週末にPlay Back を再読した。村上春樹の新訳だ。
フィリップ・マーロウが主人公の探偵小説だ。あらすじがつかみにくいのは他のレイモンド・チャンドラーの著作と同様だ。
最後にマーロウが黒幕に対し彼の推理を語り、黒幕が全くそのとおりと言うので、そうなのかなと思うのだが、釈然としない物語だ。
ストーリーに彩を添える弁護士の美人秘書やホテルの警備係が登場するが、いなくても物語に支障はないように思える。
ストーリー展開や本の題名についてCopilotと議論をして随分教えられた。ChatGPTと違い、Copilotは向こうから質問をしてくるので自分の理解も深まる効用があることを発見した。
有名な決まり文句。
If I wasn’t hard, I wouldn’t be alive. If I couldn’t ever be gentle, I wouldn’t deserve to be alive.
村上春樹訳 「厳しい心を持たずに生きのびてはいけない。
優しくなれないようなら、生きるに値しない」
やはり「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない」生島治郎訳 がしっくりくる。
2024年12月15日 日曜日