世界の動き 2022年5月30日 月曜日

ニューヨーク・タイムズ電子版より

今日の一言:
 5月も終わりに近い。「5月は売れ Sell in May」という相場格言があるが、6月の下落に備え5月に売れと言うのがもともとに意味。注意しましょう。

1.国連は中国への非難を和らげる
【記事要旨】
 国連の高等弁務官Michelle Bachelet 28日まで6日間の日程で行われたバチェレ国連人権高等弁務官の新疆(しんきょう)ウイグル自治区訪問。同自治区への訪問を「調査ではない」とする中国側の意向に同調する発言が報じられた。同氏は習近平国家主席と25日にオンライン会談し、同事務所は「中国や世界における人権問題や懸念について直接協議できる貴重なものだった」と成果を強調した。中国国営メディアは弁務官が中国の対応を「称賛」と誤訳して放送。人権状況を改善するために必要な同自治区での実態把握は「困難」(人権活動家)とみられている。さらに、中国の人権侵害を独立した立場で調査する強い姿勢がバチェレ氏から見られないことに、懸念は高まっている。WHOを始め国連機関への中国の影響力の高まりの現われ。
【コメント】
 国連も「強いもの、資金の出し手」には弱腰。「敵地内」での調査は困難が伴うのはわかるが、ウイグル族への人権侵害へのお墨付きを与えるという結果になってしまったのは失態。

2.インドの性産業従事者の保護
【記事要旨】
 インドでは売春は合法だが貧困と人身売買により90万人の従事者がいる。警官が人身売買の取締で従事者女性を犯罪者として扱い暴力をふるっている。裁判所が介入し、成人で自分の意思で従事しているひとと、未成年で意思に反し働かされている人への対応を適切にするよう指示。
【コメント】
 貧困の解決が第一歩なのだろう。成人で自分の意思で働く人への対応はオランダのようになるのだろうか。

3.ウクライナのヘルソンでの攻防
【記事要旨】
 ウクライナはヘルソン周辺でロ軍を後退させていると主張。露は東部ルハンスクへ戦力を集中しSievierodonetsk獲得に注力。露軍の最後の大攻勢との見方も。
【コメント】
 東部では血で血を洗う市街戦が続いているようだが、露の最後の攻勢という見方が当たっていれば良いが。

その他:
パキスタン経済も厳しい
At the risk of deepening political turmoil, Pakistan increased consumer fuel prices in a bid to revive a $6 billion bailout package from the International Monetary Fund and stabilize its cratering economy.
欧州チャンピオンは
Real Madrid won the Champions League, European soccer’s premier competition.
米の銃乱射
President Biden traveled to Texas on Sunday to mourn with families and attend church services. “Do something!” someone in the crowd outside yelled as he left. “We will,” Biden replied.

(2022年5月30日 日曜日)

水さえかければ

今日は暑い日だった。大田区の我が家のあたりでも29.5度を記録し、もう真夏の日差しだった。

家の鉢植えは日差しに耐えかねてぐったりしていた。バラなどの高級な花は意外に暑さに強いが、ペチュニアやサフィニアといった花がすぐにぐったりするようだ。

夕方日差しが弱まったところで水やりをすると、Voila!しおれた花たちがみるみる元気になる。

子供を育てるのも、職場での人間関係も、このくらい簡単だと苦労は要らないのだが。

(2022年5月29日 日曜日)

善を積むこと

BookOffに古い文庫本を沢山持ち込んだが、買い取ってくれなかった数冊。
 カミュ『ペスト』、上田敏『海潮音』、辻邦生『異邦にて』、そして、倉田百三『出家とその弟子』。親鸞と息子善鸞、弟子唯円をめぐる戯曲を50年ぶりに再読した。

 「南無阿弥陀仏」の僅か6文字を心から念ずることにより弥陀の本願が叶い浄土に行くことが可能になる。悪人ほどそうなのだ(悪人正機説)。と親鸞は説く。一方、イエスは「誰でも幼子のような心にならなければ天国の門をくぐることは出来ない」と説く。仏教であれキリスト教であれ教義の中心は簡単なものなのだなあと、世界の真理を発見した気分になった高校生。The Truth is Out There!

 では、日々の行いは「救い」に関係ないのだろうか。そんなことはあるまい。善行をすれば、善行を受けた人は感謝するであろう。たとえ誰にも気が付かれない善行でも、自分を喜ばせ、言動に自信を持てるようになる。

 史実では、善鸞は「夜ひそかに父(親鸞)が私一人に教えた」教え(「夜中の法門」とか「秘事法門」)の元祖のように言いふらし、結局は親子断絶されたと言われる。戯曲では、親鸞は仏を信じることのできない善鸞を臨終に際して許す。つまり、最後の善行を息子に身をもって示しているのだ。

 親は子に、そうなって欲しい名前を付けるものだ。「善鸞」という名前は、積善の人間として成長してほしいと親鸞が願って付けた名前に違いあるまい。

 さて、一日を振り返ると「善行」と言えるほどのことをしていないのに愕然としませんか?

