武藤敬司の引退試合

 2月21日に東京ドームで武藤敬司(60)の引退試合が行われた。

 武藤は。自らラストマッチの相手に指名した新日本プロレスの内藤哲也(40)と対戦し11年ぶりの一騎打ちで魂をぶつけあったが、28分58秒にデスティーノを決められて敗戦。

 その後は「まだ灰になっていない。もう一つやり残したことがある」と、解説席の「闘魂三銃士」の同期、蝶野正洋(59)を指名し、サプライズマッチを実現させた。STFでギブアップし、派手な2連敗で、完全燃焼した。

 東京ドームの中心で大の字になった武藤は「広いなぁ。天井は…」。長い旅路の果て、「ゴールできてよかった。多くのレスラーが引退試合できていない中で、本当に俺は幸せなプロレス生活だった」と振り返った。

 かつては、ジュニアヘビー級並みの空中殺法と規格外のパワーを誇った姿はそこにはない。内藤戦で2度挑戦する姿勢を見せたムーンサルトでは、ロープに足を掛けるたびに苦悶)の表情を浮かべ中断した。「闘魂三銃士」の盟友、橋本のけさ斬りチョップからDDT、ライバル三沢のエメラルドフロウジョンも決め、引退試合ができなかった仲間たちに捧げた。

 プロレスはショーではなくアートだと多くのファンに納得させる幕切れだった。デビューから38年4カ月と16日。リングからはおりたが、プロレスラー武藤は終わっても「武藤敬司」の人生は終わりのないドラマだ。

2023年2月26日 土曜日

世界の動き 2023年2月24日 金曜日

今日の言葉
「News ニュース」
newとは何か? 英語の辞書ではnewly received or noteworthy information, especially about recent events. と定義されている。
 過去一年間、NY Tmesのトップニュース3つの内のひとつは必ずウクライナの戦争だった。もし戦争が無かったとしたらどういうニュースが替わりに報道されていたのだろうか。

ニューヨークタイムズ記事
1.開戦一年
【記事要旨】
 ウクライナは、今日の戦争記念日に合わせたロシアの攻撃に備えている。ゼレンスキー大統領は、1 年を迎える頃、ロシアからの「報復」攻撃について警告していた。
 ウクライナ全土の学校は遠隔で授業を行っており、人々は大規模な集まりを避けるようにアドバイスされており、セキュリティ対策が講じられている。
 1 年が経ち、ウクライナでは、何万人もの命を奪われ、何百万人もが家を失い、都市全体を荒廃させた戦争の暴力、破壊、流血を回避した人はいない現実がある。
 ウクライナの多くの人々は、犠牲を分かち合い、生き残るための集団闘争に力を見いだした。空襲のサイレンや警報に慣れてきた人もいる。30 歳のウクライナ人は、こうしたことが「歯磨きのように」日常生活の一部になったと語った。
 米国は、西側のパートナーと共に全面的な制裁を課すことにより、ロシアを孤立させようとしたが、インドや中国を含む他の世界は、戦争に対してより中立的なアプローチをとっている。
 ポーランドは、急速な軍備増強の一環として、米国製の HIMARS ロケット発射装置と関連機器を追加購入するための 100 億ドル相当の取引の最終合意に近づいていると述べた。 西側諸国はウクライナのソビエト時代の兵器の弾薬を見つけようと奔走し東ヨーロッパ中の兵器工場に目を向けている。
 米国のイエレン財務長官は、インドで開催された G20 財務大臣会合で、ロシアが制裁を回避するのを支援しないよう中国政府に警告した。 彼女はまた、米国がロシアに対する追加制裁を発表することを計画していると述べた.
【コメント】
 変わらない日常になっているというウクライナ市民の勝減が怖い。国際世論も無力だ。ロシアもG7も無力だ。中国やインドがこの間に影響力を高めている。20世紀型の世界が代わっていく戦争でもある。

