世界の動き 2022,3,9 Wednesday

N.Y. Times 電子版より

1.バイデン大統領ロシア原油の輸入を禁止
【記事要旨】
 バイデン大統領はロシアの原油と天然ガスの輸入を禁止。米国内と世界に影響を与える制裁を強化。英の動きに同調。すでに国内価格が4.17ドル/ガロンを越えているガソリン価格の更なる高騰が見込まれる。プーチン大統領は制裁の影響を弱める年金の増加等の国内政策を発表。
 すでに200万人の難民発生。キエフ近郊では人道回廊が機能して市民が脱出。火曜にウクライナはロシア機3機と巡航ミサイルと撃ち落としたと発表。事実なら2週間たってもウクライナの対空防衛力が維持されていることになる。
 CIAによればプーチンは孤立し猜疑心強くなり、この戦争は負けることの出来ない戦争だと決心。
【感想】
 原油とガス価格の高騰はロシアを助けているが、依存度の高い欧州諸国が同調しない。それにしてもガソリン代金が4.17ドルとは驚き。1998年にはまだ1ドル台だったが、安いガソリンを求めて隣州へ行ったりした。さぞ米国民は困っているだろう。

2.韓国大統領選選挙は僅差
【記事要旨】
 今日が第20代大統領の選挙日。北朝鮮対応、雇用機会、世代の分断が争点。 Lee Jae-myung, from the progressive Democratic Party, and Yoon Suk-yeol, from the conservative People Power Party, are the clear front-runners. (英語表記がわかるように原文引用)どちらも人気は低い。与党候補李は県知事等の政治実績。野党候補尹は前検事総長で文大統領を糾弾。住宅価格の高騰、雇用機会の減少、所得の拡大に悩む若者票が結果に影響見込む。共に進歩党が政権維持できるかが焦点。
【感想】
 韓国大統領選はN.Y.Timesでは大きく取り上げられている。日韓関係からは尹候補の当選が好ましいと思われるがどうなるだろうか。

3.アフガンでは密輸が横行
【記事要旨】
 イラン、パキスタンとの国境では以前から密輸が行われていたがタリバン支配で更に盛況に。タリバン政権は監視強化しているが密輸者は一歩先を行きビジネスは盛況。
 タリバンからの避難民が集まるZaranj市は活況。避難民は今後の脱出行に思いをはせる。
【感想)
 smuggleというのはものだけでなく人も含むのだと理解。
 アフガンは昔は若者のあこがれの地だった。カイバル峠を越えてヨーロッパに向かう。沢木幸太郎も書いていました。

その他:
中国の人権
The top U.N. human rights official said that China would allow her to visit the country in May. Officials in her position have not visited China in 22 years.
沖縄の基地は問題ないのか?
The U.S. military announced that it would permanently close a Navy fuel-storage depot in Hawaii that leaked petroleum into the local drinking-water supply last year.
コロナは教育に影響
As the coronavirus pandemic enters its third year, a cluster of new studies shows that young children in the U.S. are far behind in reading.

(2022.3.9 Wednesday)