日本語ではジョンマーク・ギルソン氏と言われるこの人わかりますか?
10月24日の日経一面の「三菱ケミカルHD新社長にギルソン氏」という記事が躍っていたが、そのギルソン氏だ。
記事で特に興味深かったのは以下。
・社外取締役が委員長を務める指名委員会が選考を主導した
・選定の基準は4つのP:Performance. Potential, Passion, Personality
・橋本指名委員会委員長によれば、社内で3人、社外で4人(すべて外国人)の候補が残ったが4Pではギルソン氏がダントツだったという。
外部者には随分保守的な日本の会社というイメージがある三菱ケミカルHDがいきなり外国人を社長にするという決断はかなり大きなステップだったと思われる。
今回越智社長が退任し小林喜光会長は留任のようだがギルソン新CEOとの関係が気になるところだ。
個人的には、実務的に、サクセションプランで重視する要素として4つが明示されていたことは参考になった。
更にいろいろ調べていたら経済同友会の「経営者及び社外取締役による CEO 選抜・育成の改革 」2019年公表が見つかりこちらも参考になった。
海外で戦う企業には外国人の経営層が不可欠だが、日本は遅れているのは確か。それに一石を投じた今回の動きは、閉鎖的な氷を破るのか注視していきたい。
(2020.10.25)