと建物に入るときはしているが、それ以外は外している。しかし、街中ですれ違う人は殆どがマスクをしている。何故だろうか。強い同調圧力のせいか。顔を隠すことの居心地の良さだろうか。これだけマスクをしていても今世界でダントツに日本の陽性者が多いのはパラドックスだ。今に日本人はMusk Man, Musk Womanとして世界中に知れ渡ることになるのではないだろうか。プロレスではあるまいし。

夏に感染者が減少した際に、感染症の指定を二類から五類へ変更する機会を失った。コロナで陽性になる人は多くても死に至る人はほとんどいない。全く季節性インフルエンザと同等の病気に見えるのだが。

 那須の別荘地内ではマスクをしている人を見かけない。道幅は広く、マスクなしで話が出来る。別荘地内では最近、売却物件がいくつか出ている。世代交代により、財産処分や相続で手放すようだ。そろそろ、私もそういう心配をすべき年代になった。

 今年はヤマボウシの花がきれいに咲かなかった。紫陽花もあまりきれいでなかった。去年は両方ともきれいだったので、花にも当たり年とそうでない年の違いがあるのかもしれない。サルスベリは当たり年だった。

 昨年は本格的な雪は12月2日だった。今年はいつ本格的な雪になり、落ち葉を埋めてくれるだろうか。それまでは毎日二籠(回収の上限)の落ち葉拾いが続くことになる。

2022年12月3日 土曜日