余茂春って誰?

マイク・ポンぺオ国務長官が2020年7月23日にカリフォルニアのニクソン大統領記念図書館で行った中国批判の演説は、米中冷戦の開始を告げる記念すべき演説になるかもしれない。

その内容は、
習近平主席は中国人民を抑圧し自由世界に挑戦する全体主義者だと痛烈に批判している。中国と中国人民を区別し、共産党による圧政は世界の自由を脅かすとして自由主義国家が自国にあったやり方で中国共産党政権に対抗するように呼び掛けている。

余茂春はポンぺオの首席補佐官で中国出身だ。最近米国の対中政策のキーパーソンとして注目が集まってきたが、私もこれまでは全く知らなかった。
ポンぺオ演説の骨子は余茂春が考えたものだと言われる。
日本の首相補佐官のレベルと比べると米国の人材の豊富さは羨ましい。

それにつけても、
日本は依然として中国人の名前を日本語で読んでいる。余茂春氏は日本では多分「よ・もしゅん」と読むのだろう。英語ではMaochun Yuだ。
習近平はXi Jinping 李克強はLi Keqiang 李登輝はLi Teng-hui

中国の人名や地名を現地の読み方ですらすらいえる日本人は中国に詳しい人以外は稀だろう。
現地読みに通じていないと世界中の人と中国について話をすることは不可能だ。
韓国朝鮮人の名は現地表記するようになっているのでわかりやすい。
中国人の名前も現地語での表記に早急に切り替えてゆくべきだ。

(2020.7.30)