勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。

名将、野村監督の有名な言葉だ。
平常時には良く当てはまる。他社に優る戦略を考え、計画を立て、実行することにより事業の成功がもたらされるとすれば、それぞれの段階で他社を凌駕する行動をとれば成功する/少なくとも負けない確率は高まる。

今回のコロナ禍はではどうか。
消え去りつつある業界がある。航空業界、旅行業界、宿泊施設、飲食業(特に居酒屋チェーン)、ナイトクラブ/カラオケ業等々だ。
不要不急の要件では外に出ない(考えてみるとほとんどの用事は不要不急だった)、3密を避ける(居酒屋での宴会、クラブ・キャバレー、カラオケはもってのほか)、という生活パターンが今後も定着すると思われ、日本全体の草食化がますます進むに違いない。

「開けない夜は無い」とはいうものの、「どう頑張っても負けるに決まっている」業界もあるのかもしれない。まだそんなビジネスやっているのですか、いまどき!

コロナ禍がもたらすパラダイムシフトが、絶滅をもたらすのか、「不思議に」生き残った者が新しい繁栄をもたらすのか注視したい。

・高齢者にはお金と時間があり、使え無い海外旅行向けのお金がたまっている。
・コロナウィルスへの警戒感は高齢者が強い。
・VRやZoomが新しい疑似接触感を生み出している。 等が生き残りのヒントになりそうだ。

(2020.5.23)