世界の動き 2024年12月25日 水曜日

今日の一言
特別な日だ。万感を込めて、
Merry Christmas and A Happy New Year!

ニューヨークタイムズ電子版より
振り返りとお祝いの日
激動の一年が終わりに近づいていますが、今日は平和で幸せなひとときをお過ごしください。
このモーニングブリーフィングの特別版では、皆さんの受信箱にホリデー気分をお届けすることを目指しています。
何十億もの人々にとって、今日はクリスマスの日です。サンタクロース、ごちそう、キャロルの歌、礼拝、お祭りの名作の再鑑賞。ニューヨークのバーからインスピレーションを得て、マライア・キャリーのホリデーヒット曲を大音量で流しましょう。
ハヌカの初日に愛する人たちと一緒にメノーラーに火を灯す予定かもしれません。ラトケスは大好きだけど、汚れたフライパンや大量のジャガイモが出てくるのが怖くてたまらないという人は、このアドバイスを心に留めてください。「みんなで食卓に着くのが楽しい。食べ物がどこから来たかは関係ない」
どんなにニッチなことであっても、休日の伝統を楽しんでください。本当に行きたくないなら、散歩に行く必要はありません。今日がいつもの仕事の日なら、数分かけて心を落ち着かせてください。テイクアウトと一人で過ごす楽しみだけが欲しいという場合は、それも乾杯です。
今日があなたにとってどんな意味を持つにせよ、喜びをもたらしますように。明日は通常のプログラムに戻ります。

世界の記事
宇宙:
NASAのパーカー太陽探査機は太陽への最接近を試み、これまで探査されたことのない恒星領域に深く入り込んだ。
ベラルーシ:
ウクライナをめぐる停戦交渉への期待が高まる中、アレクサンドル・ルカシェンコ大統領は西側諸国との関係を再構築しようとしているようだ。
ガザ:
キリスト教徒は教会に集まり、戦争が始まってから2度目のクリスマスを祝った。
イーロン・マスク:
スペースXのCEOはテキサスに自社の町を作ろうとしている。彼はその町をスターベースと名付けたいと考えている。

2024年12月25日 水曜日

世界の動き 2024年12月24日 火曜日

今日の一言
「日本の一人当たりGDP」
 『[東京 23日 ロイター] – 内閣府は23日、日本のドル建て1人あたり名目国内総生産(GDP)が2023年は暦年で3万3849ドルとの試算を公表した。2年連続でOECD(経済協力開発機構)加盟38カ国中22番目と比較可能な1980年以降、最も低い順位となった。
 ことし6月に韓国のGDPが基準改定で上方修正されたため、2022年の順位が日韓で入れ替わっており、2年連続で21番目の韓国を下回った。
ドル建て換算に用いた為替レートは2019年109.01円、20年106.78円、21年109.80円、22年131.4円、23年140.5円。円安進行もドル建て金額下押しの一因となっている。』
 日本の産業の付加価値を高めることが求められることの警鐘だ。保守派の論客は、円安と日本の高齢化がもたらすもので心配無いという主張をする人もいる。G7では最下位が定位置だ。サッカーのFIFAランキングを下回る体たらくだ。
 国策として打開策を検討するべき時期だと思うが、危機感は乏しい。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.マット・ゲーツ氏が未成年者との性行為に金銭を支払ったとの報告書
【記事要旨】
 下院倫理委員会の報告書は、ドナルド・トランプ氏が司法長官に指名したマット・ゲーツ氏が、定期的に性行為に金銭を支払ったり、違法薬物を使用したりしたと非難した。2017年には17歳の少女と性的関係を持ちこの少女にも金銭が支払われていた。
 報告書は、ゲーツ氏の行為が、ゲーツ氏がかつて下院議員を務めたフロリダ州の性的違法行為法に違反していると結論付けているが、連邦の性的人身売買法に違反したという決定的な証拠は見つからなかった。
 ゲーツ氏はXで「偽りの魔女狩り報道」によって不当に中傷されていると主張した。彼は1月に保守系のワン・アメリカ・ニュース・ネットワークのアンカーに就任する予定だ。
米国政治について:
・バイデン大統領は連邦死刑囚のほぼ全員の刑期を減刑し、37人の命を救った。彼らは依然として終身刑の対象となっている。
・ロバート・F・ケネディ・ジュニアはテレビでの薬物広告を禁止したいと考えているが、容易なことではないだろう。
【コメント】
 現在の候補はフロリダ州司法長官を務めたパム・ボンディ氏だ。トランプ氏はトゥルース・ソーシャルに掲載した声明で、「パムは司法省を犯罪と闘い、そして米国を再び安全にするという本来の目的に再び焦点を合わせてくれるだろう。私はパムを長年知っている。彼女は賢明かつタフで、米国第一主義のファイターであり、司法長官として素晴らしい仕事をしてくれるだろう!」と表明した。

