世界の動き 2023年8月1日 火曜日

今日の言葉:
「日銀の金融政策」
 効果の見方が分かれている。Bloomberg記事では、『大手資産運用会社は日本銀行が世界で最も大胆な金融緩和の実験から撤退する道を順調に歩んでいるとの確信を深めている。パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)とUBSグローバル・ウェルス・マネジメントは、インフレが高止まりする中、日銀が意外に早く国債利回りの制限を解除する可能性があるとの見方から、円を選好。RBCブルーベイ・アセット・マネジメントは日本国債のショートポジションを最大にしている。一方、日銀のYCC運用柔軟化は政策変更の「中途半端な試み」で、先行き円の重しになるだけだと、ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの通貨戦略グローバル責任者ウィン・シン氏は指摘。ドル・円相場について、1ドル=145円まで確実に上昇すると予想している』
 金利の上昇は希望する範囲にとどめたいが、円相場の下落は避けたい。経済の腰折れは無くし失業率は増やしたくない。日銀は狭い道を歩むかじ取りが求められている。植田総裁の会見からまだ数日だ。効果の見極めのは時間がかかることは理解しておきたい。

ニューヨークタイムズ記事より
1.中国の豪雨
【記事要旨】
 昨日、激しい雨と洪水が北京を襲い、土砂崩れを引き起こし、市郊外で車が流され、少なくとも2人が死亡した。 当局はここ数年で最大規模の洪水だと警告し、非常警報を発令した。
 激しい雨のため、北京市は紫禁城などの観光名所を閉鎖した。 しかし、最悪の影響は市の郊外で感じられており、通常は一年の大半は乾いている河川敷が豪雨に見舞われた。
 当局は、北京市門頭溝区で5,000人以上が自宅から避難していると発表し、報道機関が共有したビデオには、増水した川に車が押し流される様子が映っていた。
 この豪雨は、最近の台風によって北に押し流された湿った空気の塊によって引き起こされたと中国の気象学者は述べた。 気候変動により、大規模な洪水が発生する可能性がさらに高まり激化している。
その他の気候ニュース:
 一方、エネルギー安全保障と雇用への懸念が少なくとも一時的には気候への懸念を上回るため、英国は北海をさらなる石油・ガス探査に開放する予定だ。
 新しい報告書によると、高温により多くの人々が仕事をするのが難しくなり、猛暑により米国経済に数十億ドルの生産性損失がもたらされている。
【コメント】
 屋外で作業する人の多くがファンを内蔵した作業着を着用している。首を冷やす装置も売れているよいだ。下校途上に熱中症で亡くなった女子中学生が出た。
 気候変動は極めて大きな課題で、既存官庁を横断的な組織で対応しなければならないだろう。例えば神宮外苑の再開発の樹木伐採問題などは、事業者の観点だけでなく国家的な観点から再考されるべきだと思う。

2.ミャンマーで凶悪事件が増加
【記事要旨】
 クーデターへの広範な抵抗に対するミャンマー国軍のテロ作戦が悪化していることが、タイムズの調査で判明した。 4月、5月、6月に報告された軍事空爆の数は、今年の最初の3か月のほぼ2倍だった。
 反政府勢力が勢力を拡大するにつれて、軍は空爆を強化しており、その多くは民間人を攻撃している。
 国連によれば、2021年2月のクーデター以来、軍とその同盟者は少なくとも3,452人を殺害した。
【コメント】
 内戦状態はどの程度深刻なのだろうか。市民の日常政策は影響を受けているのだろうか。ミャンマーの東南アジアでの後進的な地位は内乱状態が続くかぎり不動だ。一番の犠牲者は国民だ。

3.ウクライナ、ロシアに攻撃を警告
【記事要旨】
 昨日、ロシアの攻撃により、ゼレンスキー大統領の故郷であるウクライナのクリヴィイ・リフで6人が死亡した。
 空爆は、ロシアでの攻撃が激化するというゼレンスキー氏の警告への対抗措置として行われた。
 タイムズの分析によると、少なくとも3機のウクライナ製無人機が、モスクワに対する攻撃を含むロシア国内の攻撃に使用された。
【コメント】
 ゼレンスキー大統領が「敢えて虎の尾を踏む」言動を行うのは心配だ。ロシアへの本格的な攻撃は西側諸国は望んでいないだろう。

その他:
パキスタンでのイスラム国の凶行
 The Islamic State Khorasan, or ISIS-K, claimed responsibility for the bombing near Pakistan’s border with Afghanistan on Sunday. At least 54 people died in the attack.
中国の消費刺激策
 China unveiled a long list of measures meant to stimulate consumer spending. But some economists are skeptical of the plans.
トランプ人気は健在
 Donald Trump is dominating the Republican field, according to the first Times/Siena College poll of the 2024 race.
 Bloombergの同趣旨の報道
『2024年米大統領選挙の共和党指名争いでは、トランプ前大統領が支持率で他の候補者に圧倒的なリードを保っている。ニューヨーク・タイムズとシエナ大学が実施した世論調査で明らかになった。31日公表された同世論調査結果では、共和党予備選の有権者の間ではトランプ氏の支持率は54%。他の候補者では、フロリダ州のデサンティス知事が17%で2位につけ、ペンス前副大統領やニッキー・ヘイリー元国連大使、サウスカロライナ州のティム・スコット上院議員はいずれも3%となっている。』

2023年8月1日 火曜日