今日の言葉
「終戦記念日」
「8月は6と9と15日」読み人知らずの句だ。
今日は79回目の終戦記念日。戦争と言う愚行について思いを新たにする日だ。
国家間の紛争を解決する手段として戦争を放棄するというのは崇高な理念だ。
戦争を知らない79年間で日本は普通の国で無くなったので普通の国にするために憲法の改正が必要だ、と説く人達がいる。惰弱な平和の尊さを大事にしたい。7月に知覧の特攻記念館を訪問して、そうした思いを強くした。
ニューヨークタイムス電子版よりTop3記事
1.イスラエルはガザでの軍事目標を達成したと米国当局者が述べた
【記事要旨】
イスラエルの交渉担当者、そして世界各国の当局者が本日カタールで会合し、ガザでの戦争を終わらせるための取り組みを行う予定である。
会合に先立ち、米国当局者はイスラエルがガザで軍事的にできることは達成したと述べた。ガザへの爆撃を続けることはより多くの民間人の命を危険にさらすだけであり、ハマスをさらに弱体化させる可能性は減少したということだ。
イスラエルの軍事作戦は、10月に戦争が始まったときに米国当局者が予測したよりもはるかに大きな損害をハマスに与えた。イスラエル軍は現在ガザ全域を自由に移動でき、エジプトからガザへの重要な補給路を破壊または占拠した。
イスラエル軍は先月、ガザで約14,000人の戦闘員が殺害または捕らえられ、ハマスの軍事部門であるカッサム旅団の指導者の半数が排除されたと発表した。
最大の残された目標の1つである人質の帰還は、武力では達成できない。
バイデン大統領の国家安全保障顧問の1人が、ヒズボラとイスラエルの戦争を回避するため、ベイルートでレバノン当局者と会談した。
エルドアン大統領がパレスチナ自治政府のアッバース大統領と会談し、トルコの複雑な役割が明らかになった。
【コメント】
多方面からの停戦への圧力が高まっているが、ハマスの反発は強そうだ。イスラエルの強硬な姿勢も継続している。和平の実現は困難だ。
2.タイの裁判所が首相を解任
【記事要旨】
タイの憲法裁判所は昨日、主要野党である前進党を解散した数日後に、スレッタ・タヴィシン首相の解任を命じた。
5対4の判決で、裁判所はスレッタが倫理基準に違反したと裁定した。この判決は、選挙で選ばれていない体制が国民の意思を踏みにじっているというさらなる証拠を目にすることになる多くのタイ人の幻滅をさらに深めることになるだろう。
しかし、大きな怒りを呼ぶことはないだろう。億万長者の大物であるスレッタは人気のリーダーではなかった。彼が首相に就任したのは、昨年の選挙で前進党が勝利した際に、軍の支援を受けた上院が同党の候補者が首相になるのを阻止したためである。
タイ政治学者パビン・チャチャワルポンパン氏は、この裁判所の判決は、政治に通じた何百万人ものタイの若者による変革の要求にもかかわらず、旧体制が時代遅れの現状に固執しようとする最後の試みだと書いている。
【コメント】
軍部のお眼鏡にかなったはずのスレッタ氏が解任され、タイの政治の混乱が大きくなりそうだ。1980年代には数年に一度クーデターが起きていた国なので国民は政変には慣れており、経済活動への影響は最小限のはずだ。
3.ハリス氏、主要州で支持率上昇
【記事要旨】
最新の世論調査によると、カマラ・ハリス副大統領は、アリゾナ、ジョージア、ミシガン、ノースカロライナ、ペンシルベニア、ウィスコンシンの7つの激戦州のうち6州でドナルド・トランプ前大統領をわずかに上回るか同率となっている。ノースカロライナでの逆転は特に顕著で、トランプ氏は5月に同州で最大のリードを維持した。
民主党にとってさらに良いニュースとして、米国のインフレ率は7月に3%を下回ったことが最新のデータで示されている。このニュースは、FRBが9月中旬の会合で利下げを行う根拠を固める可能性が高く、11月の選挙を前にバイデン大統領の下で米国の経済センチメントを引き上げることができる動きとなる可能性がある。
ハリス氏は明日の演説で経済政策の概要を説明する。バイデン政権の再起動となることが予想される。
2つの激戦州における新しい有権者登録データは、ハリス氏の立候補が民主党の潜在的有権者を活気づけたという証拠をさらに裏付けている。
バイデン大統領はナンシー・ペロシ氏に腹を立てており、彼女がバイデン大統領を選挙戦から排除しようとして以来、2人は口をきいていない。
【コメント】
一喜一憂せず行方を見守りたい。
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軍はウクライナの西部侵攻に対抗するため、ウクライナから一部の部隊を移動させた。
健康:
世界保健機関は、アフリカで現在流行しているサル痘(以前はサル痘と呼ばれていた)を世界保健緊急事態と宣言した。
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支持率が急落している岸田文雄首相は辞任を発表した。
2024年8月15日 木曜日