最近買った家電製品に思う

最近、家電製品を2つ購入した。

 一つ目は、自動掃除ロボット。これは2台目だ。1台目は数年前に自宅用に購入。ルンバのiRobotが5万円程度していた。この時、日本メーカーの物がないかと探したら、パナソニックの三角形のルーローが7万円ぐらいで出ていた。日立の5万円程度の物もあった。結局、中国メーカーの3万円弱の物を買ったのだが、とてもよく掃除してくれる。
 自宅以外で使おうと今回2台目をAmazonで捜したが、前回と同性能の中国製は1万円台で買えるようになっていた。パナソニック製はまだ7万円台。日立製は見つけることができなかった。

 二つ目は、電気炊飯器。ほんの少し前に、銘柄米に合わせて最高の炊き上がりを保証するというパナソニックの8万円ほどの炊飯器を買ったのだ。これがとても使いにくく、何度も炊飯の途中でストップするのだ。
 どうしようか思案していた時にAmazonから、「糖質を30%カットする炊飯器」のメールが届いたのだ。中国製で値段は2万円ほど。すぐに飛びついた。ご飯を炊くと上部の受け皿にでんぷんを含んだお湯がたまる。確かに糖質カットの効果がありそうだ。操作はとても簡単だ。
 実は、国産の糖質カットの炊飯器を捜したが、見つからなかった。日本メーカーは「踊り炊き」だとか「かまど炊き」とか言っているが、低糖質ニーズには目が行っていないようだ。

 我が家は、ずっとパナソニック社の製品を愛用してきたが、最近はそうでもなくなってきている。何が原因であろうか。

(2022.2.13 Sunday)

総合雑誌の位置

地元の書店に頻繁に行く。どんな本が今読まれているのか書架を見るのは楽しみの一つだ。一昨日、「世界」が入荷したとの連絡があったので行ったのだ。

 私が学生の頃は、世の中を左から見る「世界」と右から見る「自由」という雑誌がよく読まれていた。「自由」は2009年に休刊し、「世界」は刊行が続いているが、殆どの書店には今は置かれていない。それで私は書店に頼んで取り寄せてもらっているのだ。

 書店に行き、現在発行されている総合雑誌をみた。「中央公論」「文芸春秋」「正論」「月刊HANADA」があった。私が現在読んでいるのは「世界」と「中央公論」だ。

 私は個人的には、自分は中道右派。保守的な人間だと思っているので、久しぶりに「正論」(「今こそ日台関係」という見出しに惹かれた)を買って帰った。本当は「諸君」を買いたかったのだが、書店になかった。「月刊HANADA」は見出しでをみて読む気が起きなかった。

 今日、「正論」を開き、驚いた。カラーグラビアが「皇室歳時記」「ますらおの歌」「靖国神社崇敬奉加会案内」であった。
 本文内には、渡辺利夫教授の、「『一つの中国』に騙されないために」、磯部晃一氏の「日米2+2に見る日本の意気込みと課題」という示唆に富む論考があった。他の論考の多くは産経新聞記者やOBの論考が多かった。
 全体を通じて驚いたのは、岸田首相の外交政策、宏池会、林外相、への批判を色濃く感じたことだ。林外相については、自民党議員のYouTubeで、「親中派」「中国のハニートラップにかかり弱みを握られている」を暗喩するものがあった。

 前に述べたが、私は「世界」と「中央公論」を読んでいる。「月刊HANADA」や「正論」(今回そう思った)は読む気がしない。「正論」や「月刊HANADA」を読む人は「世界」や「中央公論」は読まないだろう。日本のメディアでもこれだけ色合いが違い、読者は自分の嗜好に合ったものしか読まないであろう。みんなが納得する世論の形成は難しいと痛感する。 

 槇原敬之の歌に「もう恋なんかしない」があり、その一節に「いつもより眺めの良い左に少しためらってる」というのがある。
 前に述べたように、自分では中道右派保守だと思っていたが、世の中的にはかなり左に来ているようなのだ。

(2022.2.12 Saturday)

ウィリアム・アーヴィン「ストイック・チャレンジ」を読んで

原題は”The Stoic Challenge” by William B. Irvine
帯の「シリコンバレーが熱狂する究極のメンタルフィットネス・プログラム」という宣伝文句に惹かれて数か月前に購入。昨日読み始め、すぐ読了した。