2.ナイジェリアの投票
【記事要旨】
 ナイジェリア人は明日、ここ数年で最も自由度の高い選挙戦で新しい大統領を選ぶ。 20 年以上にわたって権力を交代してきた 2 つの主要政党の大統領候補は、意外な第三者の挑戦者に直面している。
 投票日の前に、ナイジェリア政府が通貨を交換するという決定を下したことで混乱が生じた。 有権者は新しい銀行券の不足をめぐって与党に激怒しており、抗議行動により国の一部で投票が混乱する可能性がある。
 以前は、警察の暴力に若者は抗議していたが、今は国内で起こっているすべての問題に抗議している。彼らの多くは国を離れたか、国を離れようとしているが、彼らが選んだ候補者が勝てば、留まるか戻ってくる人もいるかもしれない。
 裕福な国の人口が高齢化するのに対し、ナイジェリアでは、2 億人を超える人口の半分が 18 歳以下だ。
 ナイジェリアが安全で繁栄していれば、全世代のアフリカ人の生活が明るくなりまる可能性がある。
【コメント】
 ナイジェリアはアフリカの大国だ。政治が安定すれば人口ボーナスを活かした経済発展が見込まれる。アビジャンはきれいな街だそうで、一度は行きたい都会だ。

3.中国のヘルスケアへの抗議
【記事要旨】
 中国の何千人もの高齢者が、健康保険の突然の削減に抗議している。中央政府の費用のかかる「ゼロ Covid」政策を 3 年近く押し付けられた地方政府の苦悩を示している。
 最も差し迫った問題の 1 つは、地方自治体の保険基金の資金が不足していることだ。地方自治体は、中流階級の人々が薬や外来治療の支払いに使用する保険である個人の健康勘定への拠出を大幅に減らし始めた。 高齢者は、コストの上昇や給付の減少などの変化の影響を最も受けやすくなっている。
 抗議行動は個人の健康勘定への最も鋭い削減が行われた北東部の大連市、広州、中国中部の武漢で行われた。
 中国は急速に高齢化しており、退職者が増え、医療の必要性が高まっているが、不動産開発業者による公有地の購入が減り、自治体の主な歳入源は縮小している。
【コメント】
 中国の民衆の方がよほど民主主義だ。我が国では国民が抗議の声をあげることが無くなった。

その他:
TikTokはEUでも禁止へ
 The European Commission banned TikTok from most of its employees’ phones, citing security concerns.
新しい世銀総裁候補
 The U.S. nominated Ajay Banga, the former chief executive of Mastercard, to lead the World Bank.
トルコの地震後
 Turkey is scrutinizing Turkish builders after the recent earthquake that killed more than 43,000 people in the country.

2023年2月24年 金曜日

世界の動き 2023年2月23日 木曜日

今日の言葉
「開戦一年」
 ウクライナの戦争が始まって一年だ。先の戦争では昭和十六年十二月八日の開戦後一年目の我が国の国民の生活はどうだったのだろうか?
 ・鉄道省、行楽旅行、買出し部隊の抑制のため、乗車券の発売制限、乗越し禁止などを行うと発表(11月7日)
・東京で家庭用蔬菜の登録制販売を実施(隣組一括購入4割、世帯別購入6割など)(11月16日)
・日本文学報国会、「愛国百人一首」を選定(11月20日)
・東京府立美術館で第1回大東亜戦争美術展を開催(12月3日)
・大政翼賛会、「海ゆかば」を国歌につぐ国民の歌として各種会合に斉唱するよう通達(12月15日)
・大阪市電気局、座席なし改造電車を試作(12月21日)
・大日本言論報国会を結成(会長徳富蘇峰)(12月23日)
・東京でガス割当量超過使用の家庭に閉塞班出動(1戸1孔に封印)(12月23日)
・日本出版文化協会、単行本5割、雑誌4割の用紙割当ての大幅減配を決定(12月28日)
 ミッドウェイ海戦(六月五日)という戦局の転換を受け、日常生活が急速に困難になる様子がうかがえる。
 報道ではロシアの日常生活にはあまり変化が無いようだが実際はどうなのだろうか。

ニューヨークタイムズ記事
1.バイデンとプーチンは同盟構築を強化
【記事要旨】
 バイデンは、東ヨーロッパの指導者たちに、「ウクライナだけでなく、ヨーロッパ中および世界中の民主主義の自由のために、この紛争に何が起こっているのか」を思い出させ、ロシアの侵略から最も危険にさらされているNATO同盟国を守ることを誓った。
 プーチン大統領は、王との会談で、習近平国家主席がロシアを訪問することが期待していると述べたが、会議はまだ確認されていない。 クレムリンは、北京を親ロシアの一角に留める努力をしているが、中国がロシアに対する経済的支援を増やすことになった場合、米国の制裁の脅威は迫っている。
 プーチン大統領は、何万人ものモスクワのスタジアムに集まった群衆に祖国の国境で戦いが行われていると語った。侵略以来最大の戦争支持の集会だった。
【コメント】
 喜んでいるのは武器商人だけだ。アー。日本の自衛隊は3か月の戦闘用の6割しか弾薬の準備が無いそうだ。