2.ドイツのクリスマスマーケット襲撃は政治的な戦場となった
【記事要旨】
 クリスマス マーケットに SUV が突っ込み、5 人が死亡した事件から数日後、政治的な批判が高まっている。
 極右政党「ドイツのための選択肢」は昨日、襲撃のあったマクデブルクでデモを行い、同党の首相候補であるアリス・ヴァイデルは、殺人事件の原因は「制御不能な移民」にあると非難し、国外追放を求めた。同党は世論調査で保守派キリスト教民主党に次ぐ第 2 位である。
 詳細: 警察は 50 歳の医師を拘束した。容疑者はサウジアラビア難民への政府の規制を批判していた。もっと真剣に受け止められなかったのかを問う声が高まっている。
【コメント】
 容疑者の犯行の動機はまだ詳しくわからない。アラブ系住民でも思想はいろいろだから一筋縄では行かないようだ。

3.ホンダと日産が合併を目指す
【記事要旨】
 日本第2位と第3位の自動車メーカーであるホンダと日産は、事業統合に向けた協議を正式に開始することで合意した。成功すれば、世界最大級の自動車グループが誕生する可能性がある。両社の目標は、2026年8月に合併を完了することだ。
 両社は、次世代車の開発にかかる財政的負担を分担するため、関係を深めている老舗自動車大手の仲間入りを果たすことになる。この取引は、特に売上低迷で人員削減と生産削減を進めている日産にとって、命綱とみられている。
【コメント】
 短い記事だが、端的にポイントをついている。EVでは日産に技術があり、HVではホンダは優秀だが、主戦場は自動運転になるだろう。生き残りをかけて頑張って欲しいものだ。

その他の記事
ガザ:
 イスラエルがガザ南部の一部に残した権力の空白をギャングが埋め、パレスチナ住民が切実に必要としている援助を奪っている。
欧州:
 スロバキアの指導者のモスクワへの電撃訪問は、ウクライナ侵攻をめぐるロシアに対する欧州の結束に打撃を与えた。
ウクライナ:
 戦場でロシアを支援するために北朝鮮軍約1万人を派遣したのは、金正恩の決定であり、クレムリンの要請によるものではないと米国当局者は述べた。

2024年12月24日 火曜日

世界の動き 2024年12月23日 月曜日

今日は所要あり発信が遅れました。申し訳ありません。

今日の一言
「クリスマスソング」
 この時期、FM放送はクリスマスソングのオンパレードになる。
 皆さんは何が好きですか?
 私は「クリスマスキャロルの頃には」だ。誰の歌かわかりますか?

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.アサド政権の最後の日々
【記事要旨】
 12月初旬、反政府勢力がシリアの首都ダマスカスに進軍する中、丘の上にある大統領官邸の補佐官らは、13年に及ぶ内戦の平和的解決へのメッセージのアイデアを考え、撮影クルーが近くにカメラと照明を設置した。シリア国営テレビ局は、政治的反対派と権力を分担する計画を発表するアサド大統領の演説を放送する準備を整えていた。
 彼らは皆騙されていた。大統領は首都を抜け出し、密かにモスクワに向かった。補佐官らは彼が去った数時間後も官邸に残り、決して行われない演説を待っていた。真夜中過ぎに大統領が不在だという知らせが入り、彼らはパニックに陥って宮殿の扉を開いたまま逃げ出した。
【コメント】
 腹心の部下も捨て石にする酷い人間だという印象を与える記事だが、独裁者はそんなものだと言う気がする。

2.ドイツ当局、クリスマスマーケット襲撃の動機解明に苦慮
【記事要旨】
 ドイツ当局は昨日、2日前にクリスマスマーケットの群衆にSUVを突っ込ませて5人を殺害した容疑者の動機を解明に苦慮していた。マクデブルクで起きた襲撃事件の犠牲者は9歳の少年と45歳から75歳の女性4人だったと警察は発表した。負傷者は200人以上に上る。
 当局は、拘束中の容疑者は、ドイツに20年近く住み、閉鎖病棟で精神科医として働いていた50歳のサウジアラビア人医師と説明している。SNSでドイツ政府とイスラム過激派を頻繁に容疑者は批判している。
 土曜の夜に追悼式が開かれ、同時に近くの広場では数百人が集会に参加し、デモ参加者は「国外追放!国外追放!」と叫んだ。
【コメント】
 精神科医が精神を病んでいるという怖い出来事だ。

3.イランのエネルギー危機が「悲惨な」局面に
【記事要旨】
 イランは世界有数の天然ガスと原油の供給国であるが、長年の制裁、不適切な管理、老朽化し​​たインフラ、無駄な消費、そしてイスラエルによる標的攻撃により、今や本格的なエネルギー危機に陥っている。
 政府機関は閉鎖或いは営業時間短縮し、学校や大学はすべての授業をオンラインに移行している。製造業はほぼ停止状態にある。
 シリアのアサド政権の崩壊とレバノンのヒズボラの壊滅により、イランの地域的大国としての地位が著しく低下し、エネルギー危機を起こした。イランの通貨であるリアルは、ドルに対して史上最低のレートまで下落した。
【コメント】
 イランには経済制裁がとても良く効いている。ロシアには効かないのは経済構造の深みの違いだろうか。

