世界の動き 2024年9月30日 月曜日

今日の言葉
「石破新政権」
結局は派閥均衡だ。諭功行賞人事だ。財務均衡策は経済にマイナスだ。金融所得課税強化は株式市場に大きなマイナスだ。云々と、非難続出だ。個人的には女性の少なさが目に付いた。
政策で言うと、短期的に市場に悪影響があっても、所得分配の是正と金融正常化、財政の再建、は避けて通れないものだと思う。
石破さんは非主流派としてこれまでカッコいいことを言ってきた。持論をしっかり実現する姿勢を示さないとこれまでの言動は何だのかということになり、大切な国民の支持を失うだろう。
麻生氏は石破に背中を撃たれたことを根に持っているようだ。総裁になった今、石破氏には、自分で自分の背中を撃つような愚は犯さないでもらいたいものだ。

ニューヨークタイムス電子版よりTop3記事
1.イスラエルがヒズボラ指導者を殺害し、イエメンを攻撃
【記事要旨】
ヒズボラ指導者ハッサン・ナスララは金曜日、レバノンのベイルート近郊で殺害された。イスラエル軍によると、攻撃は民兵の本部を襲ったという。ナスララは中東全域およびそれ以外の地域の反イスラエル勢力の目印であり、彼の死はヒズボラにとって大きな打撃だ。
イスラエルは昨日、イラン支援の過激派グループへの攻撃を拡大しイエメンを攻撃した。イエメンでの攻撃で少なくとも4人が死亡した。
イスラエルによるナスララへの攻撃は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が外国からの批判に屈していないことを示唆する。彼が攻撃を承認したのは、国連総会での演説と同じ日だった。
イランでは、ナスララ殺害への対応をめぐってイラン政府内に亀裂が生じている。重要なことに、ハメネイ師は、イスラエルに対するいかなる対応もイランではなくヒズボラが主導するだろうと示唆した。
詳細:イスラエルの国防高官2人がタイムズ紙に、ナスララ殺害のために80発以上の爆弾が投下されたと語った。攻撃で少なくとも4棟のアパートが破壊され、被害は2,000ポンド爆弾によるものと一致する。
分析:中東でのほぼ1年間の戦争で、大国は戦闘を止めることも、大きな影響を与えることもできないことが証明された。ナスララ殺害後、イスラエルとヒズボラの和平協定を仲介しようとする西側主導の試みは不透明だ。これらの失敗は、今後も続くと思われる、分散化された権威の不安定な世界を反映している。
【コメント】
イランは反米の尖兵だったヒズボラが壊滅しイスラエルに報復するにも出来ない状況だ。イスラエルのこれまでの状況を見れば地上攻撃もありそうだ。
2000ポンドと言えば約900トンだ。巨大な1トン爆弾900発分だ。イスラエルの民間人の犠牲を考慮しない恐るべき攻撃だと理解できる。

2.トランプ氏、ハリス氏を「知的障害者」と攻撃
【記事要旨】
ドナルド・トランプ氏は今週末の集会で、カマラ・ハリス副大統領を「知的障害者」や「精神障害者」と呼び、痛烈な個人攻撃を連発した。大統領選の最中、攻撃的な発言を好んでいる候補者にとっても、これは驚くべき一連の攻撃だった。
「ジョー・バイデンは知的障害者になった」とトランプ氏は述べた。「カマラは生まれつき知的障害者だ」
トランプ氏の発言は、共和党、民主党両党から即座に非難を浴びた。サウスカロライナ州選出の共和党上院議員リンジー・グラハム氏は、「彼女の政策が国を破壊しているという訴えを起こすのがより良い方法だ」と述べた。メリーランド州元知事で反トランプ派の共和党員ラリー・ホーガン氏は、この発言はハリス氏と「実際に知的障害者である人々」の両方を「侮辱する」ものだと述べた。
【コメント】
タブーに触れる行為だ。こんなことを言っても平然とできるトランプ氏とその烈々な支持者はどういった人たちだろうか。

3.ハリケーン ヘレンが米国南東部を襲った
【記事要旨】
ハリケーン ヘレンはフロリダ州の湾岸からテネシー州まで壊滅的な進路を切り開き、一部のコミュニティを壊滅させ、同地域で60人以上の死者を出した。
ヘレンによる被害は同地域全体に深刻で、ノースカロライナ州西部では大きな危機を引き起こした。1,270人以上の救助隊が派遣されたが、地滑りや停電により、多くの州が依然として麻痺状態にある。当局は、死者数はさらに増える可能性があるとしている。
【コメント】
能登半島豪雨の被害も甚大だが、死者60名とは大きな災害だ。石破さんは防災省創設を唱えているが、どうなるのだろうか。

その他の記事
ネパール:
3日間続いたモンスーン雨で洪水や土砂崩れが発生し、少なくとも104人が死亡した。
オーストリア:
極右の自由党が議会選挙で初めて勝利する可能性がある。
南アフリカ:
銃を持った男たちが2軒の農家を襲撃し、1世帯から少なくとも17人が殺害された。国内で銃乱射事件が急増している。

2024年9月30日 月曜日