2.イスラエルの襲撃でパレスチナ人10人が死亡
【記事要旨】
 パレスチナの当局者は、イスラエルの治安部隊とイスラエル占領下ヨルダン川西岸の武装したパレスチナグループとの間の数時間の銃撃戦で、少なくとも10人のパレスチナ人が殺され、100人以上が負傷したと述べた。
 イスラエル軍は、ナブラスのパレスチナ人の銃撃者を逮捕する作戦中に珍しい昼間の銃撃戦が起こったと述べた。
 パレスチナ人は、イスラエルの兵士の間で殺すために射撃する準備が増していると言い、イスラエルは、銃の急増と、降伏する代わりにパレスチナ人が反撃することに起因するという。日中の武力衝突で住民が巻き込まれたり、衝突に参加したりする可能性が高くなる。
【コメント】
 今年も西岸地区での武力衝突が無くならない。これも永遠に続きそうだ。

3.韓国の失速した同性婚平等法案
【記事要旨】
 韓国のLGBTQの人々は今週、裁判所が同性カップルに配偶者の補償を提供するよう国民健康保険サービスに命じたとき、歓迎すべき勝利を得た。 しかし、性的マイノリティに対する差別を防ぐことを目的としたより広範な法案は、国会でブロックされている。
 最初に導入されようとして数十年経つ反差別法は、韓国の性的少数派の社会的受け入れが高まっているにもかかわらず、強力なキリスト教保守派のロビーにより厳しい反対に直面している。法案の反対者は、法案に対して公の場で祈り、政治家の携帯電話にテキストを送りつけ、トランスジェンダーのキャラクターが書かれた本を削除するために教育委員会を説得した。
 最近の世論調査では、韓国の成人の約57%がより広範な法案を支持していることがわかりました。 サポーターは、法律がいかに時代遅れになっているかの例として見ている。
 同性婚の平等を認める法律は、他のアジア諸国で支持を得ている。 タイでは、2015年に性的マイノリティの権利を保護する法律が発効した。台湾では、性的マイノリティに対する差別は15年前から違法だ。
【コメント】
 日本の動きも鈍い。政治家は票にならなければ1ミリも動かない。

その他:
TSMCのアリゾナ工場
 A Taiwanese computer chip giant’s $40 billion investment in an Arizona factory has stoked apprehension among employees.
中国のIT
IT経営者失踪
 The disappearance of Bao Fan, a deal maker in China’s tech industry, threatens to upend Beijing’s promise to support private enterprise, our columnist Li Yuan writes.
米国の9/11関係の訴訟
 A U.S. judge rejected a bid by families of Sept. 11 victims to seize $3.5 billion in frozen Afghan funds as compensation for their losses. 

2023年2月23日 木曜日

世界の動き 2023年2月22日

今日の言葉
「猫の日」
 にゃんにゃんにゃんのごろ合わせ由来だそうだ。
 2021年の調査では、犬:710万6千頭、猫:894万6千頭 犬・猫 推計飼育頭数全国合計は、1,605万2千頭が飼われているそうで、凄い数だ。人間の少子化に比し、ペットは順調に増加している。子供が増えるように政策のベクトルを変える工夫と知恵が必要だ。

