人生が24時だとすると

 人生が24時間だとすると、現在71歳の私は何時頃にいるのだろうか?これはもちろん何歳まで生きるかによって異なる。私の母は83歳まで生き、父は100歳まで生きた。

 私の寿命が男性の平均に近い80歳だとすると、71歳は21時過ぎになる。随分残り少ない感じだ。もう3時間弱しか時間が残されていない。これでは新たに楽しみを見出すような行動も起こしにくい。

 父のように100歳まで生きるとすると、71歳はまだ19時前だ。これならまだ夜の入り口である。一杯酒を飲み、楽しい思い出を作ることも可能そうだ。出来れば健康で100歳までは生きたいものだ。

 24時間と言う表示で見ると、人類への脅威を分析し、滅亡を午前0時に見立てた「終末時計」が有名だ。米国の原子力科学者会報(Bulletin of the Atomic Scientists)が毎年1月にその年が滅亡のどのくらい前か発表している。2022年1月は、残り時間を「100秒」と発表した。1947年の創設以来の最短時間が3年続けて維持された。核兵器の高度化や気候変動の進展に加え、米大統領選を巡る陰謀論などインターネットでの誤情報拡散もリスクに挙げ「世界は昨年より安全になってはいない」としている。

 あと100秒か。実際の人生であと寿命が100秒と言われたら、自分は何をするのだろうか。そう考えると、寿命が80歳だとしても最善を尽くし生きて行かないといけないと思う。

2022年12月4日 日曜日