その他の記事:
ブラジル:
 観光都市グラマドのビルに小型飛行機が墜落し、当局によると、乗客10人が死亡、地上で少なくとも14人が負傷した。
イスラエル:
 イラン支援の過激派グループが攻撃を激化させた後、土曜日早朝、テルアビブの遊び場にフーシ派のミサイルが着弾し、数人が負傷した。
移民:
 米国の難民プログラムは長い間、外交政策の柱となってきた。トランプ政権の誕生に伴い、再定住機関は骨抜きにされる覚悟をしている。

2024年12月23日 月曜日

高校の忘年会

   12月20日に横須賀高校の22期8組(1970年卒業)の忘年会があった。大学卒業後ほぼ毎年12月28日の夜に逗子で行っていたとのことだ。卒業生の多くが横須賀・逗子あたりに居住しているのだ。

 私は卒業後金融機関に勤務し海外が長く、2000年に銀行退職後も住まいは都内であり、年末は都合がつかず参加できなかった。今年は、年末からは大分早く、かつ昼呑みなので初めて参加した次第だ。

 驚いたのは50人の旧友中、すでに8人が亡くなっていたことだ。昨年は2名が鬼籍に入った。8/50は16%なので、人の寿命が正規分布しているとすると、日本人男性の平均寿命が84歳、我々は73歳だから、標準偏差はちょうど11歳になる。そうすると、M±σは68%なので、今から84歳までには旧友の34%(17人)が鬼籍に入る計算になる。

 遠くは名古屋や富士宮から集まった人を含め18人集まった面々は皆元気そうだが、癌の手術をしたもの、狭心症の治療をしたもの、様々だ。私が片足でパンツを履けないと言ったら、殆どすべての参加者が同意した。夜間頻尿者も多い。この歳になると、病気自慢はどの同窓会でも同様だ。

 「来年も元気で集まろう!」という掛け声を上げ、散会した。

2024年12月22日 日曜日

McKinseyの悪行 備忘録

  2年ほど前に4億ドルで和解という記事を読んだ記憶があるが、最近やっと決着したようだ。紳士然として、社会正義に背くことをコンサルティングの名のもとにブランド力を利かせて実行させる。コンサル業界に幻滅する内容の記事だ。

『マッキンゼーがオキシコンチン流行に関与
    6億5,000万ドルの支払いに合意

国際的なコンサルティング企業であるマッキンゼー・アンド・カンパニーは、オピオイド依存症流行における役割について、アメリカの2州の連邦検察官と和解し、6億5,000万ドルを支払うことで合意しました。これは、同社がパデュー・ファーマ社(Purdue Pharma)のオキシコンチン(OxyContin)を含むオピオイド鎮痛剤の販売促進に協力し、深刻な社会的問題を引き起こしたとの非難を受けたことによるものです。

裁判所の記録によれば、マッキンゼーはオキシコンチンのリスクと危険性を認識していながら、パデュー・ファーマがこの薬の処方を増やすための「加速戦略」を設計しました。その戦略には、オキシコンチンの処方を多く出す可能性が高い医師を特定し、同社の営業部隊がこれらの医師に働きかける計画が含まれていました。この取り組みは、2012年から2018年の6年間にわたって行われ、マッキンゼーが「故意かつ意図的に」パデュー・ファーマ社およびその他の関係者と共謀し、不適切な販売促進に加担していたことが告発されています。

これにより、多くの地域でオピオイドの過剰処方が進み、依存症が蔓延。数十万人が命を落とすという公衆衛生危機を引き起こしました。今回の和解により、同社は管理薬物のマーケティング・販売・販促活動に関与しないことを約束しています。また声明の中でマッキンゼーは「パデュー・ファーマへのサービス提供について深く後悔している」とし、「オピオイドが社会に及ぼす影響を認識しておくべきだった」と述べました。同社は、この公衆衛生危機が自社の過去の行動により悪化したことを認め、「今後同様の過ちを繰り返さない」としています。

今回のマッキンゼーによる事例は、ビジネスの利益追求が公衆衛生や社会的影響を軽視する結果を招いた典型的な事例として、多くの企業に倫理的責任を再考するきっかけを与えています。また、規制当局や社会全体における監視の重要性を強調しています。今後、企業は短期的な利益を優先するのではなく、長期的な社会的影響を考慮した意思決定が求められるでしょう。

参考:https://abcnews.go.com/US/mckinsey-pay-650-million-role-oxycontin-epidemic/story?id=116761803 』