(2022年5月28日 土曜日)

世界の動き 2022年5月27日 金曜日

ニューヨーク・タイムズ電子版より

今日の一言:
 昨日カンブリア宮殿でKeePer技研について見ました。コーティングで日本の自動車文化に貢献している会社だなと感心。若者が活き活き働いている様子で好感を持ちました。

1.テキサスの銃乱射の際、警察は何をしていたのか
【記事要旨】
 警官の突入が遅すぎたという遺族の批判が高まっている。犯人は学校への侵入の際に制止されず、警官に射殺されるまで1時間教室を占拠していた。従来の学校の安全策が銃乱射事件を防げなかったので見直し議論が起きている。
【コメント】
 ニューヨークの学校では銃を持ったガードマンがいたが地方ではセキュリティーが緩いのであろうか。出入り口を一か所に絞っても、犯行の意図と持った人間の侵入を防ぐのは難しそうだ。

2.ウクライナでの戦争はどう終わるか
【記事要旨】
 ウクライナの戦争をどのように終わるかどのように勝利を定義するかが世界的な話題になっている。西側のフランス、イタリア、そしてキッシンジャー博士はウクライナによる領土的譲歩が必要だとする。ゼレンスキー大統領はこの考えに反対でクリミア半島を含め領土の回復を求めている。中欧。東欧諸国もこの考えが多い。ただ、プーチン大統領はウクライナの降伏以外に戦争を終わる考えはないだろうという見方も。制裁に対応しロシア中銀は金利を引き下げる。プーチンは最低賃金を引き上げ、軍隊へのベネフィットを強化。
【コメント】
 戦争が3か月を過ぎ、ロシア、ウクライナともに自国民へのアピールもありチキンレース化している。何か特徴的な事態が起きた時に、中国、トルコ、イスラエル等の仲介により、プーチンが面目を保つ形で終わるのが現実的だろう。

3.米国は中国の封じ込め策へ
【記事要旨】
 中国の強権的政策に変更が無いので、米国は他国と連携し中国共産党の影響力を削ぐが中国を孤立化させることはなく対話は継続していくとブリンケン国務長官が語る。中国の人権問題は引き続き注視して行く。台湾の武力防衛は従来の曖昧戦略を採る。
【コメント】
 この米国のあやふやな態度は、中国は「大きすぎて叩き潰せない」ということだろう。南シナ海の中国の内海化にはしっかりした姿勢を示してほしいものだ。

その他:
ガンビアはどこにあるかわかりますか
Gambia will prosecute its former president, Yahya Jammeh, who is accused of a wide range of atrocities.
英国でも庶民は物価上昇に苦しむ
After a bruising inquiry into pandemic parties at Downing Street, Prime Minister Boris Johnson unveiled an aid package to tackle soaring prices in the U.K. One feature: Direct payments to households from a tax on oil and gas profits.
怖い怖い
A novelist who wrote a blog post titled “How to Murder Your Husband” was convicted of murdering her husband.

(2022年5月27日 金曜日)

世界の動き 2022年5月26日 木曜日

ニューヨーク・タイムズ電子版より

今日の一言:
 セパ交流戦が始まった。パリーグの優位が続いてきたが今年はどうだろうか。
最下位の阪神と日本ハムは交流戦を契機に下剋上を果たす可能性がある。
 A chance in a million.ですな。

1.テキサスの学校での銃乱射
【記事要旨】
 テキサス南部の小学校で18歳の男が銃を乱射し19人の生徒と2人の教師が死亡。男は警官に打たれ死亡。同機はまだ不明。米国の小学校での銃事件では史上2番目の犠牲者の多さ。米では憲法で保障された個人の権利の制約で銃の廃止は進まず。
【コメント】
 ヒスパニック系住民が70%以上の地域らしいが人種的な背景があるかは不明。
 人口より銃の数が多い国柄。ニューヨークに住んでいたころ銃器店に行き種類の豊富さに驚いたことがある。法律で規制しようとしても全米ライフル協会が政治力を行使し不可能な状況がずっと続いている。

2.ロシアは東部での戦線に絞る
【記事要旨】
 ロシアは補給に考慮しドンバスでの75マイルの前線に兵力を集中している。Sievierodonetskという都市が戦闘の中心になりウクライナ軍が死守している。ロシアは侵攻につれて血みどろの市街戦に直面する。 米の台湾防衛の姿勢強化に対し中国は台湾を包囲する形で海空共同演習を実施。
【コメント】
 戦争がどのように移行するにしてもロシアの市民を標的にした軍事行動は止められない。戦争に勝つためには何でもするのが彼らの正義であり戦争の正義だから。

3.ドイツとウクライナとアフリカ
【記事要旨】
 ドイツのショルツ首相はセネガルと南アフリカを歴訪。これら二か国はロシアのウクライナ侵攻を非難する国連決議に棄権したアフリカ16か国に含まれる。エネルギーの確保に不安のあるこれら諸国は中立的な立場を堅持している。セネガル大統領でアフリカ連合の議長であるMacky Sallは、モスクワとキエフを訪問予定。南アのCyril Ramaphosa大統領もロシア制裁には賛成せず露ウの対話を呼びかける。
【コメント】
 西側民主主義は世界の普遍的な考えではない。先日のQUADですら各国の思惑は交錯した。自由と民主主義の実現には、豊かさと政治的な成熟が必要だろう。理念を説くだけでは共感を得られない。

その他:
北朝鮮のミサイル発射の一つはICBM
North Korea launched a suspected intercontinental ballistic missile and two other ballistic missiles on Wednesday in its 17th rocket test this year.
中国は豪州の近くで影響力強化
China is pursuing a sweeping deal with 10 Pacific island nations that would significantly expand its regional influence.
インドの熱波がマンゴの凶作をもたらす
A blistering heat wave has devastated India’s beloved mango crop, threatening farmers’ livelihoods and imperiling culinary traditions. “The soul of a farmer shudders at seeing these fruitless trees,” one grower said.

(2,022年5月26日 木曜日)