マレーシアで観光バスが交通事故を起こし、乗っていた日本人観光客11人の内一人が死亡し、残りの方々も怪我をしたというニュースがあった。
バスはペナンからキャメロン・ハイランド(CH)へ向かう途中だったそうだ。CHはペナンとクアラルンプールからほぼ等距離にある標高1,500メートルのリゾートだ。
CHにはマレーシアを代表するボーティーの広大な茶園がある。イギリスの植民地時代の1929年に、イギリス人実業家J.A. RusselがCHでボーティーの茶園を始めた。当時、福建省武夷山で作られていたお茶をボヘア(BOHEA)と呼んでおり、BOHEAがボーティーの名前の由来だ。
ボーティーのスンガイ パラス茶園(Sungei Palas Tea Garden)は観光農園になっており、多くの観光客が訪れている。茶園にはカフェがあり、工場見学やティーテイスティングができアフタヌーンティも楽しめる。
写真で見るとCHでは桃源郷のように美しい茶畑が波打つ景色が広がっており、次回にマレーシアに行く機会があればぜひ行きたいと思っていた場所だ。
JTBのツアーであれば現地のバス会社もしっかりした会社であったろうに、痛ましい事故が起きてしまった。ツアーの観光バスでは席替えを毎日するケースが多い。今日は一番前でラッキーと思っていたら事故に巻き込まれたりする。
痛ましい事故をきっかけに、いろいろなことを考えさせられたことだった。
2024年10月27日 日曜日