ニューヨークタイムズ記事
1.二つのビジョン
【記事要旨】
 バイデン大統領とプーチン大統領は、ロシアの侵略一周年のわずか 3 日前に、根本的に異なるビジョンを示した。 彼らが同意しているように見えた唯一の点は、戦争が終わったわけではないということだった。
 キエフへの短いが劇的な訪問から数時間後、バイデンは寒い霧雨の日にワルシャワの王宮で演説した。 米国とそのNATO同盟国が不動であり続けると誓った。 「私たちのウクライナへの支持は揺らぐことはなく、NATOは分裂せず、疲れることもない」
 数時間前にモスクワで、プーチン大統領は、ロシアが戦闘を激化させる準備ができていることを示す長い国家演説を行った。 彼は、ワシントンとモスクワの間で存続している最後の軍備管理協定である新START条約へのロシアの参加を一時停止すると発表した。
 プーチン大統領は演説の中で、西側諸国がウクライナで「戦争を始めた」と主張した。 バイデンはワルシャワで「プーチン大統領はこの戦争を選んだ。 戦争が続く毎日が彼の選択だ」と語った。 彼はロシアの指導者が大規模な残虐行為を行ったと非難した。
 プーチン大統領は進路を変える気配を見せなかった。 彼は、来るべき長期戦争の計画を立て、ロシアが西側の制裁を乗り越えられるよう、教育制度と科学技術政策の変更を、そして、戦闘員が半年ごとに2週間の休暇を取ることを約束した。
 ヘルソンでのロシアの攻撃で、バス停で少なくとも 6 人が死亡した。 ロシアはまた、ウクライナ軍の南部での防御を弱めるために、北部地域を砲撃している。
 中国の外交政策の最高幹部である王毅氏は、ヨーロッパを歴訪した後、モスクワでプーチン大統領と会談したが、ロシアを疎外することなくEUとの関係修復を目指す北京の脆弱な立場を示した。
【コメント】
 西側が始めた戦争と言うプーチンの論理は破綻しているが、彼は本心からそう思っているのだろう。狂気の独裁者に異を唱えるには誰が何をすればよいのだろうか。

2.サウジアラビアの弾圧
【記事要旨】
 保守的なイスラム王国の当局は、政府を批判する人々に対してこれまで以上に厳しい処罰を下している。 多くのサウジアラビア人は、この取り締まりに深く動揺している。
 2015 年にモハメド・ビン・サルマンをツイッターで批判した、フロリダに住む 72 歳のサウジ系アメリカ人、サード・アルマディは、その 7 年後、サウジアラビア訪問中に逮捕され、16 年の禁固刑を言い渡された。 上訴した後、彼の刑期は 19 年に延長された。
 サウジの検察官は現在、アルマディを含む政府に批判的な投稿は、テロリズムや、その安全を脅かすその他の見解を支持していると主張している。
 最近まで、サウジでは 20 年以上の懲役刑はまれであり、アメリカ市民権を持っているか、アルマディのような地元のエリートとつながりのあるサウジアラビア人は、つながりを利用して身を守ることができた。 「ムハンマド・ビン・サルマンの功績の一つは、彼が万人に不当な平等をもたらしたことだ」とドイツに亡命中のサウジの弁護士は語った。
【コメント】
 強権国家に表現の自由は無いことを肝に銘ずるべきだ。

3.フィリピンのシフト
【記事要旨】
 フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は、在任中のほぼ 8 か月間で、中国と争っている領土問題に突き動かされて、フィリピンを、アジアでのより強い軍事的プレゼンスで中国に対抗する米国の取り組みの要にしている。
 先週、中国船がフィリピン船に軍用レーザーを向けた後、マルコスは中国大使を召喚した. フィリピンの大統領が個人的にそのような抗議を提出したのは数年ぶりのことだった。 マルコスは米軍に4つの新しい防衛施設へのアクセスを許可し、米国はフィリピンが中断していた南シナ海での共同パトロールを再開すると述べた。
 マルコスは、中国の台湾侵攻の可能性についても懸念を抱き、「フィリピンが何らかの形で関与しないというシナリオを想像するのは非常に難しい」と述べている。間もなく米軍に開放される3つの新しい基地が台湾に面して、1つは南シナ海に面していると見られる。中国の怒りにもかかわらず、今後数か月以内に米国に追加の基地へのアクセスを許可する可能性がある。フィリピンは 1991 年に米国に当時最大の海外基地だったスービック湾の海軍基地を放棄するよう命じたが、米国は呼び戻される可能性がある。
【コメント】
 西欧で教育を受けたマルコスは心の中で親米なのだと思う。国内で中国系の住民が力を持つのも快く思っていないだろう。
 政治指導者のマインドセットが国家の政策に影響を与える好例かもしれない。

その他:
北朝鮮の放射能汚染
 North Korea’s underground nuclear tests may have contaminated groundwater, a human rights group based in Seoul said.
BYDのEVをドイツで発売開始
 BYD, the Chinese automaker that sells the most electric vehicles in the world, has begun offering three of its models in Germany.
米兵の犯罪で日米に亀裂
 The case of a U.S. Navy officer imprisoned in Japan for causing a deadly traffic accident has caused friction between the two allies.

