世界の動き 2022年5月26日 木曜日

ニューヨーク・タイムズ電子版より

今日の一言:
 セパ交流戦が始まった。パリーグの優位が続いてきたが今年はどうだろうか。
最下位の阪神と日本ハムは交流戦を契機に下剋上を果たす可能性がある。
 A chance in a million.ですな。

1.テキサスの学校での銃乱射
【記事要旨】
 テキサス南部の小学校で18歳の男が銃を乱射し19人の生徒と2人の教師が死亡。男は警官に打たれ死亡。同機はまだ不明。米国の小学校での銃事件では史上2番目の犠牲者の多さ。米では憲法で保障された個人の権利の制約で銃の廃止は進まず。
【コメント】
 ヒスパニック系住民が70%以上の地域らしいが人種的な背景があるかは不明。
 人口より銃の数が多い国柄。ニューヨークに住んでいたころ銃器店に行き種類の豊富さに驚いたことがある。法律で規制しようとしても全米ライフル協会が政治力を行使し不可能な状況がずっと続いている。

2.ロシアは東部での戦線に絞る
【記事要旨】
 ロシアは補給に考慮しドンバスでの75マイルの前線に兵力を集中している。Sievierodonetskという都市が戦闘の中心になりウクライナ軍が死守している。ロシアは侵攻につれて血みどろの市街戦に直面する。 米の台湾防衛の姿勢強化に対し中国は台湾を包囲する形で海空共同演習を実施。
【コメント】
 戦争がどのように移行するにしてもロシアの市民を標的にした軍事行動は止められない。戦争に勝つためには何でもするのが彼らの正義であり戦争の正義だから。

3.ドイツとウクライナとアフリカ
【記事要旨】
 ドイツのショルツ首相はセネガルと南アフリカを歴訪。これら二か国はロシアのウクライナ侵攻を非難する国連決議に棄権したアフリカ16か国に含まれる。エネルギーの確保に不安のあるこれら諸国は中立的な立場を堅持している。セネガル大統領でアフリカ連合の議長であるMacky Sallは、モスクワとキエフを訪問予定。南アのCyril Ramaphosa大統領もロシア制裁には賛成せず露ウの対話を呼びかける。
【コメント】
 西側民主主義は世界の普遍的な考えではない。先日のQUADですら各国の思惑は交錯した。自由と民主主義の実現には、豊かさと政治的な成熟が必要だろう。理念を説くだけでは共感を得られない。

その他:
北朝鮮のミサイル発射の一つはICBM
North Korea launched a suspected intercontinental ballistic missile and two other ballistic missiles on Wednesday in its 17th rocket test this year.
中国は豪州の近くで影響力強化
China is pursuing a sweeping deal with 10 Pacific island nations that would significantly expand its regional influence.
インドの熱波がマンゴの凶作をもたらす
A blistering heat wave has devastated India’s beloved mango crop, threatening farmers’ livelihoods and imperiling culinary traditions. “The soul of a farmer shudders at seeing these fruitless trees,” one grower said.

(2,022年5月26日 木曜日)