夏の宿題

今日、久しぶりに「サザエさん」を見た。夏休みの終わりに、カツオは例によって宿題が終わっていない。まずは工作の宿題で大作を作ろうとするが上手く行かない。そうこうしているうちに夏休み最後の日が来て、結局はカツオの宿題を、波平とマスオさんが手伝うことになり、フネさんとサザエさんは徹夜用のおむすびを作るというお話だ。

この話は奥深い。大事を横に置いて小事に囚われることはよくある。楽なことばかりして苦は後回しにしがちだ。なさなければならないことを、本人がしないと、家族や会社では同僚や上司がやらなければならなくなる。宿題はさっさと済ませた方だったが、銀行に就職してからは、ピンチで上司に助けられたことは今でも思いだす。

今日新聞を取りに行ったら、玄関前でセミが死んでいた。ミンミン蝉の声はもう聞かれない。夏も終わりだ。4月から始まったフランス語講座も最後の9月に入る。ラジオ講座を毎日惰性で聞いてきたが、予習も復習もしないため、少しも身に付かない。

日曜にサザエさんを見終わると日曜も終わりと気づきブルーになるという話がある。カツオを笑うわけには行かない自分を発見し、いつものことなので、自分にあきれる。反省!

(2022年8月28日 日曜日)