世界の動き 2024年10月1日 火曜日

今日の言葉
「箱根」
一泊二日で箱根に行ってきた。ホテルの無料宿泊特典を使うためだ。芦ノ湖のプリンスホテルに宿泊した。
車で行ったのだが、途中、箱根湯本の駅前では外国人観光客が道にあふれていた。観光客の7割が外国人だった。宿泊したホテルでも半数以上がインバウンドのお客だった。
箱根は東京から車で2時間弱。日本人の観光客の多い行楽地と言う思い込みがあったが、ここでもインバウンドなしではビジネスが成り立たないようだ。
宿泊したホテルでは、受付は中国人、ドアレディはタイ人、温泉の受付はフィリピン人、ルーム掃除はネパール人、と言った具合に多くの外国人が活躍していた。インバウンド増加と相まって、この辺の国際化は進んでおり、望ましいと思われた。

日本人のリピーターを増やす施策をしっかり打ち出していかないと、那須塩原や鬼怒川のように旅館の廃墟が出てこないとも限らない。東京に近い地の利に安住していてはいけない。

ニューヨークタイムス電子版よりTop3記事
1.イスラエルがレバノンを襲撃
【記事要旨】
イスラエルと西側諸国の当局者によると、イスラエルの特殊部隊は昨日、レバノンに短時間侵入した。おそらくヒズボラを標的としたより大規模な侵攻の準備だろう。
襲撃はイスラエルの北国境付近のヒズボラの陣地に関する情報収集、ヒズボラのトンネルや軍事インフラの特定に重点が置かれている。軍当局者らは、レバノンでヒズボラに対する大規模な地上作戦を開始するかどうか、またいつ開始するかについてはまだ最終決定が下されていないと述べた。イスラエルにとってレバノンでの作戦は20年ぶりとなる。
​​アメリカ当局者らは、イスラエルに大規模な地上侵攻を思いとどまらせる努力は効果的だったと述べた。
ベイルート:イスラエルは、レバノンの首都で昨夜住宅ビルを襲った爆発は自国が引き起こしたものと発表。ベイルート中心部でイスラエルが攻撃したのは2006年以来初めて。
死者数:10月7日以降、レバノンでは1,700人以上が死亡しており、その大半は過去2週間で起きた。
【コメント】
米はイスラエルへの説得は効果があったと考えているようだが全くそうは思えない。大規模侵攻の序曲と見る。

2.ハリス氏とトランプ大統領はハリケーン被害に焦点を当てた
【記事要旨】
ドナルド・トランプ前大統領とカマラ・ハリス副大統領は昨日、南部の広い範囲が壊滅的な嵐に見舞われ続けている中、ハリケーン・ヘレンの被害状況に注目した。ハリケーンによる死者は6州で100人以上に上っている。
トランプ氏はジョージア州の地元の指導者と救急隊員に感謝し、嵐の被害に苦しむ人々と「完全な連帯」を約束した。ホワイトハウス当局者は、ワシントンの連邦緊急事態管理局からブリーフィングを受けたハリス氏は、緊急活動を妨げずにできるだけ早く被災地を訪問する予定だと述べた。
【コメント】
大災害への対応は選挙での大きな加点要素だ。どちらの方が上手くやったのかはよくわからない。

3.英国、最後の石炭火力発電所を閉鎖
【記事要旨】
英国は最後の石炭火力発電所を閉鎖し、世界の主要先進国の中で石炭からの脱却を果たした最初の国となった。この動きは、産業革命中に最初に大量の石炭を燃やし、世界的な石炭依存を引き起こした国であるだけに、なおさら象徴的である。
英国政府は、2030年までにすべての電力を化石燃料以外の資源から発電することを目指している。電力供給の大部分は石油とガスによるものだが、再生可能エネルギーは発電量の40パーセントを占めている。
【コメント】
産業革命が英国の石炭を燃料として始まったことを考えると確かにシンボリックな出来事だ。日本は出遅れている。

その他の記事
韓国:
裁判所は、2022年にハロウィーンの群衆の押し寄せで160​​人近くが死亡した事件に過失で加担したとして、警察幹部に懲役3年の判決を下した。
メキシコ:
明日退任するアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領は、近年のどの指導者よりも国を変革した。
フランス:
極右指導者マリーヌ・ル・ペン氏と20人以上が、欧州議会から資金を横領した罪で裁判にかけられた。

2024年10月1日 火曜日