世界の動き 2022.5.12 Thursday

N.Y. Times 電子版より
今日の一言:
日本の自殺者は年間2万人以上いるが有名人の自殺にはやはり驚く。特に喜劇人の自殺には。明るい顔の蔭での人生の悩みに思いを致すからだ。ご冥福を祈りたい。

1.アルジャジーラの記者がウェストバンクで銃撃され死亡
【記事要旨】
 アルジャジーラのパレスチナ系米人であるShireen Abu Aklehが取材中ウェストバンクで銃撃され死亡した。パレスチナ政府はイスラエル軍の発砲によるものと発表。イスラエスはパレスチアの銃撃を調査中と発表。現地にいた他の記者は当時は争いがなく、Abu Akleh個人を狙った銃撃と証言。彼女はプレスを示す防弾チョッキを着用していたが背後からうたれた。
【感想】
 プレスへの政府の圧力には徹底抗議するTimesの意思の表れであるトップニュース。パレスチナ寄りのアルジャジーラは常にイスラエルの頭痛の種だった。イスラエル政府の警告だろう。

2.戦争が中国での小麦収穫を下げる
【記事要旨】
 ロシアの侵入後ウクライナの小麦収穫は減少。干ばつがインド、北アフリカ、アメリカで収量減少。中国の農業相は昨年秋の豪雨により国内の小麦は歴史的な不作と発表。コロナのロックダウンで農作業と肥料の輸入に影響あり、肥料の値上がりで農民は使用を減らし更なる収穫減に。昨年7月以来小麦の価格は80%高騰。中国は小麦の最大の生産国であり消費国。中国での不作は世界の不安を増幅。
【感想】
 一つのリスクが顕在化しても対応可能。二つだと何とか可能。それ以上のリスクが一度に顕在化すると対応は難しい。
 戦争、天候不順、不作、肥料の不足、価格高騰という要因がある。この要因のループの大きな原因である戦争を早く終結しなければ不安は解消しない。

3.インドで宗教紛争が激化
【記事要旨】
 ヒンズー教徒とイスラム教徒間の紛争激化がインドに不安定をもたらす。紛争激化に対し政府はイスラム教徒への弾圧強化で対応。ヒンズー教右翼はムスリムへの攻撃を強め二級市民として指弾。以前はそのような動きは限定的だったがSNSの普及でインド全土に広がってきた。裁判所もこの動きに加担。
【感想】
 一年に何回かは宗教紛争が起きているインド。多神教のヒンズーと、原理主義的な一神教のイスラム。両立するのは難しいとは思う。が何とか知恵を活かしてほしいものだ。

その他:
対ロシアで欧州での動き
Once a close Kremlin ally, Bulgaria has imposed economic sanctions on Russia and expelled Russian diplomats.
E.U. ambassadors are struggling to persuade Hungary to join with the bloc and stop importing Russian oil. The war’s economic toll is testing the West’s solidarity.
コロナ対応は大幅に緩む
New Zealand will fully reopen its borders at the end of July, two months ahead of schedule, in an effort to speed up economic recovery.
The E.U. will no longer recommend that masks be required for air travel, citing vaccination levels.
習慣性がある薬を作っていたから?
The Guggenheim Museum in New York and the National Gallery in London are removing the Sackler family name from their walls.

(2022.5.12 Thursday)

世界の動き 2022.5.11 Wednesday

N.Y. Times 電子版より
今日の一言:
今朝はWifiがつながらなくて弱りました。
いくつかの機器を試してやっとつながり一安心。
知床の事故の教訓通り、「通信の複線化は絶対に必要」と痛感した次第です。

1.韓国で新大統領が就任
【記事要旨】
尹 錫悦(ユン・ソンニョル)氏が就任演説で国内政治の分断を克服し経済協力による北朝鮮の非核化を呼び掛ける。超僅差で当選した新大統領は議会では野党の反対に直面するが、改革のスピードアップを約束。核実験が予想される北への対応は緊急の課題。退陣する文政権の融和策と対照的に尹は北への制裁強化に向かうが、北は軍事攻勢の脅威を強調する見込み。尹は「自由」と「民主主義」を強調し中国とは距離を置くと見込まれる。
【感想】
演説の一部を聞いたが格調の高いものだった。日本との関係改善を期待したい。