2023年2月22日 水曜日

世界の動き 2023年2月21日 火曜日

今日の言葉
「銀河鉄道999」
漫画家の松本零士氏が亡くなった。代表作は宇宙戦艦ヤマト、キャプテンハーロック、とりわけ銀河鉄道999だ。
銀河鉄道の夜をアニメにしたような作品だった。鉄郎と謎めいたメーテルが旅を続ける。どこが終点かわからず物語の終わりも定かでなかった。なぜあれほどの熱狂をもたらしたのか、今ではそれが不思議だ。

ニューヨークタイムズ記事
1.バイデンの電撃訪問
【記事要旨】
バイデン大統領は、ウクライナを支援するという米国の「揺るぎないコミットメント」を示すために、ポーランドからウクライナの首都まで約10時間の列車に乗った。
空襲のサイレンが鳴る中、バイデン氏は日差しの中を歩き、ホストのゼレンスキー大統領と共にキエフのダウンタウンにある修道院を訪れた。 バイデンは、追加の軍事援助で 5 億ドルを約束したが、ウクライナが訴えている高度な兵器については語らなかった。
「1年後、キエフは立っている」とバイデンは、ロシアの侵攻から1年が経過するわずか4日前のゼレンスキーとの記者会見で語った。 「そしてウクライナは立っている。 民主主義は立っている。」
バイデンのウクライナへの侵攻開始後最初の訪問は秘密に包まれていた。 米国は、彼がキエフに到着する数時間前に、彼の計画についてロシアに警告した. バイデンと一緒に旅行した2人の記者は、旅行が終わるまで詳細を公開しないことに同意した. バイデン氏がキエフに滞在していたのは、 6 時間足らずだった。
今日プーチン大統領はモスクワで国家演説を行い、バイデンはワルシャワで演説する予定だ。
【コメント】
岸田首相は訪問の機を逸した。先の訪欧時がチャンスだったのに残念だ。

2.中国はロシアを武器支援するか?
【記事要旨】
ロシアの国営メディアが、中国の最高外交政策当局者がモスクワに到着したと報じたとき、北京は、ロシアに「致命的な支援」を与える態勢を整えているという米国の主張に反発した。
中国外務省のスポークスマンは、「戦場に絶え間なく武器を供給しているのは中国ではなく米国であり、米国には中国に命令を出す資格はない」と述べた。
北京はモスクワとの関係を擁護し、ロシアとウクライナを和平交渉に引き込もうとしている中立的なオブザーバーであると主張した。中国は非軍事的な方法でロシアを支援してきたが、パンデミックの後、世界的な関係を再構築しようとしているときに、ロシアに武器を送ることは米国とヨーロッパを深く警戒させるだろう。
バイデン大統領は、習近平に、そのような動きは北京が一線を越えようとしていると信じていることを明らかにした。
クレムリンのスポークスマンは、王毅氏がモスクワ滞在中にプーチン大統領と会談する可能性があると述べた。
【コメント】
世界の三大軍事大国が巻き込まれた軍事紛争になる恐れがある事態だ。「まさかの時の友が真の友」ということわざからすれば、中国はロシアを軍事支援する可能性は高いと見る。

3.また地震発生
【記事要旨】
46,000 人以上が死亡し、100 万人以上が家を失った強力な二重の地震の 2 週間後、マグニチュード6.3の地震が既に多数の建物が倒壊しているトルコ南部とシリア北西部を揺るがした。
新しい地震は、生存者の間でパニックを広げた。彼らの多くは、怖くて建物の中に入ることができないため、テントに滞在したり、車の中で寝たりしている。
シリアでは、反乱軍が支配する地域混乱が広がっている。
アンカラ訪問中、ブリンケン米国国務長官は、トルコの復興を支援し続けることを約束したが、F-16 の売却と NATO をめぐる論争には進展の兆しは見られなかった。
【コメント】
胸が痛むニュースだ。何とかしたいが何も出来ないのがもどかしい。

その他:
イスラエルでの抗議デモ
Tens of thousands of protesters gathered in Jerusalem as Israeli lawmakers prepared to hold the first votes on bills that would curb the judiciary’s power.
カンボジアの美術品
Cambodia said it had recovered 77 gold relics from the collection of a British art dealer, who died in 2020 and was accused of antiquities trafficking.
ミラノのドゥオモ
The Duomo, Milan’s beloved landmark, has needed constant care basically since 1386, when construction began.
The cathedral is crafted from rare, pink-hued marble that is particularly fragile. Now, climate change and pollution are adding to the challenges of preservation.

2023年2月21日 火曜日