ニューヨーク・タイムズ電子版より
今日の一言:
A friend in need is a friend indeed.
「まさかの時の友が真の友」
米国の「拡大抑止」がバイデン来訪で大きく取り上げられているが、従来の「抑止」との違いがよく分からない。IPEFとTPPの違いも同様だ。
「友情」には何が本当に必要なのか、「本質」を考える時期であり、苦言を呈するのも友人の在り方だとおもうのだが。
1.オーストラリアの新
【記事要旨】
スコット・モリソン現首相は敗北を認め労働党のアンソニー・アルバニーズ党首が新首相に就任する見込み。アルバニースはモリソン政権への信任投票として選挙戦を展開し、「革命でなく改革」を訴える。有権者は生活費の上昇や、モリソンの「否定と遅延政策」に懸念を抱き、アルバニースの代替エネルギー推進政策を支持。オーストラリアでは投票が義務化され、高い投票率は、労働党への支持が増えたわけではなく、環境保護を訴える小政党等が伸びた。オーストラリアでは選挙運動はソーセージ・パーティーのノリで投票へ行くのは仕事というより支持者の集会という建付けになっている。
【コメント】
この記事には結果が示されていないが、「豪放送局はオーストラリア下院総選挙(任期3年、定数151)での暫定の獲得議席数。アンソニー・アルバニージー氏率いる野党・労働党は72議席、スコット・モリソン現首相率いる与党・保守連合は55議席となっている 出典:オーストラリア放送協会(ABC)」と放送。連立は不可避で、環境政党や女性活動家がどのように政権に関与するかが今後の見物。
2.バイデン大統領はアジア友好国を歴訪
【記事要旨】
バイデンはトランプ政権で揺らいだアジアの同盟国との関係強化を目指す。韓国では11日前に就任したばかりの尹大統領と面談し北朝鮮に融和的だったトランプ政権から政策変更。今日は東京で米主導のアジアの経済構想を発表予定だが関税の引き下げを伴わない枠組みの有効性を疑問視するアジア諸国もある。ロシアのウクライナ侵入でぼやけたが、バイデン政権発足当初のアジア重視と中国への対抗政策を世界的に明示するのが訪問目的。
【コメント】
日本政府は何故IPEFへの参加を唯々諾々と賛成するのだろうか。TPPへ参加してもらうのが正論であろうが。IPEFでの台湾の取扱いも腰が据わっていない印象だ。
3.インド、バングラディシュでの豪雨
【記事要旨】
死者60人以上、家を失った人が100万人以上という豪雨が、家屋や駅や街を流出させている。今年はインド北部・中部でモンスーン期まえの豪雨が続き、バングラでは昨年はロヒンギャの難民キャンプに大きな被害が出ている。インド洋とベンガル湾からの影響を受けるインドとバングラは特に気候変動の影響を激甚に受けやすい。
【コメント】
これから日本でも集中豪雨の季節を迎える。他山の石にしたいものだ。
その他:
国連がウイグルの人権状況を調査。中国はどこまで見せるのですかね?
The U.N.’s top human rights official will visit Xinjiang, where Beijing has cracked down on the Uyghur minority, and other parts of China this week. Activists say the trip holds significant risks for the credibility of her office.
戦争犯罪の証拠
Atrocities: The Times is documenting evidence of potential war crimes, like killings in Bucha, some carried out by a notorious Russian brigade. A Times visual investigation shows how Russian soldiers executed people there.
フィリピンでの非都市生活
For decades, young Filipinos have left rural areas in pursuit of economic success, leading to overcrowded cities. The pandemic temporarily reversed that pattern, and many enjoy rural life. If the government makes good on stated efforts to reinvigorate the hinterlands, the shift may stick.
(2022年5月23日 月曜日)