2.マルコスが大統領選で勝利
【記事要旨】
マルコスJrが大勝。負けたロブレド候補の支持者が不満をデモで表明。両者とも勝利と敗北について正式表明はしていないが世論調査ではマルコスの大勝は動かず。
1986年に前マルコス大統領のハワイへの亡命の5年後、マルコス夫人とJrは帰国をゆるされ、Jrは政治家の道を歩み、2010年以来上院議員。
【感想】
親と子は違うからJrが独裁をするというのは早計ではないかと思う。副大統領になるドゥテルテの娘とのペアが強権を予想させる。圧倒的な大勝が強権政治につながる恐れは懸念されるが、フィリピン国民の懸念は少ない。

3.日の円の価値は縮む
【記事要旨】
円は昨年9月以来18%下落し20年来で対ドル最安値。インフレ率全体はまだ低いがコロナとウクライナ戦争で、食料、燃料の輸入価格が上昇し、数十年来の物価安になれた日本の消費者に不安をもたらす。日本政府は従来インフレと円安を追求する経済刺激策を取ってきたが、その効果が反転している。こうした状況に、岸田首相は日銀の低金利策継続を支持し景気刺激は財政で行う意向。
【感想】
久しぶりに日本経済についての記事。財政については予備費の無秩序な使用が問題。国債を発行すれば良いという考えは国内で余剰貯蓄が無ければ永続しない。このまま放漫財政を続ければ本当にインフレがおこり更なる通貨の下落が懸念される。

その他:

ウクライナの戦況
Russia claimed that its forces had pushed deeper into eastern Ukraine, reaching the border between the Luhansk and Donetsk regions.
In the south, Russia launched missile strikes into Odesa, the Black Sea port city. President Volodymyr Zelensky called for pressure on Russia to lift its blockade of Ukraine’s ports to prevent a global food crisis.

(感想:米国の過大な関与が不安。当初は飛行禁止区域の設定にも反対していたのに今は何でもありだ)

やはりそうか
Elon Musk said he would reverse Twitter’s permanent ban of Donald Trump.
会議室への変化
Conference rooms are boring — and, experts say, ill-suited to collaborative work. The pandemic made room for a redesign: They’re getting smaller and squarer, filling with cozier furniture and new technology, and even moving outside.

(2022.5.11 Wednesday)

世界の動き 2022.5.10 Tuesday

N.Y. Times 電子版より
今日の一言:
2月24日以来初めてトップニュースからウクライナの戦争が落ちた。プーチンの演説に特に注目すべき内容が無かったせいだ。
季節はもう夏だ。ウクライナにヒマワリが咲き始める。

1.マルコスが大統領に
【記事要旨】
 マルコスJrは36年前に倒されたマルコス前大統領の長男で、貧困、不正、不平等の撲滅、、更に、気候変動、コロナ対応を訴えて大幅リードにより当選確実。彼の当選は東南アジアで最も古い民主主義国家の将来に疑問符を投げかける。ドテルテ政権の政策の継承をマルコスは主張するが、ドテルテの違法な麻薬取り締まりを免責する見込み。
【感想】
 マルコスJrの当選が民主主義の抑圧につながるというTimesのロジックは良く理解できない。Jrは大衆に迎合する政策を取るはずで民主化の抑圧策をすぐ取るとは思えないからだ。行方を見守りたい。

2.スリランカの首相退陣
【記事要旨】
 首相の Mahinda Rajapaksa が首相退陣。彼の兄 Gotabaya は大統領にとどまる。20年以上権力の座にあった兄弟は、食料、燃料、医薬品の不足への民衆の抗議で揺らいでいる。コロンボでのデモの激化により全土で夜間外出禁止令が出される。
 現在スリランカの外貨準備は50百万ドルまで減少。経済はインド等からの支援に依存している。
【感想】
 インド洋の真珠としてパンデミック前は日本人にも人気の観光スポットになりつつあった。政情不安は観光立国を不可能にする。

3.台湾はゼロコロナから転換
【記事要旨】
 北京がゼロコロナを強化するのに対し台湾はコロナとの共生策に転換。感染者で軽症と無症状者は入院させず自宅療養に転換。入国者への入国後無接触期間も短縮。人々の自由を守りつつコロナを押さえるという台湾の政策は中国への批判でもある。
【感想】
 台湾の制限が緩めば日本人観光客がどっと押しよせるだろう。小籠包、飲茶は絶品ですな。

その他:
ロシアの戦勝記念日
President Vladimir Putin praised Russian forces in a defiant Victory Day speech, and repeated his slander of Ukrainian forces, calling them “Nazis.” But, with an eye toward domestic public opinion, Putin did not signal an escalation.
ウォーホールの名作は極端な高値に
It’s estimated that an Andy Warhol silk-screen print of Marilyn Monroe will sell for about $200 million, the highest auction price ever for an American artwork.
ブラックホールからの音ですか?
As part of an effort to “sonify” the cosmos, researchers have converted the sound of pressure waves from a black hole, a B flat 57 octaves below middle C, into an audible … something. Check it out here.