 内容なあまりないよう、とダジャレを言っても始まらないが、帯に書かれている「すべては古代ストア派の哲学者に学べ」という言葉に尽きている。

 アーヴィン教授の主張を理解する最も簡単な方法は彼の主張をYoutubeで見ることだ。The Stoic ChallengeとYoutubeに入力するといくつか動画が出てくる。https://www.youtube.com/watch?v=4trH-Xbiy-I はお薦めだ。

 彼の話を一言でまとめると、「逆境に会ったら、マイナスの感情を持たず、それはストアの神からの贈り物・喜び」だと考えることだ。

 動画を見て分かったのだが、アーヴィンは禅仏教の信者で、なかなか練れた人だ。ただ、彼の考えに「シリコンバレーの我利我利亡者が同感する」とは私には思わない。

 本屋にこの本があったら、表紙と帯、前書きと後書きを読めば十分だ。   他人は変えられないし、自力では変えられない事態は常にある。それを自分へのチャレンジだととらえれば平穏が得られ、乗り越えられない困難はない。これはマルクス・アウレリウスの自省と同じであり、確かにストイックな生き方だ。

(2022.2.11 Friday)

世界の動き 2022.2.11 Friday

N.Y. Times 電子版より 建国記念日おめでとうございます。

1.ロシアはベラルーシのウクライナ近郊で大規模軍事演習
【記事要旨】
 木曜から開始した演習はs-400地対空ミサイルや新鋭ミグ戦闘機等の武力を見せつける内容。
 同時期に行われた英露外相会議は、ラブロフ外相によれば、“the conversation of a mute person with a deaf person.” というもの。
 演習は20日までで終了後は撤兵すると露は言っているが。
【感想】
 次の一手が西欧、ロシアともに見つけられない状況。打開は難しい。

2.カナダー米国間の遮断が自動車産業に影響
【記事要旨】
 特にデトロイト(米)とウィンザー(加)を結ぶアンバサダー橋の封鎖がトヨタ、フォード、GMに打撃を与えている。
 2週間前にオタワで始まった運動がカナダ全土や他国にも広まっている。
【感想】
 カナダの自動車工場を見学したことがある。簡単に言うと、車体の半分はカナダで、半分は米で作っていた。プレス機の変更をする手間が省けるのでコスト面で優位だそうだ。
 いまはその一体性が困難を招いている。

3.トランプは1月6日に誰に電話したのか。
【記事要旨】
 調査委員会はホワイトハウスの通話記録を調査中。証拠は見つかっていないが、トランプは自分や側近の携帯電話を含め電話を掛けまくっていた。
 イヴァンカがトランプに暴動を止めるようにトランプに懇願していたという報道もある。
 トランプはホワイトハウス退去の際に書類他を持ち出しており、これは大統領記録法違反。
【感想】
 トップは何でもやり放題。それを司法が追及できないのは、どこかの国もまったく同じ。

その他:
米のインフレ
Prices in the U.S. are climbing at the fastest pace in 40 years and more quickly than economists had expected, new consumer data shows.
オリンピック
Nathan Chen of the U.S. won figure skating gold, claiming the prize that eluded him in 2018. 羽生は残念だったが、彼の試合後のコメントには感動した。

(2022.2.11 Friday)

「雪が降る」を思い出して

いま窓の外を大粒の雪が降っている。
 水気が多いせいか、まだ積もってはいない。この後温度が下がれば、もう少し固い雪になり、「降り積む」、かも知れない。

 「雪が降る」情景で思い出す詩と小説を紹介したい。

 まずは、アダモの詩「雪が降る」。
 Tombe la neige
 Tu ne viendras pas ce soir
 Tombe la neige
 Et mon cœur s’habille de noir
 雪が降っている
 君は今夜は来ないだろうね
 雪が降っている
 ぼくの心は黒い服をまとう
   平易なフランス語の詩。白と黒の対比がきれいだ。作曲もアダモだ。

 次は、藤原伊織の短編集「雪が降る」
 作者の長編小説「テロリストのパラソル」や「てのひらの闇」のエッセンスが詰まった傑作短編集だ。
    Amazonで検索すると小説は絶版で、Kindleでしか手に入らない。

 アダモは78歳で存命だ。
 藤原伊織は2007年に食道癌で59歳で亡くなった。重なる飲酒で食道を焼き切ったように思われる。自らの小説のようにハードボイルドな生き方だった。

(2022.2.10 Thursday)