世界の動き 2022.4.11 Monday

N.Y. Times 電子版より
今日の一言:
佐々木朗希投手が完全試合達成。13連続三振。19奪三振。105球。
人生のPerfect Mormentを見ました。

1.米はドンダスでの虐殺を警戒
【記事要旨】
 米軍によるとドンダス地方のイジウムからドニプロに掛けて大攻勢が見込まれる。空港が破壊されたドニプロではボランティアが運転するバスが救出活動。キエフから撤兵した露は東部での占領地域拡大に注力。露軍は侵攻の総司令官にシリアで民間人住居地域を攻撃したアレキサンダー・ドボルニコフが任命された。
 英ジョンソン首相はキーフを訪問しゼレンスキーと会談。オーストリアのネハンメル首相もキーフを訪問し今日プーチンと会談を予定。兵役年齢のウクライナ男性数千人が出国したが行為を恥じているとの報道。露では戦争支持派が反戦言動を抑圧。
【感想】
 欧州は軍事支援を強化。実際に派兵しないだけでほどんど参戦しているのと同じ状況になっている。ここまで支援するなら露の軍事行動前に経済制裁と軍事支援を発動しておけばよかったのにと思う。後知恵ですが。

2.マクロンとルペンが決選投票に
【記事要旨】
 マクロンは28.5%、ルペンは24.2%の得票率で4月24日の決選投票に進む見込み。ルペンの高得票は欧州の右傾化と反外国人の動きを示すとの見方も。ルペンは反移民政策から燃料価格の高騰やインフレを非難する姿勢に言動をソフト化。マクロンはウクライナ情勢に注力しすぎで国内問題に無関心の印象を与えている。投票終了の3時間前で投票率は65%。2002年以来最低で国民の政治への幻滅を示す。もしルペンが勝利すれば、英のBrexitとトランプの大統領選勝利に匹敵する政治的激震になる。
【感想】
 中道が28.5%で極右が24.2%ですか。政治には正規分布のベルカーブが当てはまらないんですな。
 英ジョンソンはウクライナ戦争で支持率を高めパーティー疑惑も吹き飛んだ。マクロンは戦争解決に努力してきたが自国で評価されていないのは皮肉。

3.カーンはパキスタン首相を解任される
【記事要旨】
 日曜の不信任案可決を受け、パキスタンでは早期の総選挙が予想される。野党のシェバズ・シャリフが暫定首相を10月の総選挙まで務める。2018年に政権についたカーンは経済の立て直しに失敗し軍部の支持を失ったのが失脚の原因。市場の自由化を図る一方福祉国家を目指す等カーンの政策は矛盾。外交では米国寄りから中露寄りに転換していた。
【感想】
 パキスタン情勢は連日NYTが取り上げている。軍事政権樹立を懸念しているのだろう。

その他:
メッカへの巡礼再開へ
Saudi Arabia will allow one million Muslims to travel to Mecca this year for the hajj, as long as they are vaccinated and under 65, and test negative.
シュンドルボンって初耳。マングローブで有名な世界遺産
In the Sundarbans, one of the largest deltas in the world that straddles India and Bangladesh, local women are leading an effort to mitigate the dangers of rising waters.
中国のロックダウンの影響
China’s lockdowns are holding up truck drivers, causing a new disruption to the global supply chain.

(2022.4.11 Monday)