(2022.5.10 Tuesday)

世界の動き 2022.5.9 Monday

N.Y. Times 電子版より
今日の一言:
やっとGWが明けた。人出が著増したようだが少しは景気回復に効果があったのだろうか。
GWの間の最大のニュースはプーチンが癌の手術をするという噂。胃がん説、甲状腺がん説があるが事態がどう変わるのだろうか。膨らんだ顔つきはステロイド治療の為との見方もある。

1.5月9日は何をもたらすか
【記事要旨】
対ナチ戦勝記念日が、プーチン下でロシアの軍事力誇示の記念日に変化している。日曜には東部2州を対ナチ戦闘の立役者と称賛した。マリウポリでは女性子供の退避が終了。製鉄所内の部隊は徹底抗戦を表明。プーチンは負けられない戦争が上手く進んでおらず危険な状況とCIA高官が語る。
【感想】
いずれにしても、今日プーチンがどういう演説をするかに注目。

2.香港の行政長官は中国政府の人間
【記事要旨】
中国政府が支援するJohn Lee李家超が行政長官に選出された。2019年以来警察長官として民主化運動を弾圧し国家安全法の施行により民主化メディアを封殺してきた。本土からのゼロコロナ政策の強制にどう対応するかに注目が集まる。
【感想】
自由な国際的な金融センターとしての香港の行方に注目したい。東京が香港のシェアを取れるのに、動きが鈍い。

3.アフガンの女性への抑圧
【記事要旨】
女性は公共の場では頭からつま先まで布でカバーしなければならないとタリバン政権は発表。ブルカが望ましいがヒジャブでも構わない。この法に違反すると投獄されその夫も逮捕される。ラマダン明けでも日常生活の改善は見られず。
【感想】
人口のほぼ半分から活力を奪う愚策。日本も女性の活用を根源的に考えないと成長はないと改めて思う。

その他:
米の台湾支援
The U.S. is pushing Taiwan to order American-made weapons for asymmetric warfare, which would help its small military repel a seaborne invasion by China.
英も頭が痛い
In a seismic shift driven by Brexit, the nationalist party Sinn Fein won the most seats in Northern Ireland’s government.
仏の植民地支配の残滓
Louis Faidherbe, a French general, helped shape Senegal’s former capital — and also led brutal military campaigns in West Africa. Now, the city is divided over what to do with a bronze statue of him that has stood in a central square for more than a century.

(2022.5.9 Monday)

全ての品が商品になり値段が付く

いま家の中を整理している。海外勤務が長く、転勤を繰り返して来た。日本からタイへ行き、空けられないまま、ニューヨークへ行き、そのまま日本へ戻ってきたような段ボール箱がいくつもある。段ボールを空けるとまるで玉手箱のようで数十年前の思い出がよみがえる。

 二つの品についての経験を述べてみたい。
 一つ目は、「ペコちゃんポコちゃのクリスマスTable Bell」だ。これはいつどこどのように入手したか記憶が無い。多分、不二家でクリスマスケーキを予約し、おまけでもらったものではないか。このベルを誤って床に落として破損した。ダメもとで調べたら、すぐAmazonで売り手が見つかり、今日入手した。ペコポコの綺麗な絵が描かれ、振るときれいな音色がするテーブルベルだ。代引き手数料と送料を含み1800円ほどで入手できた。上出来だ。
 二つ目は、「あしたのジョーボクシンググラブ」だJose Mendozaとも書いてある。これは多分次男がニューヨークで手に入れたものと思われる。売れるかどうかとヤフオクを見たら1000円程度で商品として提供されている。1000円では送料を負担すると取り分は殆どないがすでに商品として出ているのは驚きだ。

 随分マニアックな品物が、商品になり、値段が付いている。個人間の取引が、商店といった既存の商流を経由せずに成立しているのだ。恐るべし、ECの役割。世界中の個々人がネットで繋がり商取引を成立させている。恐るべし究極の市場経済。

(2022.5.8 Sunday)