冬の星座

小学唱歌(古いですね)で最も好きな歌はと聞かれれば、「冬の星座」と答えると思う。
「木枯らし途絶えてさゆる空より」で始まる美しい旋律と格調の高い歌詞に魅了される。

歌に誘われて冬空を見上げると、夜7時ころには冬の大三角(the Winter Triangle)が認識できる。オリオンの右肩に位置するペテルギウス、恒星で最も明るいシリウス、プロキオンを認識するのは難しくない。オリオンのベルトにあたる位置にある3連星も美しい。

夜が更け、2時ころには、北の空に北斗七星(the big dipper)がくっきりと現れる。柄杓の淵を5倍に伸ばした位置に北極星(the North Star. Polaris)が存在する、というのを小学校で習った人も多いと思う。

寒さ厳しい夜更けに、北斗七星を見ると、その美しさと力強さに粛然とする。
「風止んで しじまの中に 光増し 我に伴え 北斗七星」
(2020.1.23)